「丸文字でうまく書けない…」【書道家がやってる】一瞬で美文字が書けるコツがすごい！

学生時代、なんだか可愛いからと丸文字で書いていたら、大人になった今もそのクセが直らなくて、悩まれている方って結構多いのではないでしょうか。長年してきたクセを直すのには根気が必要なもの。でもたった一手間加えるだけで、大人らしい美文字に近づけるなら、嬉しいですよね。

今回はチャンネル登録者数181万人（2023年9月時点）の人気動画クリエイターであり、プロの書道家でもある東宮たくみさんの動画の中から、丸文字解消のポイントをご紹介します。

では、いわゆる丸文字から見てみましょう。

ひらがなの“あ”だとはわかりますが、上司や取引先の方などに宛てたビジネスシーンで使用するには、少し幼さのある印象の文字に見えますね。筆者もどちらかというと丸文字なので、どういう風にしたらキリッと引き締まった、大人な美文字に見せることができるのか、気になります。

最初に書いた丸文字は、3画目をノンストップでくるっと書いていました。右側の美文字の方は、結びと呼ばれている部分、止める部分はしっかり止めて角を立てて書いています。これはひらがなだけでなく、漢字でも言えることなんだとか。

例えば、会社という文字。丸文字で書くと、画像のようになりますね。方向が変わる部分を止めずに書くと角が立たなくて丸くなってしまいがち。これが丸文字になってしまう一つの原因です。

止めて書いてみると…

途端に大人な美文字に早変わり！止める以外にも線のバランスは整えているものの、一度キュッとペンを止めるという、この一手間を加えるだけで、字は劇的に引き締まります。

美文字を書きたいときは焦って書く必要はありません。ゆっくり落ち着いて、止めるところは止める。曲線でいいところはなめらかに書くなど、いろいろ探りながら書いてみるといいかもしれません。メリハリを大事に書いてみてください。

東宮たくみ
1982年生まれ。書道家。東京で書道教室を開いています。
Born in 1982.Japanese Calligrapher.I am running a Japanese calligraphy classroom in Tokyo.

※本記事は動画の権利者に許諾を得た上で記事の制作・公開を行っています。