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カッコイイ女代表! 夏木マリさんに聞く結婚とは?

  • 2018.8.1
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59歳でミュージシャンの斉藤ノヴさんとご結婚された夏木マリさん。「結婚したからって安定するわけじゃない」と語る夏木さんの結婚観とは? TRILL世代のお悩み第1位の結婚について、深いアドバイスをいただきました。

 

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結婚したからといって幸せになるわけではない

ーー夏木さんは2011年にご結婚されましたが、もともとは結婚願望みたいなものは持っていらっしゃったのでしょうか?

「私はどちらかというと、結婚したい派ではありませんでした。主人とはパートナーという形で一緒に住んで、そうすると“家族”が見えてくるんです。彼に高齢の母がいたので、彼女の終末に寄り添う時、私が嫁という立場でいたほうが、安心してくれるだろうと思ったの。私、意外と真面目なんです(笑)」

ーーTRILL読者には「30歳の壁」を感じる人が多いようで、「仕事もしたいけど30歳までには結婚したい」と焦っている人たちにアドバイスをいただくとしたら?

「ちょうど、アラサー世代の女性のお悩みに答えた『好きか、嫌いか、大好きか。 で、どうする?』という本を出版したんですが、みなさん本当に『結婚したい、結婚したい』って言うのね。確かに女性には出産という現実的な問題があるから、焦るのもわかるんです。でも、結婚って人ありきでしょう? まず人があって結婚に至る。焦って合コンみたいなもので相手を見つけても本末転倒だと思います」

ーー結婚して幸せを掴みたいと、みんな言いますが、それで幸せになれるわけではない?

「結婚して二人になると、何か幸せで安定する感じがするんですね。 でも安定はないです。2人で生活を始めるのですから…。一人の孤独より二人の孤独のほうが怖い。そうならないように努力するのは大変です」

ーー二人の孤独……確かに怖いですね。

「一人の孤独はまあ当たり前ですよね。一緒に暮らすということは自分も成長するという努力をすること。だから私も結婚前よりは少しは成長しました。人の意見を聞くとかね(笑)」

 

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結婚ありきで進むのは本末転倒

ーーご結婚前は頑固なほうでしたか?

「一人でいる時間が長かったので、一人で何でも決めて好きなようにしてきましたから、結婚して一歩譲ることも学びました。私が結婚したのは59です。世間が熟年離婚するころね(笑)。
その人に合った結婚年齢というものがあると思うし、万が一結婚しなくても、それで悲しく思うことはないんです。それは『あなた一人で人生を生きてみなさい』っていうことかもしれない。人に合わせなくていいと思う。
子供は欲しいと思う人もいるでしょうけど、それにしたって『結婚ありき』で進まなくていいと私は思います。だってこの人だから結婚したいって思うんでしょ?」

ーー周りがどんどん結婚していくから、親に急かされるから……そういうことに気持ちが揺れ動いてしまう人は多いと思います。

「親御さんとよく話せばいいと思います。ちゃんと自分の気持ちを伝えれば、親御さんだってわかってくれるでしょう。みんな意外と自分の気持ちを話さないんじゃないかしら。人生相談のお悩みを見て思うんだけど、『結婚しなさい、結婚しなさい』と言われて、しなくてはいけないと思い込んでしまう」

 

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結婚という前に、まずは自分を深く知ることが必要

ーー雑誌で20代から40代の女性のお悩み相談の連載もしていらっしゃいますが、その年代の女性の悩みを聞いてどんなことを感じられますか?

「悩んでいる人って動かないわね」

ーー悩んでいるだけで行動しない、と。

「考えているだけ。でも考えたって前に進まないんです。だからまず自分を知らないと」

ーー自分を知るためにはどうしたら?

「自分を知るまで行動しないとダメなのよ。みんな自分でできることをやったつもりになって『どうしましょ?』って困っているけど、一度動いてみなさいということですよ。行動して、失敗して『ああ、そうだ』と思うことによって、頭も気持ちも整理することができるから。動かないとわからないんです。
例えば今日はそこに5歩で行けると思っていたのに疲れて10歩かかっちゃった。でも同じ場所に2歩で行ける元気な日もあるじゃない? 実はみんな自分の身体のこともそんなに知らないと思うのよ。そしてメンタルもね。身体を動かすとメンタルも動き出すから動きなさい!というアドバイスはしますね」

 

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自分の核を持つことが自分らしさにつながる

ーー夏木さんにとっては、行動したことによって大きく変わったという分岐点は?

「『印象派』(ダンス、音楽、演劇などを駆使して表現されている)という舞台で全てのクリエイションを創造する作品を始めたことですね。40代に入ったころかな。
たぶん、どんな仕事をされている方でも、自分の核となるものがあったほうがいいと思います。自分の得意技というか、『私はこれができます』と言えるものを作る。平均して何でもできるより、どこか欠落していたとしても、ひとつ良いものがあるほうがいいんじゃないかって私は思います。それが自分らしさにつながると思うから」

ーー夏木さんのチャレンジする力ってすごいですよね。でもそれってかなり勇気が必要だから、普通はなかなか踏み出せないかもしれません。

「そうね、だから常に崖から飛び降りる覚悟って必要ですよね」

ーー失敗を恐れるなってことですね(笑)。

「失敗して学ぶのです。失敗の数だけ人間って深みが出ると思うから。失敗した分だけ賢くならなきゃね」

 

 

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Movie Director:Yohei Takahashi (f-me)
Photographs:Tatsuya Sasaki (TWELVE MANAGEMENT)
Writing:Yuko Sakuma
Coordinate:Makiko yanagi
Edit:TRILL編集部