今では見かけなくなった『自家用』の文字　“圧巻の職人技”に「お見事」「やはり凄い」

ネットで何でも手に入る現代。とても便利な反面、職人さんの技を間近で見る場面も少なくなってしまいましたよね。

こちらの投稿をされたサインズシュウ（@signsshu）さんがある職人技の動画を投稿したところ、4.4万いいねを集めて話題となりました。

そんな「技」がこちら…！

サインズシュウ（@signsshu） 2023年8月13日
最近は見かけなくなった、自動車の『自家用』表示。
今ならネットで切文字など簡単に手に入るにも関わらず、遥か香川県から自走でやって来てくれました。
切文字貼りでは風合いが出ないという『違いの分かる』方でした。
感謝しかありません。
看板文字書き職人冥利に尽きます。
#自家用表示

手書きで書いたとは思えない美しい文字！見ているこちらが息を止めてしまうような繊細な技ですよね。下書きもせず、車に直接書くのはなんだかドキドキしてしまいそう…。

右手で筆を持ち、左手で支えながら書かれていく文字。まるで機械で印刷したかのような美しさです。こんなにも整った文字が一発書きで書ける職人さん、かっこいい…！

こちらの投稿をされたのは、大阪府南部の泉州地域で看板屋「サインズシュウ」を経営している職人さん。今は見る機会がほとんどなくなってしまった文字書き作業をYouTubeでも公開しており、文字書き職人の技を広めています。

他にもこんな動画が

サインズシュウ（@signsshu）さんは、他にもこんな動画を公開されています。

サインズシュウ（@signsshu） 2023年8月10日
まだまだ手元には来ませんが、ジープの事ばかり考えています。
右後ろあたりにこんな文字を書こうと思っています。
以前所有していたJ3Rの車検証には『CJ3B-J3R』と表記されてましたが、ただ単に『J3R』とだけ書かれている車検証も見た事があります。
J3Rの中でも、使い分ける必要があるのでしょうか？

サインズシュウ（@signsshu）さんが書かれているのは、三菱ロゴであるスリーダイヤ。四輪駆動車のジープは最初期モデルがコンプリートノックダウン（部品を輸送して現地で組み立てる生産方式）だったため、スリーダイヤのロゴが入っていなかったそうです。

漢字だけでなく、マークや英語もとても美しい…！自分で文字やマークを書いた車は、一層愛着が湧きそうですね。

「ずっと見ていられる」「ホント尊敬」の声多数

このツイートを見た人たちからは、以下のようなコメントが寄せられていました！

ずっと見ていられる。書き順が独特なんですよね。いかに 読みやすく 美しく仕上げるか。お見事!!

四隅がフリーハンドでも綺麗なR いや文字全部も凄いんだけど… 知ってはいてもやはり凄い

職人さんって、本当に素敵な仕事だと思います。この味はデジタルでは絶対に出ませんので。

素晴らしく美しく書かれていて感動。左手の支えの使い方が素敵で見入ってしまいました。

これってこういう風に手書きしてたの？！さらにオシャレに見えてきた

どうやったらこんなに綺麗に書けるの！？と驚きの声も多数。

サインズシュウ（@signsshu）さんにその秘訣を伺ってみると、「常に反省と更新を繰り返すことです」というお答えでした。

最初からこんなにも美しい文字が書けたわけではなく、反省と更新を繰り返してこの技を身に付けられたのですね。より多くの人に知ってほしい職人技です。

機械などの発達で、絶滅の危機に瀕している看板書き職人。多くの人に手書きの技や温もりを知ってもらい、今後もずっと残っていて欲しいと願わずにはいられません。

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文／構成：TRILLニュース

提供：サインズシュウ（@signsshu）さん