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【ロシア】婚姻届けが認められるまで、約1ヶ月!なかなか夫婦になれない国《カルチャー編》

  • 2019.3.31
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-食べることから知る、多様な世界-胃袋TRIP。9回目のロシア料理に続き、今回はロシアの文化やさまざまなお国事情について紹介していきます!前回料理についてお話ししてくださった「Cafe RUSSIA 吉祥寺」のサーシャさんにも最近のロシアについていろいろと教えていただきました。

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【国土】国内での時差10時間!東京-ベルリンと同じ距離を走るシベリア鉄道

世界一面積が大きい国として知られるロシア。その大きさは日本の約45倍にもなります!次に大きいカナダとの面積の差が1.7倍ほどあるので、ロシアが圧倒的な大きさを誇ることがわかります。

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Valera Nevsky/ Shutterstock.com

また、国土が東西に長~く伸びているため、時差は1番大きくて9時間もあります。モスクワ時間の15時のラジオが、東の街ペトロパブロフスク・カムチャッキーでは、いつも深夜に流れているそう。

その東と西をつないでいるのが、シベリア鉄道。東端のウラジオストクからモスクワまでを繋いでおり、途中下車をせずに乗り続けても、移動時間はなんと1週間もかかります!その移動距離はなんと約9,000kmにも及びます。東京からだとドイツのベルリンまで行ける距離。やはりロシアは広い…!

【歴史】世界一の巨大国になった理由はいかに!?国土拡大からソ連崩壊まで

一体ロシアはなぜここまで大きくなっていったのでしょうか?元々15~16世紀頃まではヨーロッパ国家の一つとして隣国と争いを繰り広げていました。当時は「モスクワ公国」といい、争いの末に、当時のロシア人が住む領土を支配しました。
その後東へと領土拡大をし、この広いシベリア地域を征服したのです。寒冷地で人口密度が低かったので順調に進み、シベリア部族と交渉をして成立したため、大きな争いなく拡大に成功したとされています。同時に西部と南部も拡大を進め、現在のロシアよりさらに大きな面積まで領土を広げていきました。

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Katvic/ Shutterstock.com

20世紀前半には世界初の社会主義国「ソビエト連邦(ソ連)」が誕生。その後もさらに拡大を続け、当時の面積は2240万平方メートルにも及びました。さらに1950年代には世界の最先進工業国になるなど、世界的な大国へと成長。宇宙開発をも牽引し、人々に夢を与えましたが、次第に食料不足や質の低いサービス、ひどい社会福祉制度などに国民は不満を感じるようになりました。

そして、原油価格の下落、民族紛争の多発、経済改革の失敗が引き金となり、1991年にソ連は崩壊。現在の民主主義国家のロシアに至ると言います。

【観光】猫が60以上も住んでいる(!)エルミタージュ美術館

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Brian Kinney Shutterstock.com

エルミタージュ美術館は、ルーブル美術館やメトロポリタン美術館などと並んで世界4大美術館と言われています。ここにはロシアだけでなく、各国の芸術家の作品が展示・収蔵されています。

美術館であると同時に、宮殿でもあるエルミタージュ美術館。広大な広さのため、全ての展示作品をしっかりと見て回るためには、1日や2日ではとても足りないほど!

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 Petr Ya/ Shutterstock.com

また、美術品を守るために雇われている「猫」が、なんと60匹以上いるそう!彼らは代々エルミタージュ美術館に住んで、ネズミから美術品を守っている立派な警備員。美術館では「猫の気を悪くさせてはいけない」という密かなルールが存在しているんだとか…!

【観光】まるでおとぎ話の世界♡聖ワシリイ大聖堂

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Baturina Yuliya/ Shutterstock.com

カラフルでお菓子のおうちのような、おとぎの世界から出てきたみたいなこの可愛い教会は、聖ワシリイ大聖堂という教会。ロシアの聖堂でもっとも美しい建物の一つと言われ、1990年にユネスコの世界遺産に登録されました。

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wasilisa/ Shutterstock.com

大小様々で一つ一つ異なる模様の8つの塔でできていて、中に入ることもできます。なんと内部も見事な装飾が!カラフルで上品な色合いで人気の観光スポット、ぜひ足を運んでみてください!

