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「24時間すべて自分らしい!」河北麻友子さんの女優としての楽しみとは?

  • 2019.10.31

大人気ドラマ「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」に出演中の河北麻友子さん。ドラマの現場が楽しいという河北さんは寝る瞬間まで「全力」だそう。そんな彼女が「ドクターX」の現場で改めて感じた演じること、女優という仕事の楽しさとは?

モデルと女優、共通するのは表現すること。表現の仕方は違うけど似ている

ーーモデル、女優として活躍中ですが、それぞれのお仕事に共通点はありますか?

「共通しているのは表現すること。お芝居は演じる役の人になることが表現ですが、モデルのときは着ている洋服がいちばんよく見えるようにポージングをします。それぞれ表現の仕方は違いますけど似ていると思います」

ーーモデルと女優、お互いに役に立っていると感じることはありますか?

「お芝居のお仕事をしていてもスチール撮影があるので、自分の役柄をスチール撮影でも表現できるのはモデルの仕事をやっていたおかげかなと思っています。モデルの仕事でいろんなポージングをするので、それが活かせていると思います」

ーー河北さんにとって女優のお仕事や演じることは、今どんなものになっていますか?

「今『ドクターX』に出演しているんですが、今回の現場では毎回違うものを求められているので、お芝居の楽しさが改めてわかりました。モデルやバラエティーの仕事では、自分とわりと近いものを要求されることが多いんです。でもお芝居をするときはその役柄にならないといけない。その現場ではいろんなアドリブが飛び交うので、そんな状況の中で伊倉瑠璃(『ドクターX』での役名)でいなきゃいけないのがすごく楽しいです。例えば、本番中にいきなりまんじゅうを渡されたときは、咄嗟に「食べよう!」と思って食べたんです(笑)。演技のお仕事は台本がある中で、自分で考えてできることがたくさんある気がします」

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アドリブが飛び交う「ドクターX」の現場は臨機応変にできるように意識しています

ーー「ドクターX」は第6シリーズまで続く大人気ドラマですが、ご出演が決まったときはまずどんなことを思いましたか?

「歴史のあるドラマなので出演できるのはとてもうれしかったです。ただその反面、人気作品すぎてドキドキでした。そしてシーズン6まで続いているので、チームワークが出来上がっている中にポンッと入ることになり、『大丈夫かな』って緊張感もありました」

ーー米倉涼子さん、西田敏行さんといった豪華キャスト揃いですが、その中に初めて入ったときの心境はいかがでした?

「いやもう、怖かったです! すごくドキドキしていたんですけど、みなさんとても優しくしてくださって安心しました」

ーー伊倉瑠璃という西田さん演じる院長の秘書役ですが、監督さんからは「フレッシュさは求めていない」と言われたそうですね。

「これまで新人の子が秘書の役をやることが多かったんです。だからそう言われたんですが、フレッシュさがない分、ちょっとでも面白くできたらなと思っています。日本語も英語も使える役柄なので、少しでも知的な感じを出せればと思います」

ーー伊倉瑠璃の役作りで工夫していること、難しいことを教えてください。

「撮影の前に自分で役作りを考えていくんですけど、アドリブが多い現場なので本当に大変です。最初のシーンから西田敏行さんに『ここは英語を入れていこう』と無茶ブリされたり、そういう要求をたくさんされるんですね(笑)。テストでも本番でも、毎回毎回みなさん違うお芝居をされるので、私も臨機応変にできるようにしています。だからずっと緊張感があるんですけど、それがすごく楽しいんです」

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ーーいろんな面で鍛えられる現場ですね。

「本当に! 緊張感があるというか、度胸が試される現場になっています」

ーーそう考えると女優として表現するということは自由度が高いのかなと思いました。

「お芝居には台本があって、全部決められた中ではあるのですが、その中で表現できる幅がいちばん広い気がします。だから今回はすごく楽しいです」

ーー演じることの楽しさってどんなところなんでしょうか?

「バラエティーやモデルの仕事は自分を強く出せるんですが、お芝居ではまったく違う自分になります。でもどこか共通していないと演じにくいので、共通しつつも全然違う自分になれることが楽しいです」

ーー今後やってみたいお仕事や役柄はありますか?

「女優のお仕事であれば、女優としていちばんの楽しみは自分とまったく違う役をこなせることだと思うんです。だから自分とはまったく違うような、殺し屋とかやってみたいですね」

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24時間常に全力! 仕事ではみなさんが私の「自分らしさ」を上手に使ってくれています

ーーTRILLは自分らしく生きたい人を応援するコンテンツでもあります。今、河北さんが思う自分らしさとはどんなものですか?

「難しい質問! 自分らしさって何だろう……。お芝居、モデル、バラエティー、いろんなお仕事をしてますが、私はわりとラッキーで全部楽しくやらせていただいています。なので自分らしさが欠けることがない状況に常にいると思います。だからいつもとても楽しいんですね。その中での自分らしさ……何だろう。わからない!(笑)」

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ーーでは日常で「これが楽しい!」「この瞬間が生き生きしているかも」と思う瞬間は?

「ずっとです。24時間ずっとそんな感じなんですよね。この企画のテーマにぴったり! っていうくらい、自分らしく生きています(笑)。遊ぶときはちゃんと遊んで、全部全力です」

ーー何をするときも全力?

「ずっと全力です。寝る瞬間まで全力! 寝るときも全力で寝ています(笑)」

ーーずっと全力でいるのって疲れないですか?

「全然疲れないです。多分周りの人が疲れちゃうんじゃないかというくらい、私は楽しんでいるので周りの人が大変かも(笑)。そして仕事をしていく上で、ありがたいことに英語が喋れるという自分らしさを活かしてくれる現場も多いんです。『ドクターX』でも英語が喋れる役ですし、バラエティーでも英語を使うことが多いので、私の『自分らしい』部分をみなさんがうまく使ってくれている気がします」

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自分らしくいるためのマイルールは常に楽しいことを考え続けていくこと

ーーここまでのお話の流れからすると、自分らしく生きるためのマイルールみたいなものは……?

「難しい!(笑)」

ーー特にないですか?(笑)

「でも……楽しいと思うことを常に考えていると思います。普通にお仕事していく中では難しいことかもしれないけれど、少しでも自分が楽しいと思うことを続けていければ良いんじゃないかなと思います」

ーーでは河北さんがいちばん楽しいと思っていることは何ですか?

「全部楽しいです。本当に! 私は楽しくなくなったら顔に出てしまうタイプなので、何事も続けられないと思います。でも今は本当に楽しくて自由に生きてるって感じがします」

 

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Movie, Photography & Design:dely
Writing:Yuko Sakuma
Edit:TRILL編集部

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