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「えっ!?」チェコのヨーグルトを買った日本人女性→蓋を開けた瞬間、“衝撃”を受けたワケとは

  • 2023.6.29

何と言っても食は外国旅行の楽しみの一つ。食べたことのないおいしいものに出会えたら、それだけで旅行は大成功。でも、逆に食事にびっくりしてしまうこともあったりして…。

カルシウム摂取はヨーグルトから、蓋開けた瞬間走った“衝撃”

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筆者撮影

チェコは内陸国です。最近こそスーパーでも魚が売られるようになりましたが、まだまだその種類は少なく、お値段も高め。そうなるとどうにも食べる気をそがれてしまいます。魚を食べる量が減った分、心配なのはカルシウム摂取量。

そこで、苦肉の策で毎朝ヨーグルトを食べるようになりました。ちなみにこちらのヨーグルトは濃厚でクリーミー、甘味が付いたものが多く、ほとんどデザート感覚で食べられます。

チェコに住み始めて間もない頃。いつものようにヨーグルトを朝ご飯に食べようと蓋を開けると、いつもと見た目がちがいました。

なんだかつぶつぶしているような…?食べてみてびっくり。あっまいお米じゃないですか。牛乳で甘く煮たお米、しかもカップの底にはジャムが入ってダブルに甘々。

ミルクライスの存在を知ってはいたものの、食べたい人が自分で作る家庭料理的なものだとばかり思っており、まさかスーパーでヨーグルトに紛れるようにして売られているとは知りませんでした。

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筆者撮影

乳製品のカテゴリーに入る甘味のデザート系、ということなんですね。その時のびっくりは案外あとを引いてしまい、その後5年はミルクライスに手を出す勇気が出ませんでした。…とはいえ慣れとは恐ろしいもので、今では普通に食べています。

あまぁ〜い夕飯に面食らったことも…

もうひとつ、甘くてびっくり!は、食事として出て来た料理。オヴォツネー・クネドリーキ(ovocné knedlíky) と言って、ダンプリング生地の中に果物やジャムを入れて煮上げるものです。茹でたてをお皿に盛ったら、溶かしバターと粉砂糖をかけて戴きます。

それはそれでおいしいのですが、お夕食に出てきたことで面喰いました。日本の食べ物で例えるならば、あんまんが夕食に出て来るような感じかもしれません。

チェコの方はあんこが苦手

逆にこちらの人にとっては、日本のあんこが苦手な場合が多いよう。豆が甘いなんて!というのがその理由。実際、こちらの大学で日本学科に通っていた友人にお汁粉を作ったときに、思いっきり引かれた経験があります。

ちなみに今では立派な日本語通訳者となった彼女、和菓子は大好き。私にしても友人にしても、一風変わった味に慣れるということは、その国に慣れるということなのかもしれません。

 

※記事内の情報は記事執筆時点の情報です。



筆者:フィーチェク
チェコ人に日本の魅力を、日本へチェコの魅力を発信中。大変化を遂げたチェコの20年を見てきました。心躍るお菓子と絵本が大好き。
編集:TRILLニュース