1. トップ
  2. 47都道府県を制覇した男性→北海道・知床でしか見れない“大迫力の光景”に大興奮したワケ

47都道府県を制覇した男性→北海道・知床でしか見れない“大迫力の光景”に大興奮したワケ

  • 2023.6.20
  • 7893 views
undefined
出典:rock ptarmigan/Shutterstock.com

こんにちは。トラベルライターのけんちょです。

豊かな大自然や、絶品グルメの数々、スケールの大きい絶景など、国内屈指の観光地として人気の北海道。そんな北の大地では、これから迎える初夏の季節に野生のシャチが見られるということをご存知ですか?

今回は旅好きライターおすすめの旅先、北海道・知床の『シャチ・クジラクルーズ』で大興奮した体験をご紹介します。

野生のシャチとの遭遇率が高いのは初夏の3ヶ月間だけ!

広大な北海道の中にあって、野生のシャチと遭遇することができる地域が、道東と呼ばれる北海道の北東部に突き出した知床エリアです。

例年、この地域で野生のシャチが見られるのは4月から8月の5ヶ月間で、特に遭遇率が高いとされるいわゆるピークシーズンは5月から7月にかけての初夏の3ヶ月間のみ。広大な大海原をシャチが悠々自適に泳ぐ姿は迫力満点で、これまでに47都道府県を制覇した旅好きの筆者もイチオシのアクティビティなのです。

クルーズの起点は知床半島東部の羅臼の街

undefined
筆者撮影

クルーズ船は知床半島東部の町、羅臼にある羅臼観光船乗り場から発着します。観光船は空きがあれば当日の申し込みで乗船可能ですが、確実にツアーに参加したいという方はインターネットからの事前予約がおすすめです。今回、筆者は北の知床観光さんの「Ohwashi」に乗船しました。

羅臼の町は霧の多い町と言われており、実際に筆者が訪れた時も見渡す限り霧だらけ!視界不良でツアーの催行を心配していましたが、この日は定刻通りの出航が決まり筆者も一安心。波の高い日や天候不良の日は安全性などの観点から欠航となることもあるので、日程に少し余裕を持っておくとより安心ですね。

クルーズ船は他の船と連携を取りながらシャチを探す

undefined
筆者撮影

羅臼の港を出発した船は東の国後島方面へ向けて海上を進みます。船の上は地上よりも10℃近く気温が低く、初夏とはいえ海の上は冷え込むため、羽織るものの準備が必須です。

そんな肌寒いオホーツク海を進むこと10分ほどが経った頃、先に出発した船から「シャチの群れを見つけた」との連絡が入りました。というのも、実は船同士が無線で連絡を取り合っており、シャチを見つけた船は、他のツアー船にその位置を報告するという仕組み。こうした連携プレーによって、広大な大海原であっても、ある程度の確率でシャチに遭遇することができるようになっているのですね!

undefined
筆者撮影

シャチがいると連絡を受けた場所に向かう道中には、野生のイルカが優雅に泳ぐ姿を発見。大本命はシャチのはずが、乗り合わせたほかの乗客たちもイルカの姿に興味津々。

本州ではめずらしいイルカといとも簡単に遭遇できるあたりも、北海道が持つ自然のスケールの大きさをひしひしと感じます。

undefined
筆者撮影

そして、連絡を受けたポイント近くに到着すると、そこには仲睦まじく泳ぎ回る4頭のシャチの群れの姿が。

大海原を大きな体で泳ぐシャチの姿は迫力満点で、群れで仲良く自由に泳ぐ様はとても可愛らしく、船内もシャチの発見とともに大盛り上がり!まさに日本ではここでしか見ることのできない感動のアクティビティなのです!

野生のシャチを見るなら5〜7月の3ヶ月月間がチャンス!

野生のシャチが見られる『シャチ・クジラクルーズ』は、47都道府県を制覇した旅好きの筆者が体験したツアーやアクティビティの中でも、特にテンションの上がる随一の体験でした。

遭遇率の高いピークシーズンは5〜7月のわずか3ヶ月月間の期間限定。大迫力で可愛らしいシャチの姿を一目見るために、今年の初夏ははるばる知床半島へ旅に出てみてはいかがでしょうか?

 


『シャチ・クジラクルーズ』
◆所在地:北海道目梨郡羅臼町共栄町31-1
◆電話番号:080-8299-6354(予約)

※記事内の情報は筆者訪問時および記事執筆時点の情報です。
※記事内の画像はイメージを含みます。



ライター:けんちょ(Instagram / Webサイト
会社員/フォトグラファー。学生時代に友人に誘われたことがきっかけで、初海外でアメリカ横断へ。 これまでに見たことのない景色や、全く違う文化や価値観に衝撃を受け、気がつけば旅にどハマり。訪問国数25カ国ほど。訪れた魅力的なスポットはInstagramで発信中。 現在は都内IT企業に勤務しつつ、毎週のように大好きなサウナに訪れ、お財布と海外旅行欲を充電しています。
編集:TRILLニュース