【宗教】国教ではないけど国民の6割が信仰するロシア正教

ロシアではロシア正教(キリスト教)、イスラム教、仏教、ユダヤ教など数々の宗教が信仰されていますが、最も普及しているのはロシア正教。礼拝通いの習慣は薄れているものの、国民の6割以上が信仰しています。

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Elena Odareeva/ Shutterstock.com

現在では国民の生活に深く入り込んでおり、オリンピックの選手団全員が正教会で必勝祈願として祝福してもらったり、有人宇宙船のソユーズを打ち上げるたびに司祭が安全祈願をしたりするほど。ロシア人は比較的宗教心が強くなく、儀式としてこういった場を大切にしている傾向があるようです。

【経済・仕事】ロシア経済を支える資源産業。でも人気の職業は…!?

この国の経済を支えているのは、石油、天然ガス、石炭、金属、原木などの資源産業。これらが輸出額全体の約8割を占めています。国土の広さゆえに資源が豊富なこともロシアの特徴の一つ。その他にも、航空機、自動車産業などの製造業も重要な分野として力を入れています。

このような工場での作業員として働く人が多いため、ロシアはシフト勤務の人も多いのだそう。なので、平日でも商業施設やマルシェなどは賑わうようです。

そんなロシアで人気の職業とは一体なんでしょうか。「Cafe RUSSIA 吉祥寺」のサーシャさんに尋ねたところ「男女問わず、教師、医者、法律家などの安定性が高く堅実な職業が人気ですよ」と教えてくれました。国の中心に一次産業があっても、他国同様に国家資格が必要な職業が憧れとなるようです。

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Miriam82/ Shutterstock.com

また、ソ連時代は社会主義国家であったため、以前から女性は男性と平等に働く環境にありました。なので、職場には女性管理職が多く、男性との比率は半々くらいだそう。また、結婚後も共働きをし、産後は祖父母に子供を預けて、早々に職は復帰をする人が多いんです。女性の社会進出の点で世界的にも先進国のようです!

【性格】意思はハッキリ!でも本当は温かく義理堅い人たち

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Vikulin/ Shutterstock.com

ロシア人は初対面でもハッキリと意見を言う人が多く、きつい人柄に見られがちのようですが、サーシャさんは「意思表示をするだけで、決して冷たくすることはありませんよ!よく外国の友人たちから『ロシア人はよく笑うし、義理堅い人たちなんだね』と言われます」と話します。
社会主義国家の中で誰もが平等に生きてきたので、自分の意見を口にするのは当然のこと。そのような国家体制だった背景もあり、初対面は冷たく感じるところもあるかもしれませんが、心を開くととても優しく接してくれるのです。

【恋愛】婚姻届は2ヶ月以内なら取り消せる!?法的クールダウンが必要なロシアの恋愛

恋愛面は女性主導というロシアの恋愛。それには古くから女性自身も社会主義の中で国を支えていたという自負があり、プライドを持っているからだそう。経済的にも自立している女性が多く、甘えずにいられる立場であることも理由の一つかもしれません。

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KELENY/ Shutterstock.com

そんなロシアでの結婚はちょっと他の国と違います。軽率な結婚を防ぐために、クールダウンの期間を設けるんです!まずは結婚の意思を示すために1カ月前に戸籍登録機関に届け出を出します。日本でいう婚約期間のようなもので、この時間に改めて結婚への気持ちを再確認します。この期間を乗り越えると、婚姻証明書を受け取ることができます。この間に別れてしまうカップルもいるのだとか…。無事に乗り越え、晴れて夫婦になれた時の喜びはひとしおですね!

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Petinov Sergey Mihilovich/ Shutterstock.com

世界一広い国、ロシアはやはり歴史も経済もスケールが大きい!社会主義の名残が今も深く残り、現在のロシアを築いているようです。さて、次はイタリアをご紹介!実はパスタは350種類以上って知っていました?4月上旬配信予定。お楽しみに!

Writing: 竹林佑子(エフェクト)

Edit+Design: TRILL