【イラン】カルチャー編 「夜ピクニックと日本のドラマ、美容整形がブーム?!イランってどんなところ?」

舌をもとろかす美食や、圧巻の世界遺産で観光客に人気が高い国は数あれど、そこに住む「人」が面白そうで、旅に出たくなる国って少なくありませんか?中東に位置するイランは、そんな国の一つです。日本では、デモのニュースや中東で起きる事件のせいで危ないイメージを持っている方も多いかもしれませんが、実際のところはどんな場所なのでしょうか?
前回のイランのフード編に引き続き、旅をしてわかったイランとイラン人について、リアルな情報をご紹介します!

イランってどんな国?

日本人にとっては、まだまだ未知の国であるイラン。ここではイランについてトピックごとにチェックしていきましょう。

「「イラン基礎データ」(外務省)(https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/iran/data.html)をもとに作成、The World Factbookから引用 」

【宗教】国民の90%以上はイスラム教のシーア派

シーア派の聖地マシュハドでは、チャドルと呼ばれる黒い布に身を包んだ女性が多くいる
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シーア派の聖地マシュハド。ここでは、チャドルと呼ばれる黒い布に身を包んだ女性を多く見かけます。

まずは、イランについて簡単にご紹介。正式名称は「イラン・イスラム共和国」で、その名前のとおり、イスラム教の教えによって国を統治する体制をとっています。イスラム教には、シーア派とスンニ派という2大流派がありますが、イラン人の多くはシーア派(預言者モハメッドの子孫がイスラム教の指導者であるべきと主張する宗派)の信者。イスラム教徒の他にも、ゾロアスター教信者や、キリスト教徒、バハーイー教徒など多くの宗教の信者がイランには暮らしています。仏教などやイスラム教以外の宗教について話を聞くと、「別にいいんじゃない?」といった感想を持っている人が多かった印象です。

【宗教】外に出る時は顔と手だけを出すのがルール。イスラム教に基づく規定が多い!

へジャブと呼ばれる布で頭を覆う女性
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イランは、国の方針でイスラム教に基づく行動や服装の制限があります。代表的なのが、ヘジャブと呼ばれる女性の頭を覆う布。他にも身体のラインを出さない服装や、飲酒の禁止など日本人から見るとちょっと厳しい決まり事があります。

イスラム教に基づく行動や服装に制限があるイラン
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【国政】アメリカと仲が悪い?日本とは仲がいい?

アメリカとの関係は揺れている
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1979年、アメリカとつながりが強い王の圧政に苦しんでいた国民が、アメリカ大使館を襲撃し、現在の新しい政府を立ち上げたのがイラン革命です。以後、アメリカとは犬猿の仲が続いています。オバマ大統領時代には核合意(核兵器開発疑惑をかけられたイランが核開発を遅らせる代わりに、欧米は経済制裁を緩和する)など大きな歩み寄りがありましたが、トランプ大統領が核合意から離脱してから関係が揺れています。

日本に対しては、高性能の車のイメージや「戦争で負けたのにここまで経済成長したすごい国」という尊敬の念を持っている人が多い印象。日本のドラマ「おしん」が人気で、最高視聴率90%を叩き出したとか。

【経済】世界有数の産油国だからタクシーも激安!

街なかを走るタクシーは、かなり安価で乗ることができる
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イランは豊富な石油資源国です。中東で2位の石油埋蔵量を誇り(1位はサウジアラビア)、世界では第4位。アメリカのシェールオイルとは違い、簡単に採掘ができるところも大きな特徴です。ちなみにイランのガソリンの値段は1リットルあたり0.1ドル(日本の10分の1以下)で、街なかを走るタクシーや、都市間を結ぶ大型バスもかなり安価で乗ることができます。

【治安】他の中東地域に比べてかなり良い!夜ピクニックだってできちゃう。

モスクのライトアップは昼とは違った街の顔が見れる
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イランは国境付近を除けば、治安はかなり良いです。日が暮れてからも危険を感じるところはほぼなく、公園などでは夜更かししがちなイラン人の家族がピクニックを楽しんでいるのを見かけることも。モスクのライトアップもはじまり、昼とは違った街の顔を見ることができます。ホテルのベッドの横においておいたチップが、ずっとそのままになっていたという話もよく耳にします。ここまで治安がいい理由として、多くのイラン人は軍(または秘密警察)の存在をあげています。国境警備はもちろん、通信傍受などもあるらしく、かなり治安対策を徹底している様子です。

【観光】ペルセポリスにペルシャ庭園…美しい観光スポットがたくさん!

東階段に描かれた23の属国(エジプトやインド)の使者の様子
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新年儀礼のために築かれたペルセポリス。アバダーナ(宮殿)に向かうための東階段には朝貢(ちょうこう)に向かう23の属国(エジプトやインド)の使者の様子が描かれています。

各所には素晴らしい遺跡や寺院
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イランはかつてローマ帝国と覇権を争ったペルシア帝国だった国。各所に素晴らしい遺跡や寺院があり、短期間で観光するのが大変なくらいです。

【食】夜更かし+肉食派が多いイラン人。ティータイムは19時!

