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【ウクライナ】美男美女多し!「お金持ちには興味なし」美女の恋愛事情とは《カルチャー編》

  • 2019.3.17

「ロシアの起源はウクライナにある」といわれるウクライナ。特に首都であるキエフには歴史ある美しい教会群が立ち並んでいます。そこで今回は、前回のウクライナ料理に引き続き、ウクライナの文化・歴史とあわせて、キエフの美しい教会を現地よりご紹介します!

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『ウクライナ基礎データ』(外務省)(https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/ukraine/data.html#section1)をもとに作成、The World Factbookから引用 

【産業】ヨーロッパの穀倉地帯!国旗は空色と小麦色を象徴?

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Lipatova Maryna/ Shutterstock.com

日本の約1.6倍(人口は3分の1程)という広い国土を持つウクライナには、黒土と呼ばれる肥沃な大地が広がっており、世界的にも有数の小麦の産地です。それ以外にも、とうもろしや果物などたくさんの農作物が栽培、輸出されています。一説によるとウクライナの水色と黄色の国旗は、空と実った小麦を象徴していると言われていのだとか!

【宗教】ウクライナ正教が大多数。よく目にする十字架とは違う形

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 Svetlana Parshakova/ Shutterstock.com

ウクライナの人口の多くが正教徒(オルトドクス)と言われています。この宗教は、ローマ・カトリック教会やプロテスタント教会が西ヨーロッパを中心に広がったのに対し、コンスタンティノープルを首都とするビザンチン帝国(東ローマ帝国)の国教だった教えで、ギリシャやロシア、ルーマニアなどでは多数派の宗教です。この教会で使われている十字架は「八端十字架(はったんじゅうじか)」。一番上の一本線はイエスの罪状書き、下の斜め線は足台を示しています。ポーランドと国境を接する西側にはカトリック教徒も多いため、クリスマスを祝うマーケットは開かれますが、本番は1月7日のウクライナ正教のクリスマスです。

【民族】美男・美女が多い!?その理由は○○にあり

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Forewer/ Shutterstock.com

美男、美女が多いと言われているウクライナ。長い歴史のなかで、寒い気候に適応するため、背が高くなりやすく、混血も多いため美しいと言われる人が多いのだとか。また、ウクライナ人は、とても親切で、困ったときでも、親身になって助けてくれます。

【恋愛】お金持ちは魅力なし?!「お金なんて二の次!」という女子多数

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NeonShot/ Shutterstock.com

キエフの街を歩いていて、よく見かけるのが、路上の花屋でバラを買っているおじさんや、花を持って歩く男性の姿。ウクライナではこのように、恋人へのちょっとしたプレンゼントや、日々のコミュニケーションを大事にする人がたくさんいます。

もちろん人にもよりますが、会えない時は、WhatsApp(日本のLINEにあたるもの。海外のほとんどの国で使われている)でメッセージやビデオを送り合っていたり、男性は家族との時間を大事にして早めの仕事を切り上げたりと、パートナーと一緒にいる時間を大切にする人が多いです。

また、あまりお金に重きを置かないのも特徴の一つ。旧共産圏の国では、国家や貨幣などを(ソビエトの崩壊のように)あまり信用できないもの、と捉えている人が多く「お金持ちだから結婚したい!」という人よりも「お金なんて二の次!」という人の方が多い印象です。

他にも、友人同士や恋人同士でも「これについてはどう思う?」などと意見を交わし合うこともよくあります。意見が違っても大丈夫(最終的には女性の主張が通ることが多い気がします)。男性も女性も自分の意見をしっかり伝えるところは、日本の恋愛との違いかもしれませんね。

【地理】コーヒーor紅茶で国籍がわかっちゃう?隣国ロシアとの違いは

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Minh Hoang Chi Bo/ Shutterstock.com

隣の国ロシア。ソビエト連邦の一員だったこともあり、ロシアとの類似点が多いウクライナですが、違いもたくさんあります。ウクライナ語はロシア語と似ているところも多いですが、ロシア語にないアルファベットがあり、異なる言語です。(ウクライナの人々は、ウクライナ語とロシア語両方を話すことができます)

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YaiSirichai/ Shutterstock.com

また、ロシアはほとんどの人が紅茶好きですが、ウクライナではコーヒー派が主流。街には、数々の美味しいコーヒースタンドがありますよ!

【観光】見た目でうっとり。荘厳で美しいウクライナの寺院5選!

苦難の歴史も多いウクライナですが、ここからはウクライナの栄光を後世に伝える、おすすめの美しい寺院を紹介していきます!

