消滅間近...今しか見られない“儚い絶景”を日本の最果ての地で見つけた

2023.8.8

こんにちは。トラベルライターのけんちょです。

海外25ヵ国、国内は47都道府県を制覇した旅好きの筆者ですが、これまでに訪れた地域やスポットの中には特に印象に残っている場所がいくつかあります。

今回はそんなトラベルライターの心に残る風景の1つ、最果て感のある景観が印象的なトドワラについてご紹介したいと思います。

最果て感が美しいと話題のトドワラとは...

今回ご紹介するトドワラは北海道の東の果て、野付半島にある立ち枯れたトドマツ林のことで、最果て感のある独特な風景が話題の観光地です。

道中の野付半島ネイチャーセンターに駐車場が完備されているため、ネイチャーセンターまでは車でのアクセスが可能。そこからはトドワラまでは徒歩による散策やトラクターで訪れることができるスポットです。

道中はまるで雄大な海外のような風景が広がる

野付半島ネイチャーセンターから立ち枯れたトドマツ林までは徒歩約30分ほどの道のり。徒歩とトラクターのどちらかの移動手段でトドワラへと向かいます。

道中には野生動物が生息していたり、美しい景観広がっていたりするため、片道は徒歩で散策し、片道は優雅にトラクターに乗って移動するのが筆者のおすすめ。

周囲の風景やトラクターで移動する様は、まるで映画に登場する海外の片田舎に訪れたかのよう。のどかで雄大な大地やガタガタと音を立てて走るトラクターは新鮮で、非日常を体験することができますよ！

トラクターの乗降場から目的地のトドワラまでは約5分ほどの道のりです。海の上に敷かれた木道を歩いてトドワラへと向かいます。少しずつ緑が少なくなっていく様などは、まるで最果てへと向かっているかのようですね。

この世の果てのような景観が広がるトドワラ

そして、まるで最果て感があると話題のトドワラの風景がこちら。ポツポツと立ち並ぶ枯れたトドマツがなんとも物寂しい雰囲気を漂わせています。豊かな自然や絶景は日本中に数あれど、逆にこうした荒涼とした風景は旅好きの筆者にとっても初めてで、強く心に残っています。

そんな腐朽したトドマツの枯れ木は風化や浸食によって年々減少しているのだそう。将来的にはすべて消滅すると言われており、この世の終わり感すら感じるこの風景も近い将来には見れなくなってしまう可能性があるため、早いうちに訪れることをおすすめします。

一風変わった自然の風景を見に訪れてみては？

今回ご紹介したトドワラは同じ自然が生み出す景観の中でも、山あいの絶景などとは全く異なり、他の地域では感じることのない素朴さや、もの侘しさが印象的なスポットです。

それ故にこれまで各地を訪れた旅好きの筆者にとっても強く心に残っている場所であり、自然の儚さや大切さを感じた場所でもあります。近い将来には見れなくなってしまうかもしれないスポットですので、少しでも興味が湧いたという方はぜひこの機会に足を運んでみてくださいね！

※記事内の情報は筆者訪問時および記事執筆時点の情報です。

ライター：けんちょ（Instagram / Webサイト）
会社員/フォトグラファー。学生時代に友人に誘われたことがきっかけで、初海外でアメリカ横断へ。これまでに見たことのない景色や、全く違う文化や価値観に衝撃を受け、気がつけば旅にどハマり。訪問国数25カ国ほど。訪れた魅力的なスポットはInstagramで発信中。現在は都内IT企業に勤務しつつ、毎週のように大好きなサウナに訪れ、お財布と海外旅行欲を充電しています。