主食はナン。食感や厚さなど、種類は様々
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イランの主食はナン。ナンにはもちもちとした食感のバルバリや、薄めのラバシュなど様々な種類があります。他にごはんもよく食べます。魚料理もありますが、肉料理のほうがバリエーション豊か。たくさんのハーブを使うところも特徴的です。また、砂漠の地方では、ラクダのお肉を使った煮込み料理もいただけます。食事の時間は人にもよりますが、結構遅め。昼食を15時くらいに食べる人も多いですし、夕食は23時なんて人も。19時くらいにお茶の時間があり、チャイとお菓子を食べるため、かもしれません。

【恋愛】気になる女性の恋愛事情は…?

イスラム教国であるイランでは、女性がボーイフレンドを持つことは違法とされている
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厳格なイスラム教国であるイランでは、女性がボーイフレンドを持つことは違法。では、どうやって結婚相手を見つけるのかというと、その多くが親や親戚の紹介です。20歳くらいから「こんな人はどう?」と男性を紹介され、気になる人がいれば親同席のもと会って食事やお茶をし、お互いのフィーリングを確かめ合ってから結婚、というパターンが主流なのだとか。ただし都市部では、同棲してから結婚をするカップルも結構いるらしいです。イラン人にとって家族はとても大切で、結婚後も親しい家族づきあいをすることから、家族との相性を重視する人も多いそうです。

【国民性】どこに行っても「サローム!」「サローム!」目が合えば、笑顔で挨拶

どの街を歩いても目が合えば笑顔で挨拶してくれる
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多くの旅人が口をそろえて絶賛するのは、イラン人のホスピタリティ。丁寧な道案内はもちろん、さっき会ったばかりの家族と意気投合して家に泊めてもらったというエピソードまでよく耳にします。イランの挨拶は「サローム」。どこの街を歩いていても目が合えば大人も子供も笑顔で挨拶してくれます。

そして、次に言ってくれるのが「ウェルカム トゥ イラン!」。他にも迷っていたらその場所までわざわざ連れて行ってくれたり、タクシーに乗っただけで果物をいろいろ分けてくれたり…そのエピソードは数え切れないほど。

イスラム教には「旅人を大事にすべし」という教えがありますが、イラン人の和やかな性格的な部分も大きいような気もします。

安心して現地の人と同じ価格で買い物が楽しめる

物売りの人がしつこくないところも旅人としてはうれしいポイント。現地の人と同じ価格で買い物ができます。

バスで隣に座った女の子語が家に招いてくれた、なんてこともよく聞きます。現地の旅行会社の人によると、危険な人はほぼいないが、家族連れや夫婦の方が良いとのことです。イラン流のおもてなしを受けてみるのも面白いかもしれません。

【国民性】鼻を整形するのは当たり前?!

鼻の整形手術が当たり前の整形大国
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イランの街を歩いていてあちこちで見かけるのが、鼻に包帯やテープをつけた若者たち。これは鼻の美容整形手術を受けた証で、イランではちょっとしたステータスでもあるのだとか。イランはかなりの整形大国で、鼻の整形手術は当たり前。鷲鼻を削ってまっすぐな鼻にしている人がたくさんいます。ちなみにイランでは、目が大きくて鼻が低い顔がモテるらしいですよ!

【国民性】木曜の夜を楽しむことがイランのリア充の証拠

木曜日の夜になると街は休日モードのイラン人で溢れる
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イランの休日はイスラム教の休息日である金曜日。この日には多くのイラン人が家族や友人たちと余暇を楽しみます。もちろん、映画やショッピングなどに行きますが、大きな公園に家族でピクニックに行ったり、友人と砂漠へサンドライディングに行ったりすることもしばしば。木曜日の夜になると街は休日モードのイラン人で溢れます。

イランにはお酒を飲めるバーがないので、カフェが大人気
eFesenko/Shutterstock.com

また、カフェも大人気。イランにはお酒を飲めるバーがないため、たくさんの人がカフェに行って友達とおしゃべりを楽しみます。テヘランにはモダンなカフェから伝統的な庭園が美しいカフェまでいろいろあるので、観光の合間にでもぜひ寄ってみてはいかがでしょうか。みんなで水タバコを嗜むおじいさんたちも!

水タバコを嗜むおじいさんたち
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「百聞は一見に如かず」。日本にはなかなか馴染みが薄いイランですが、実際に訪れるととっても親切な人々や、日本とは全く違うカルチャーに驚くことばかり。次の旅行先を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください!

次回は、チーズフォンデュが有名なスイスについて紹介します!1/26,27配信予定。お楽しみに!

Writer: 立岡美佐子
旅とごはん、猫を愛する、編集者&ライター。大学卒業後、一般企業に勤めるも、旅好きが高じて編集者に転職。旅行やグルメをメインに企画・編集・執筆などを経験してきました。現地でしか体験できない情報や面白ネタを、わかりやすくお届けできればと思っています!

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