1. トップ
  2. チェコの地下鉄に向かう日本人女性→入口からホームまで“衝撃の体験”に「ニヤニヤ」

チェコの地下鉄に向かう日本人女性→入口からホームまで“衝撃の体験”に「ニヤニヤ」

  • 2023.6.6

チェコには日本でいうところの遊園地がありません。「巡回遊園地」が村々をまわり、2週間だけの遊園地ができます。わが村では人通りの多い場所に設置されるため、幼稚園帰りの子どもたちはもう釘付け!

お母さんたちは遊園地から子どもの意識をそらせるのに一苦労です。…でも巡回遊園地を待たなくても、身近なところで“ジェットコースター”を楽しめちゃうんです!

ジェットコースターのようなエスカレーター

undefined
筆者撮影

それは、プラハの地下鉄入り口からホームまでのエスカレーター!

初めてプラハを訪れた方が乗ろうとして「?」、乗ってみて「!」。私も初めて乗った時はその速さに驚き、ニヤニヤするしかなかったほどです(困った時のリアクションって性格出ますよね~)。

undefined
筆者撮影

プラハ市交通局によれば、エスカレーターの速さの設定は3つに分かれていて、最速のものは何と分速54メートル。1秒で0.9メートルも進むんです。乗っていると速さに体が前に持っていかれそうな感覚さえ起こします。

この“プチジェットコースター”を通学・通勤時に楽しんでいた私。よもやこれに苦しむ日が来るとは思っていませんでした。その時は、子どもとベビーカーで外出するようになったときにやってきました。

小回りがきかない“ガッチリ”ベビーカーに、振り回される…

undefined
筆者撮影

チェコではエスカレーターにベビーカーを載せることを禁止していません。子どもが小さかった当時、地下鉄駅でエレベーターを備えている場所は少なく、みなさんベビーカーでも普通にエスカレーターを利用していました。

乗るときにはベビーカーのハンドルに体重をかけて前輪を浮かせたり、逆にハンドルを持ち上げて後輪をうかせたりと、器用に重心を移動させて体勢を調節します。使っていたベビーカーはかなりがっちり感があって取り回しにくいところに、超高速エスカレーターでこんな高等な技を要求されるなんて…もう気が重いったらありません。

undefined
筆者撮影

チェコの方々は小さな子どもをつれた母親にとてもやさしいので、ちょっと困っていると助けてはくれるものの、毎回助けてもらってばかりいるのもやっぱり気が重い。正直、地下鉄恐怖症になりかけました。

今は老朽化したものから順に新しいエスカレーターに交換されています。全てのエスカレーターが近代化してしまう前に(!?)乗りに来ませんか?

 

※記事内の情報は記事執筆時点の情報です。



筆者:フィーチェク
チェコ人に日本の魅力を、日本へチェコの魅力を発信中。大変化を遂げたチェコの20年を見てきました。心躍るお菓子と絵本が大好き。
編集:TRILLニュース