重症化することで、脳に障害が残る可能性もあるという熱中症。近年増えている台風や地震などの自然災害により、ライフラインが遮断された場合でも、夏の暑さは変わらずに襲ってきます。そんな過酷な環境下でも熱中症を発症しないためには、どのような対策が必要なのでしょうか?
そこで今回は、日本赤十字社の佐藤さんに取材を実施。被災時の熱中症対策について伺いました。
被災時の熱中症対策とは
--夏場に災害にあった時、水や電気がない中でもできる熱中症対策を教えてください。
佐藤さん:被災時でも、水分や塩分補給を怠ると、熱中症の危険性があります。水や食料といった生活必需品をいつでも持ち出せるよう、防災バッグを用意しておきましょう。
そのうえで、屋外での避難が必要な場合は、風通しのよい日陰へ移動したり、濡れたタオルでこまめに汗を拭いたりと、その時の環境下でできる熱中症対策を行ってください。
また、疲れている時や、睡眠不足などの体調不良によっても、熱中症のリスクが高まるので、できる限り休息を取るようにしましょう。
事前準備を怠らず、しっかりとした対策を
いつ自身の身に降りかかっても不思議ではない、自然災害。過酷な環境下でも適切な熱中症対策を実践できるよう、今からできる準備はしっかりと整えておきましょう!
今回取材したのは…
日本赤十字社 救護・福祉部 健康安全課
佐藤裕馬さん