1. トップ
  2. 日本では考えられない非日常な体験!トラベルライターも驚く、国境越えの方法とは

日本では考えられない非日常な体験!トラベルライターも驚く、国境越えの方法とは

  • 2024.3.9

こんにちは。トラベルライターのけんちょです。

島国で暮らす私たちにとって、海外旅行へのアクセス手段といえば、そのほとんどが飛行機による移動だと思います。一方で世界地図を見てみると、世界中の多くの国では日本の都道府県のように、他国との国境を陸続きに持っていますよね。こうした大陸に位置する国々は実は陸路で国境移動ができるということをご存知でしたか?

今回は四方が海に囲まれた私たちにとってはあまり馴染みのない海外ならではの体験、陸路を使った国境越えについて筆者の体験談をベースに紹介したいと思います。

国境を越える手段はさまざま

undefined
筆者撮影

国を超える移動において、最もメジャーな手段の1つが飛行機ですよね。実際、私たち日本人のほとんどが海外旅行へ訪れる際に飛行機を利用するのではないでしょうか。

こと海外においても、特にヨーロッパ間や東南アジア間の移動など、周辺地域においてはLCCが就航しているため、実は近隣の地域であれば、空路であっても思いのほか安価に国を超える移動が可能です。

また、陸続きの地域ではさらに安価に移動できる方法として、バスや電車などを活用した陸路での国境越えも可能なのです。

デンマーク~スウェーデンの電車移動

undefined
筆者撮影

初めて筆者が陸路での国境越えを体験したのは、デンマークからスウェーデンへと電車で向かった時のこと。首都であるデンマークのコペンハーゲンからスウェーデンのストックホルムまで、約600km程度の道のりを電車で約5~6時間かけて移動しました。

実際に筆者が最も驚いたのは、国家間の移動が日本の都道府県またぎの移動とほとんど変わらなかったという点です。EUに所属する両国の移動では、出発時や到着時の駅、国境付近で入国審査や手続きなどが全くなく、まるで新幹線で東京・大阪間を移動しているかのような気軽さで国境越えできたのが印象的でした。

ベトナム〜カンボジアのバスでの国境越え

undefined
筆者撮影

一方で筆者が抱いていた陸路での国境越えのイメージに近かったのが、ベトナムからカンボジアに向けてバスで移動した時のことです。ベトナム南部の街、ホーチミンからアンコールワットのあるシェムリアップまで、12時間以上かけてバスで向かいました。

何よりもまず初めに驚いたのがバスの乗車料金です。筆者が利用した当時、国境を超えるバスがなんと片道約2,000円という破格の乗車料金。LCCはもちろんのこと、東京・大阪間の夜行バスよりもはるかに安く国境越えができるということはただただ驚きでした。

undefined
出典:PIXTA

そんな東南アジアの陸路での国境越えは、EU内の移動とはまた少し異なります。筆者はベトナム側でバスに乗車し、カンボジア方面へ向けて出発しましたが、バスに揺られること数時間、両国の国境付近に到着すると、道中で乗客全員が一度バスの外へと下ろされるのです。

というのも、実は東南アジアの越境はEUと異なり、国境付近で入国審査・手続きが必要となります。そのため、乗車したベトナム側の国境付近で一度降車し、歩いて国境のゲートへ移動。出入国審査を終えた後、カンボジア側で待ち構えているバスへ乗車するといった流れになるのです。少し煩わしいと思いつつも、まず日本では考えられない非日常な体験に少しワクワクしたのを覚えています。

大陸続きの世界各国で陸路の国境越えができる

島国で暮らす私たち日本人にとって、海外へ訪れるとなると当然のように飛行機を利用しますが、実は大陸続きの国で暮らす人たちにとっては、電車やバスなどを使った国境越えもメジャーな手段の1つだったりします。

飛行機と比べると移動に時間を要してしまうなどのデメリットもありますが、その分海外ならではの体験を楽しんでみたり、車窓から異国の景色を眺めてみたりと、ローカルでゆっくりとした旅を楽しむことができます。時間や日程に余裕のある方は、ぜひ次回の海外旅行の際に陸路での国境越えにもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

※記事内の情報は筆者訪問時および記事執筆時点の情報です
※記事内の画像にはイメージが含まれます



ライター:けんちょ(Instagram/Webサイト
会社員/フォトグラファー。学生時代に友人に誘われたことがきっかけで、初海外でアメリカ横断へ。 これまでに見たことのない景色や、全く違う文化や価値観に衝撃を受け、気がつけば旅にどハマり。訪問国数26カ国ほど。訪れた魅力的なスポットはInstagramで発信中。 現在は都内IT企業に勤務しつつ、毎週のように大好きなサウナに訪れ、お財布と海外旅行欲を充電しています。