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女優・尾野真千子さんに聞く【自分軸で生きる】ための心の糧とは?

  • 2019.11.30
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取材前から、あの芯の強さはどこからくるんだろうと感じていた、尾野真千子さん。実際お会いしてみて、そう人に感じさせる理由がわかりました。どんなときも自分らしく、自分軸で生きる、その源とは?

選択基準は「自分らしいもの」。服でもお芝居でも結局は自分らしいものに戻ります

ーー生きていると、いろいろ選ばなければいけない局面があると思うのですが、そんなときの選択基準はなんですか?

「自分らしいものですかね。服にしても自分らしいものを選んじゃいます。たまに遊んでしまうときもあるけど、結局は自分らしいものに戻ります。お芝居もそう。変わったことをしても、自分らしいお芝居に戻るし」

ーー今日着ていらっしゃる衣装も自分らしさで選びました?

「わからないけど……可愛いから着ました(笑)。衣装さんが尾野さんらしいと思って持ってきてくれたんだと思います」

ーー今、こんな服を着ているときが自分らしいというのは?

「動きやすい格好(笑)。スニーカーとパンツ、後は邪魔にならない格好です」

ーー作品選びはいかかですか?

「うーん……それはいろいろなんですよね。自分にとって新しいものだったり、おもしろく思えるものだったり。その時の体調、心の変化を考えながら選んでいます。そこからの作業として、自分らしい芝居をしますけど、作品選びはその時によって違いますね」

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認められなくても頑張っていたら「帰りたくない」から「親孝行したいから」に変わった

ーー前回のインタビューで、「ここまで来るまでにいっぱい努力した」とおっしゃっていました。ふり返るとどんな日々でしたか?

「そりゃあ売れないときは大変です。いくら頑張っても売れないんですから。でも、頑張ることに意味がある」

ーー心を強く持てたのはどうしてですか?

「私の場合は、多少は親に反対されたんですね。こういう世界で芽が出る人って、本当に限られていると思っていたから。でも諦めたら実家に帰らないといけない、それはいやだと思いました。やっとお芝居という好きなことを見つけたので、どうにかして続けたかった。だから(世間的には)なかなか認められなくても、できるところで頑張ってきました。そしたらだんだん『帰りたくないから』が、『親に恩返しをしたいから』に変わったんですよね」

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ーーまったく正反対の気持ちになったんですね。

「はじめは『なにくそ! 親がなんだ』と思っていたけど、今は親孝行したい、家族孝行したいから頑張るって。だんだんその気持ちが強くなっていきました。だからほとんど親のため、家族ためにやってきました」

ーーそれを心の糧にしてきた?

「そうです。親や姉妹をバカにされたくないと思っていました。『東京に出たのに芽が出てない』って言われたくなくて、頑張ってきたところはありますね」

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「これいいな」と思ったら年齢的にどうかなと思っても頑張る。好きなことをします!

ーーTRILLユーザーは25歳から35歳までの女性がメインなのですが、ときには、年齢を気にして自分に制限をかけてしまうこともありますが、尾野さんはいかがですか?

「うーんあるかな? 特に年齢とか、他人の目とか、あまり考えてないですね。自己中心的にいってますよ。服選びにしても、あまり気にせず選んでますね。そろそろこの年だから……って思うけど、ピンクも着たいじゃない!?(笑) ショッキング的な色のものも着たいし、もちろん似合わなければやめますけどとりあえず着る!」

ーーとりあえず着る。やりたいことはやる、言いたいことは言う?

「そうです(笑)。やりたいことをやって、年に合わなければ失敗にしますよ。運動不足で走れないとかね。でも『これいいな』と思ったら、年齢的にどうかなと思っても頑張ったりしますし、私より若い人たちに負けてられないと思ったりもします。うん、好きなことをしています」

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ーーそれって今までずっとそうでした? それともある年齢になったときに変わったとか。

「今まであまり深く考えたことはないですね。だっていまだにキャラクターものも持ってますよ(笑)。小学生や中学生の女の子たちが持っているようなものも持ってます。だって可愛いから。好きなものは好き。痛いものも身につけます。周りに痛いと思われても、自分がちょっと……と思うまでは続けます。そういうのをやめるタイミングは年齢や他人ではなく、自分で決めればいいと思います」

ーー尾野さんの頭の中にあることに優先順位をつけるとしたらどうなりますか?

「一番に遊ぶこと。遊ぶことと仕事が同じくらい占めていますね。仕事をやれば遊べるし、遊ぶためには働くし。でも両方とも好きなことだから嫌じゃない。だから同じくらい大事ですね」

 

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Movie & Photography:Yohei Takahashi(f-me)
Movie edit & Design:dely
Writing:Yuko Sakuma
Edit:Natsuko Hashimoto(TRILL編集部)