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【トルコ】婚活が不要な国?!駆け引きなし、ストレートな恋愛の理由とは《カルチャー編》

  • 2019.2.17

東洋と西洋の文化が混じり合うエキゾチックな国、トルコ。前回はトルコのB級グルメについて紹介しました。
そこで今回は、現地で会ったトルコ人に聞いた話を交えてトルコの魅力に迫ります!

■トルコってどんな国?

 

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「『トルコ基礎データ』(外務省)(https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/turkey/data.html#section1)をもとに作成、The World Factbookから引用 」

ヨーロッパとアジアにまたがるトルコ(正式名称はトルコ共和国)。国土は日本の2倍ほどあり、その95%がアジアサイドにあります。人口は年々増え続けており、2017年に8000万人を超えました。歴史都市イスタンブールのモスクや、奇岩地帯と地下11階にまで及ぶ地下都市が広がるカッパドキア、白い石炭棚に美しい水色の温泉が湧くパムッカレなど、見どころの多い観光大国の一つです。

【地理・歴史】東洋と西洋の十字路!文明の交差点だったトルコ

しかし、トルコの魅力はそれだけではありません!昔からこの場所は東西の文明の交差点として栄え、ローマ帝国、ビザンチン帝国、オスマン帝国と数多くの帝国が統治してきました。第一次世界大戦で、敗北したオスマン帝国を戦勝国が分割・併合しようとしたのに対し、トルコ人が抵抗し、独立戦争を経て今のトルコ共和国が建国されました。

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YusufOzluk/Shutterstock.com

写真は独立運動のリーダーで、後のトルコ初代大統領となるムスタファ・ケマル・アタチュルク。トルコ滞在中に建国の父であるムスタファ・ケマルの肖像を見ない日はないほど国民に愛されています。

【観光】観光天国トルコ!インスタで人気の気球のスポットはこの国にあった!

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muratart/Shutterstock.com

トルコは、観光天国といっても過言ではありません。写真は、インスタでも人気の気球で有名なカッパドキア。国内には、世界遺産がなんと18箇所もあるんです!
暫定リストには70を超える世界遺産が登録されており、その数は世界一なんだとか。他にも地中海沿岸の都市には美しいビーチが広がり、夏には多くのヨーロッパ人が訪れます。更に物価も安く(日本の約3分の1)、困っていても誰かしらすぐに助けてくれるので、安心して旅行ができます。
(※イスタンブールのスルタンアフメットの客引きには注意しましょう)

【宗教】学校や職場など公共の場ではスカーフ禁止!

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thomas koch/Shutterstock.com

トルコ人の多くはムスリムで、イスラム教のスンニ派です。他のイスラム諸国との大きな違いは、トルコが「世俗主義」といわれる政教分離政策をとっていること。

多くのムスリムの国では、女性は頭にスカーフを巻きますが(髪の毛など魅力のある部分は隠すべき、という考え方から)トルコでは、学校や職場など公共の場でスカーフをしていると違憲となります。最近では、その反動で、公共の場以外ではスカーフを着用する女性も多いのだとか。

【国民性】裏表がなく気さくでストレート!仲良くなったら、すぐチャイを一緒に飲むのがトルコ流

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Zurijeta/Shutterstock.com

基本的には、気さくでおもてなし精神にあふれているトルコ人。道を聞けば親切に教えてくれ、ちょっとした機会にチャイ(トルコの紅茶)をおごってくれることも日常茶飯事。家族経営のホテルでは、ご飯に呼んでくれるなど、こちらがびっくりしてしまうほどの歓待を受けることもあります。

家族のつながりが強いのも、特徴の一つ。独身の若者の半数以上が、家族と暮らしており、その割合はイスタンブールで6割以上、その他の地域では7割を超えるそうです。そんなトルコ人も性格は、とってもストレートで、日本人に比べると感情を隠さない人が多い印象です。

そして驚かされるのが、サッカーの熱狂ぶり。街頭テレビの前は発煙筒をもって、歌いながら応援するサポーターであふれかえります。トルコを代表するチーム・ガラタサライに移籍した長友選手も自身のツイッターで「練習試合でこんな光景を見るのは人生初」と、トルコのサッカー熱について語っています。

【恋愛】=結婚がほとんど。家族の同意を得てからデートが当たり前

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Breslavtsev Oleg/Shutterstock.com