#1 ソフィア大聖堂

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 Anton Chygarev/ Shutterstock.com

1037年(諸説あり)に創建された、キエフ・ルーシの最盛期を象徴する聖堂。「ソフィア大聖堂」という名前は、当時の東方正教の最高峰であった、ビザンチン帝国(東ローマ帝国)の「ハギア・ソフィア」からとったものと言われています。建築様式は、はじめ13のドームを持つビザンチン様式でしたが、後に「ウクライナ・バロック」呼ばれる形式に改築されています。

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Natalia Bratslavsky/ Shutterstock.com

中に入ると、壁一面に広がるフレスコ画の美しさに誰もが圧倒されます。6mほどある祭壇のドームには、キリストのモザイクと両手を広げたマリア(オラント聖母)が参観者を見下ろしています。

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Bill Perry/ Shutterstock.com

聖堂の門ともなっている鐘楼からは、キエフの素晴らしい景色が見えるので、登ってみるのもおすすめですよ。

#2 聖ミカエルの黄金ドーム修道院

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ViktoriaIvanets/ Shutterstock.com

水色の壁面と天をつく黄金のドームが美しい修道院。起源は11世紀まで遡りますが、ソ連の宗教弾圧の一環で、取り壊されてしまい、現在の修道院は2000年に再建されたものです。

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Taras Verkhovynets/ Shutterstock.com

屋根にある、細やかな黄金の装飾にも注目したいところ。写真の中央の像は、大天使ミカエル。ウクライナやフランス、ドイツでは、天使であるとともに国の守護聖人とされ、モンサンミッシェルなどミカエルにちなんだ建物がたくさんあります。

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Damian Pankowiec/ Shutterstock.com

内部は壁を埋め尽くすのは、たくさんのフレスコ画。繊細な描写に、思わず見とれてしまいます。ふんだんに黄金を使った祭壇も見ているだけで、どこか敬虔な気持ちに。

#3 ペチェールシク大修道院

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Serhii Brovko/ Shutterstock.com

ドブリエル川沿いに広がる、修道院。ロシア正教の源泉とも言われており、現在でも、多くの巡礼者がこの地を訪れます。

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meunierd/ Shutterstock.com

7kmにもおよぶ城壁で囲まれた敷地内には、大聖堂や鐘楼、いくつもの教会や修道院、地下墓地などが点在し、全部見て回るのにはかなり時間がかかります。今回はその中からおすすめのスポットをセレクトして紹介します。

#4 ウスペンスキー大聖堂

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beibaoke/ Shutterstock


修道院の主聖堂であるウスペンスキー大聖堂。黄金のドームと、外壁に描かれた聖人がなんとも荘厳な雰囲気をたたえています。創建は11世紀ですが、ドイツ軍のキエフ占領時に爆破されて、現在のものは最近建て直されたものなのだとか。

#5 三位一体教会

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 EvrenKalinbacak/ Shutterstock.com

12世紀に創建され、現在もその美しい姿を残す教会。内部には、壁面に描かれたフレスコ画が当時の信仰を現在に伝えています。

【歴史】美しさの中に潜む負の遺産

ウクライナの栄光の時代は9世紀後半から、1240年にモンゴル軍に滅ぼされるまでの、キエフ・ルーシの時代だったと言われています。その後は、リトアニア公国やポーランドによる統治や、ソビエト時代、クリミア半島を巡るロシアとの対立など苦難の時代を歩むことに。キエフの街を歩いていると、そういった負の遺産を多く見かけます。

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 Olgysha/ Shutterstock.com

こちらは、ユーロマイダン(独立広場)といい、大天使ミカエル像が見下ろす、ウクライナを代表する広場は、2014年2月に、100人以上の犠牲者を出し、親ロシア派の大統領の国外逃亡で幕を閉じたユーロマイダン革命の舞台となりました。この革命をきっかけに、ロシアはもともと自領でソビエト時代にウクライナに帰属させたクリミア半島を併合し、現在でも紛争状態が続いています。

 

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OpopO/ Shutterstock.com

また、美しい教会の他にも、フォトジェニックなペイザジナ小道や、美しい景観と土産物を売る露店や観光客で賑わうアンドレイ坂、他のヨーロッパ諸国に比べて、安価に本格的なオペラを鑑賞できるウクライナ国立劇場などキエフは見どころいっぱい。長い歴史を乗り越えて、ヨーローッパの一員として、新しい時代を歩みだしたウクライナの“今”を訪ねてみてはいかがですか。

次回は今回にも出てきたロシアをご紹介。色鮮やかなピンクの料理に大注目!3月下旬公開予定。お楽しみに!

Writer: 立岡美佐子
旅とごはん、猫を愛する、編集者&ライター。大学卒業後、一般企業に勤めるも、旅好きが高じて編集者に転職。旅行やグルメをメインに企画・編集・執筆などを経験してきました。現地でしか体験できない情報や面白ネタを、わかりやすくお届けできればと思っています!

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