Excel上達のカギはキーボード操作にありますが、使用頻度が少ないショートカットキーをなかなか覚えられないもの。そんな方におすすめしたいのが日常的に使用する行や列の挿入に関するショートカットキーです。日頃から使用することによって、だんだんキーボード操作に慣れていくことができますよ!
今回は、Excel操作時に使用する機会が多い行や列の挿入・削除をキーボードで行う方法を紹介したいと思います。
使用頻度の高い操作から順にショートカットキーを覚えよう!
Excelの操作に慣れている人でも、行や列の挿入や削除にマウスを使用している方は多いのではないでしょうか。マウスの右クリックは早いように思えますが、行(列)を選択し右クリックから挿入(削除)を選択という工程はキーボードによる操作と比べると正直なところ遅いです。
徐々にショートカットキーを覚えるにしても、使用頻度が高い行や列の挿入は最初に覚えるのにうってつけなので、ぜひこの機会にマスターしてみるといいでしょう。
そのうえで、まず覚えておきたいのが行と列を選択するショートカットキーです。
[行を選択するショートカットキー]
・Shift+スペース
[列を選択するショートカットキー]
・Ctrl+スペース
行を挿入・削除する
行を選択したら、続けてキーボードでショートカットキーを入力していきます。わずか2回ショートカットキーを押すだけで操作は完了します。
[行を追加するショートカットキー]
・Ctrl+テンキーの「+」
[行を挿入する方法]
1.行を選択する(Shift+スペース)
2.行を追加する(Ctrl+テンキーの+)
[行を削除するショートカットキー]
また、余分な行を削除したい場合は、Ctrl+テンキーの「−」を押すとできます。
・Ctrl+テンキーの「−」
列を挿入・削除する
列を挿入・削除する場合も行と同じように行を選択しショートカットキーを入力すると簡単にできます。
[列を追加するショートカットキー]
・Ctrl+テンキーの「+」
[列を挿入する方法]
1.列を選択する(Ctrl+スペース)
2.列を追加する(Ctrl+テンキーの「+」)
[列を削除するショートカットキー]
また、余分な列を削除したい場合は、Ctrl+テンキーの「−」を押すとできます。
・Ctrl+テンキーの「−」
なお、行や列を挿入する方法はほかにもいくつか存在しますが、キーボード操作をこなしていない人には操作がやや難解なので、操作に慣れてきてから徐々に覚えるといいでしょう。
キーボード操作に慣れていきましょう
今回はExcelの作業効率を上げるために最初に覚えておきたいキーボード操作を紹介しました。ショートカットキーでの入力はWindows版のほうが捗りますが、Mac版でも操作が可能なものもあります。この機会にマウス操作を減らしてキーボードで操作する時間を増やしていってみてください。
ライター:ちだい
家電・モノライター&デザイナー。オーディオやバッテリーなどの小型ガジェットを中心にモノ系やカルチャー・サービスなどモノ誌で執筆。趣味は映画鑑賞と競走馬。
編集:TRILLニュース
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