「何に見える？」あなたが“実は下に見ている人”がわかる心理テスト

私たちは無意識に、他人を下に見てしまう事があります。見下しがちな相手のタイプには、自分の価値観が色濃く反映されている事も少なくありません。あなたが実は下に見ている人はどんなタイプでしょうか？心理テストで探ってみましょう。

図形が何に見えますか？直感でお答えください。

1.魚

2.ネクタイ

3.氷枕

4.プレゼントの包み

図形が魚に見えた人が実は下に見ている人は、情熱がない人かもしれません。人生の中心にくるような夢や生きがい、あるいは仕事に対する情熱がなく、淡々と毎日を生きているように見える人をどこか下に見てしまう気持ちがあるのではないでしょうか。

このタイプの人は、人生において何より大切なものは、情熱を傾けられる夢や目標だという価値観の持ち主かもしれません。情熱を持って自分の人生を生きる事に価値があると信じており、熱い思いがない人には、怠惰で人任せな印象を抱いてしまうのではないでしょうか。

人生に壮大な夢や目標がある事は素晴らしい事ですが、皆が皆そう生きる事はできません。今ある何気ない日常を大切にして穏やかに日々重ねる生き方と、情熱的に何かを追い求める生き方、それらはどちらも等しく尊いものなのではないでしょうか。

図形がネクタイに見えた人が実は下に見ている人は、常識がない人かもしれません。相手にどんなに地位や実績があっても、魅力的に感じる面があっても、常識がない部分が見えると途端に「この人はだめだ」と感じてしまう事があるのではないでしょうか。

このタイプの人は、当たり前の事が当たり前にできる事が何より大切という価値観の持ち主かもしれません。常識的であるかどうかが、その人の土台という感覚があり、常識がない人には、どこか軽薄で信頼に値しない印象を抱いてしまうのではないでしょうか。

最低限の常識を持ち合わせている事は、良好な人間関係を築いていく上で欠かせない要素の一つです。ですが「常識」は曖昧で、時に主観的なものにもなり得ます。あなたの常識が相手のそれと異なる場合もある事を意識しておけると良いのではないでしょうか。

図形が氷枕に見えた人が実は下に見ている人は、知識がない人かもしれません。知識や経験が乏しく、物を知らない人、それゆえに話が合わない人をどこか下に見てしまう気持ちがあるのではないでしょうか。

このタイプの人は、さまざまな経験をし、そこで得たものを知識として積み上げる事に人生の価値を置く考えの持ち主かもしれません。知識がない人は世界が狭く、付き合っても刺激を得られないという印象を抱いてしまうのではないでしょうか。

あなたが「知識がない」と決めつけ、下に見ている相手も、必ず、あなたの知らない経験をし、あなたの知らない世界を知っているはずです。先入観で見切りをつける事なく、深く相手を知ろうとする事が、あなたの大切にする知識の扉につながるのではないでしょうか。

図形がプレゼントの包みに見えた人が実は下に見ている人は、ユーモアがない人かもしれません。考えに遊びやユーモアがなく、堅物で面白味なく見える人をどこか下に見てしまう気持ちがあるのではないでしょうか。

このタイプの人は、何事にも、ユーモアや遊びが大切だと考える価値観の持ち主かもしれません。それらがない人に対しては、関わる事で自分の世界が途端にシリアスで重苦しいものになってしまいそうな気がして、苦手意識を抱いてしまうのではないでしょうか。

あなたの持つユーモアと同じように、異なるタイプの人が持つ真面目さも個性の一つで、どちらが良いという事はありません。むしろ異なるタイプの人にこそ、自分とは違った面白味があり、それを知る事で人生はより豊かになっていくのではないでしょうか。

ライター：Koyuki
臨床心理士、公認心理師として、病院や学校で働いています。楽しく自分自身に目を向け、心が軽くなるような心理テストをお届けできればと思います！