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女優・河北麻友子のハッピーオーラの作りかた

  • 2019.11.7

前回のインタビューでは、「24時間すべて自分らしいから、いつも楽しいんです」と語ってくれた河北麻友子さん。アメリカ育ちゆえか、自分の意志を明確にする、他人と比べない、自由に生きることを大切にしている彼女のポジティブシンキングの源とは?

自分がハッピーでいられることが一番大切。周りの目なんて気にする必要ないと思う

――TRILLユーザーの中には他人の目を気にするあまり社会的なプレッシャーを感じている人もいます。河北さんは「人にこう言われるからこれはしちゃいけない」みたいなことを考えることはありますか?

「全然気にしてない(笑)。気にはなるんですけど、気をつけられないんです。そして私はわりとはっきりした性格なんですよね。好きなことは好きとはっきり言う方です」

――そういう性格は海外出身ということも関係しているんでしょうか?

「それはあると思います。アメリカで生まれたので、小さい頃から自分で発信しないといけなかったので。イエスかノーか、はっきりした環境で育ったので、何かに対して『イエス』『ノー』を言っても良いというより、それが当たり前のことでしたね」

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――アメリカから日本に来て、他人に同調しないといけないような状況を息苦しいと感じることはありませんでしたか?

「私は合わせることがないので(笑)。でも他人に同調することの美しさももちろんあると思います。『ドクターX』で演じている伊倉瑠璃という役も、周りに同調しないといけないときは流れに身を任せる……そういうことをうまく使い分けられる役なのかなって思うんですね。大人になっていくに連れて、他人に合わせる部分も身につけることは必要なのかなと思っています」

――「30歳までに結婚しないと」とか「アラサーだからこの服を着るのはおかしいかな」とか、そういうこともあまり気にしません?

「全然気にしないです。30歳でもミニスカートは全然可愛いと思うし、自分がハッピーでいられることがいちばん大切だと思うので、周りの目なんて気にする必要ないです。自分が着たいものを着て、やりたいことをやる。難しいとは思いますけど、これを読んでいるみなさんにもぜひそう思って欲しいです」

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直感で楽しそうな方を選ぶ。選んだ方が良くなかったら途中で路線変更すればいい

――生きていると困難や乗り越えるのが難しい壁に直面することがたびたびあると思います。何か選ばないといけない局面に突き当たったときの判断基準はありますか?

「どっちが楽しいか。私は特殊だと思うんですけど、最終的には自分が選んだ道で悔いがなければいいんじゃないかと思うんです。だから周りに左右されずに、自分が進む道を自分でしっかり選ぶことが大切なのかなと思います」

――楽しいと思って選んだけど、そうでもなかった……ということはありませんか?

「あまりないです。直感で選ぶ方がいいみたいです(笑)。でも私が思うに、最悪選んだ方があまり良くなかったら、路線変更すればいいんじゃない? と思います。そこで『私はこれに向いていなかった。だったらもうひとつの方に挑戦してみよう』って、違うことに乗り換えるのは全然アリだと思います」

――ここまでのお話から察するに、あまり悩まないタイプですか?

「まったく悩まないです。強いていえば、こういう取材で『悩みは何ですか?』と聞かれるのが悩みです(笑)。それくらい悩みがなさすぎて! わりとハッピー野郎です」

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理想のタイプはずっと一緒に笑い合える人。結婚願望はあるけど年齢は目標にすぎない

――TRILLユーザーのいちばんの関心事は結婚と恋愛なのですが、河北さんが好きな人に求めることは何ですか?

「おもしろかったら何でもいいんです(笑)。楽しさ重視ですね。私がこんな感じなので、同じテンションでずっと一緒に笑っていられる人がいいなと思っています。そして笑いのつぼが同じ人がいいです」

――結婚願望はあります?

「あります。でもそういう部分でも年齢というのは、ひとつの目標です。時間が迫っていると思うんじゃなくて、目標として考えています」

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ミスをしたら落ち込むより行動に移す。言葉にして一つひとつその場で解決していきたい

――毎日楽しそうな河北さんですが、いやなことがあったら落ち込んだりします?

「全然落ち込まないです。ただ落ち込まない理由はすぐに行動に移すから。何かミスをしてしまったら、落ち込んでいるよりもちゃんと相手に謝ることが解決法だと思うんです。だからあまり落ち込んだり悩んだりしません。誰かとケンカしても『うーん……どうしよう』って考えているだけじゃなくて、その人に自分が思っていることを言って、その上で『あの時はごめんね』って言います。一つひとつ解決していかないと、悩みってずっと引きずっちゃうと思うので、切り換えるために行動しています」

――思ったこと、感じたことは溜めずにその都度言葉にすると。

「はい。言葉にしないと、どんどんどんどん大きくなっていきません? ちょっとしたことが自分の妄想で『あの人、私のこと嫌いなんだ……』って考えたりするから。別にそこまで大きなことではなかったのに、大きくなってしまうから、なるべくその場で解決をして、次に繋げるようにしたいと思います」

――小さいことが重なって感情が爆発することって多いですよね。

「だから1個1個解決していきたい。そして私対人じゃないときの悩みもあると思うんです。例えば仕事でうまくいかなかったり、セリフ間違えちゃったり。いろいろあると思うんですけど、私は性格的にそれを引きずってしまうと、次にせっかくチャンスが来ても、喋れなくなったりするので、今日はミスしてしまったけど、次に活かせるようにがんばろうって、なるべくポジティブな思考に持っていくようにしています」

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ファンの子たちの応援が仕事のモチベーション。SNSのコメントが力になってくれる

――では河北さんの仕事のモチベーションはどこから生まれていますか?

「私はわりとファンの子たちと身近な関係が築けていると思うので、SNSのコメントなどですごく勇気づけられます。今はみなさん発信してくださる場所がたくさんあるので、そういう場所でみなさんの声を聞いて『がんばろう』と思います」

――インスタのコメントにも目を通していらっしゃるんですね。

「『ドクターX』が決まって、webのニュースに私の写真が上がった時も、みなさん自分のインスタに写真を上げて『楽しみ!』って書いてくださったんです。それを見て『待ってくれているんだ』と思うと、もっともっとがんばろうって気持ちになります」

――今の頭の中の割合を数字で表すとしたら?

「頭の中が100%だとしたら仕事が30! 少ないか(笑)。でも仕事30、家族30、お友達20、ファンの子20ですね」

――全部が大切なもの、なんですね。では最後に将来目指したい女性像や理想とする自分の姿を教えてください。

「今は楽しくいろんなことをやらせていただいているので、その楽しさを忘れずにいたいです。大人になっていけばいくほど、責任を感じないといけないことが増えて、今まで楽しかったことが楽しく感じられなくなってしまう瞬間も出てくると思うんです。だからとにかくハッピーで楽しい毎日を過ごしたいなと思います」

 

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Movie, Photography & Design:dely
Writing:Yuko Sakuma
Edit:Natsuko Hashimoto(TRILL編集部)

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