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ジャージは絶対NG!? 夫に「おばさんくさい」と思われない部屋着とは

  • 2015.2.11
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【ママからのご相談】

結婚3年目の30代です。少し前から夫に「そのジャージおばさんくさい。もっとおしゃれにすれば?」と言われました。家事をするのに動きやすい服装をするのがいけないのでしょうか。夫だって家ではシャツとジャージなんです。 どうして女性だけ言われるのでしょう?

●A. 男性は、いつまでも女性としての魅力を感じていたいようです。

ご相談ありがとうございます。夫婦のさまざまな問題を取材して回っているフリーライターの桜井涼です。

相談者様と同じようなことを言われたという主婦の方は実に多いです。実際に話を聞いた中で、既婚者である男性はいつまでも奥様を女性として見ていたいという願望があるように感じました。男性は結婚前のお泊まりのときに見た、かわいいパジャマや部屋着をいつまでも着ていてほしいと願っている節があります。

●ジャージが嫌だと感じるわけとは?

既婚男性に取材をしたときに話していた内容です。実際にどのようなことを思っているのか見ていただきたいと思います。

『疲れて家に帰ってきているのだから、家ではかわいい嫁さんの姿で癒やされたい』(結婚7年目/40代会社員)

『子どもの世話とかあるから動きやすいのかもしれないけど、ジャージはだらしなく見えるし異性として見られなくなっていく気がする』(結婚11年目/40代会社員)

『結婚前とあまりの違いに女だということを忘れそう』(結婚3年目/30代サービス業)

『いつまでもかわいくしていてほしいからジャージはNG。できれば、ふわふわした感じのものがいい』(結婚1年目/20代SE)

『ジャージでもいいけど、かわいいものをチョイスして、家の中でも見た目に気を使って欲しいと思う。結婚しても女らしさを感じたい』(結婚5年目/30代公務員)

古いジャージやかわいさの感じられない部屋着(毛玉がびっしり付いているようなものなど)は、女性としての魅力を感じないという意見がかなり多く、愛した女性にはいつまでもそのままでいて欲しいという気持ちと、心の中で“非日常”を求めていることがわかると思います。

●結婚しても“非日常”を感じたい男性

AKB48などのプロデューサーである秋元康氏の著書『恋について僕が話そう』の中でこんなことを書いています。

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『結婚というのは「日常」なんです。そして、恋愛は「非日常」なんです』

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結婚をすると、常に2人で日常生活を営みます。最初はそれがいいように思えるのですが、お互いに“非日常”が欲しくなってくると思います。相談者様もそうではありませんか。もちろん、私もそうです。

世の中では“非日常”を求めて、旅をしたり浮気をしたりとさまざまな行動を起こすのでしょう。お互いが非日常を求めているのならば、部屋着をかわいいものに変えて、こちらから“非日常”を先に与えてあげることで解決できます。女性から先に与えることで、男性も非日常を与えてくれるようになるのです。

この行動を心理学では『好意の返報性』(好意には好意が返ってくる)と言います。人は、何かしてもらった記憶を打ち消すために、何かしてあげようとするのだそうです。

私も主人から言われてかわいめな室内着を着ています。うれしさを口には出していいませんが、以前より“してくれること”が多くなったのは事実です。

●温かく、動きやすく、洗濯のしやすい“かわいめの室内着”を

かわいい服は汚したくないと考えてしまう女性にとって、「掃除や家事育児をかわいい室内着で行うなんてムリ!」と考えてしまいますよね。キャミソールワンピやオールインワン、ショートパンツとパーカーなどを思い浮かべてしまいますが、何が何でもこういった類でなくてもいいのです。

“かわいくて温かみの感じる色使いのもの”や“手触りのいいもの”の条件を重視して部屋着を選んでみてはどうでしょうか。そうすれば、パジャマでもジャージでも何も言われなくなるはずです。今はかわいいデザインで汚しても洗濯が簡単にできて、温かい素材で動きやすく値段も手頃なものが売られています。それらを活用してみてはいかがでしょうか。

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男性の本音は、自分勝手なものだと思われるものが大変多いです。仕事も家庭も支えている女性にとっては、文句の1つも言ってやりたくなるのもわかりますし、相談者様のように、「なんで自分だけ!」と思われるでしょう。

安易に反論するよりも、賢くなってご主人に大事にされた方が、相談者様にとって得るものが多いような気がしてきます。一度試してみてはいかがでしょうか。

【参考文献】

・『恋について僕が話そう』秋元康・著

(ライタープロフィール)

桜井涼(フリーライター)/新潟県佐渡島出身。親が転勤族だったため、幼少期より引越し・転校を多数経験しました。母親が病弱だったこともあり、「地球が滅亡しても生きていける!」と呼ばれている父の元、家事からサバイバルまでを様々経験してきました(そのワザが震災時に大活躍!)。4人兄弟の長として奮闘してきましたが、現在は、2児の母をしています。妊娠中と出産のハプニングを乗り越え、今はフリーライターとして活動中です!

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