イスラム教徒の多いトルコでは、基本的に婚前交渉は禁止されています。なので、恋愛=結婚を意味することがほとんど。自分で誰かを好きになることもあれば、親戚や家族からの紹介で出会うこともあります。また、恋愛をするにも、両方の家族の同意を得てからデートというパターンが多いようです。日本ほど感情を隠さない国民性のトルコでは、駆け引きなどをしないストレートな恋愛が多いようですよ。

【トルコ人】“超”がつくほどの親日国

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xtock/Shutterstock.com

もともと親切な人が多いトルコですが、とりわけ日本人には、親切な人が多いです。なんでも「世界で一番好きな国は?」という世論調査では、日本が一位になることも多いのだとか。その理由としては、3点あります。

1)1890年に和歌山県沖合で難破したオスマン帝国の船を地元の住民が助け、日本政府が生存者をトルコまで送ったこと、2)オスマン帝国の長年の宿敵であったロシアを同じアジアの国である日本が日露戦争で負かしたこと、3)トルコ国民が敬愛するアタチュルクが明治天皇を尊敬していたこと、などと言われています。

【美容】化粧品を買うのはスパイス店!?

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Zzvet/Shutterstock.com

トルコには、世界的な企業である「ローゼンセ」などをはじめ、多くの安くて質の良い自然派コスメがあります。そしてそれらを購入できるのは香辛料店!

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Pavel L Photo and Video/Shutterstock.com

エミノニュの近くにあるエジプシャンバザールをはじめ様々な場所で購入することができるので、お土産としてもオススメですよ!他にも、有名なブランドの香水と同じ香りを調合してくれる「D&P(エミノニュやイスティクラル通り沿いにあります)」というお店や、トルコ式サウナ「ハマム」、体のムダ毛処理を糸でやってくれる美容室など面白い美容法がたくさんあるので、観光の合間に体験してみても良さそうですね。

【食】中華、フランス、そしてトルコ。世界3大料理の一つの魅惑とは

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its_al_dente/Shutterstock.com

奥深いと言われるトルコ料理。トルコ料理の特徴は、アラブ諸国や、地中海の国々、東ヨーロッパ料理の影響を大きく受けていること。アジアからヨーロッパまで広い範囲の料理や食材が長い歴史を経て、現在のトルコ料理になっています。食材そのものの美味しさもポイントです。肥沃な大地や、地中海、黒海などに恵まれたトルコでは、良質な食材を手に入れることができるのです!

【飲酒】イスラム教だけどお酒が飲めちゃう?!トルコの飲酒文化とは

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他のイスラム教国とは異なりお酒もOK。あまり飲酒を奨励はしないものの、飲む人もいれば、飲まない人もいるといった感じです。ちなみに、トルコのテレビを見ていると、時々お酒にモザイクが掛かっていることもあります。

飲酒文化があるため、様々なお酒が売っています。爽やかな喉越しと、スッキリとした味わいがケバブと相性抜群のエフェスビールをはじめ、カッパドキアの近くで作られるトルコ産ワイン、アルコール度が45度以上あり、水で割ると白く濁るラクと呼ばれる干しぶどうから作られる蒸留酒など様々な物があるので、是非トライしてみてくださいね!

【食】"おつまみ"にあふれている世界・・・トルコ料理の「メゼ」とは?

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トルコ料理のメゼは、食前酒と一緒にいただく小皿料理のおつまみのこと。トルコ料理のレストランに行くと、ズラッとメゼが並べられ、メインの前にお腹いっぱいになることも。野菜からお肉、魚などたくさんの種類をちょっとずつ食べられるのも面白いですよね。

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有名なものとしては、ナスとトマトソースを合わせたもの、辛口のピューレや、ヨーグルトとガーリックを組み合わせたもの、などが人気のようです。

他の国にはあまりない、不思議で魅力的なトルコ料理。少々脂っぽいものもありますが、魚料理など日本人の好みにあったメニューも多いので、ぜひ現地に来た際は食べてみてください!

次回はピラミッドの国エジプトを配信予定!ナイル川から発展した2/23配信予定。お楽しみに!

 

Writer+Photo: 立岡美佐子
旅とごはん、猫を愛する、編集者&ライター。大学卒業後、一般企業に勤めるも、旅好きが高じて編集者に転職。旅行やグルメをメインに企画・編集・執筆などを経験してきました。現地でしか体験できない情報や面白ネタを、わかりやすくお届けできればと思っています!

Design+Edit: TRILL

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