『VIVANT』ネット考察、「本当の裏切り者は黒須（松坂桃李）」別班4人は実は生きてる説が有力か

3日放送の日曜劇場『VIVANT』8話、やはりSNSでの考察の声が止まらない。

父のノゴーン・ベキ（役所広司）に会うため、同じ別班メンバーを裏切った乃木憂助（堺雅人）。テントに捕まることで内部に入り込むことに成功する。しかし、一人だけ生き残った別班の黒須（松坂桃李）を、わざと“殺さなかった”ように見える描写、ならびに、やけにテントの内情を暴きたがる乃木の言動にも注目が集まっている。

 

※以下ネタバレを含みます

乃木は本当に仲間を裏切ったのかー隠された“真の目的”は別にある？

仲間を裏切り、テントの内部に入り込んだ乃木は、その理由を「父に会いたかったから」と発言している。しかし、おそらく目的は別にある。

父に会いたい、テントに協力したいという思いから寝返ったにしては、やけにテントの事情を洗いざらい暴きたがるような言動が目立つ乃木。あくまで乃木の目的は、ベキに取り入る振りをしてテントの目的を知ることなのではないか。

黒須以外の別班4人についても実は生きていて、この計画をあらかじめ知ったうえで乃木に協力しているとする見方がSNS上では有力。本当の裏切り者は黒須で、テントから派遣されたスパイなのではないか、との投稿もあった。

テントのリーダー・ベキの壮大な“計画”も明らかになった。さまざまな会社に誤送金させて生み出す莫大な利益は、孤児支援に使われている。幼い子どもを亡くした（と思い込んでいた）ベキにとって、それはなんら不自然ではない思考だ。しかし、裏の裏にはさらなる“目的”が隠されているのでは……と思えてならない。

 

ドラマ放送中のリアルタイム投稿はもちろん、撮影の裏側、撮影セットにまつわる話など、ドラマ制作の裏側まで見せてくれる『VIVANT』公式SNSも評判で、最終回を目前に、豪華キャストが集結する生放送、そしてドラマにちなんだイベントの開催も決定。大事なお知らせの伏線も無事回収された。『VIVANT』が起こす波の強さと大きさは、その印象的な第1話放送から衰えていない。

 

※記事内の情報は記事執筆時点の情報です。

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ライター：北村有（Kitamura Yuu）
主にドラマや映画のレビュー、役者や監督インタビュー、書評コラムなどを担当するライター。可処分時間はドラマや映画鑑賞、読書に割いている。Twitter：@yuu_uu_