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ココが違う! 成績上位の生徒に共通している勉強法4つ

  • 2015.2.10
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【ママからのご相談】

小学4年生の息子と小学2年生の息子がいます。上の子が先日の個人懇談で算数や漢字の定着度が低いと先生から指摘がありました。家庭学習は宿題以外にもそれなりに時間をかけて(1日1時間くらい)やっているのですが……。息子に聞くと、「勉強の仕方が分からない」と言います。5年生でこんなことで大丈夫でしょうか?

●A. 成績上位者が実践している“勉強の4つのポイント”を意識して学習してみましょう!

ご相談ありがとうございます。フリーライターのパピルスです。

個人懇談などで学習状況についての説明を受けて不安になるお気持ち、よくわかります。家庭学習の時間を取っているのに、実際には身に付いていないと心配になりますよね。

あるアンケートでは小学生の約40%が、「上手な勉強のやり方が分からない」と回答しているのです。どうしたらしっかり成果が出るような勉強の仕方を身に付けられるのでしょうか。

こちらのアンケートでは成績上位者が日頃行っている勉強方法についての回答もまとめられていますので、詳しくご紹介します。

●勉強のやり方がわからない!

ベネッセ教育総合研究所が2014年に、小学4年生から6年生を対象としたアンケート調査を行ったところ、“学習上の悩み”について、60.2%が、「どうしても好きになれない教科がある」と回答したのに次いで、39.9%が、「上手な勉強のやり方が分からない」と回答しています。

「上手な勉強のやり方が分からない」という回答は、中学生になると54.7%に増加します。年齢と共に自然と勉強の仕方が上手になるというよりは、「勉強のやり方が分からない」と悩むお子さんの方が増える傾向にあるようです。

また、成績別(自己評価)で同じ項目について分類すると、成績上位者で、「上手な勉強のやり方が分からない」と回答したのは29.9%だったのに対し、成績下位者は75.0%と大きな差があります。

●成績上位者の勉強方法の特徴4つ

さらに、アンケート回答者を“成績上位×学習時間が短い”グループと“成績下位×学習時間が長い”グループに分類し、学習方法について尋ねたところ、両者で回答に大きな違いが出た項目がありました。

(1)丸つけをした後に解き方や考え方を確かめる

(2)問題を解いた後にほかの解き方がないかを考える

(3)何が分かっていないか確かめながら勉強する

(4)重要なところはどこかを考えて勉強する

これらの項目に対しては、両者で約20ポイント程度の差がついています。効果的な学習のヒントはこの中にありそうです。

上記の4つの項目について、ご相談者様のお子さんはできているようでしょうか?

宿題や家庭学習をする際に、ただ問題を解いて丸つけをするだけではなく(1)~(3)について考えてみること。またテスト勉強などでは(4)も大切なポイントになりますね。

お子さんだけでは、(1)~(4)について具体的にどうやったらいいのかわからない、という場合も多いでしょう。

宿題や家庭学習に親も目を通して、問題の模範解答を親子で確認してみると良いですね。間違えた問題は、なぜ間違えたのか? どの段階で間違えたのか? と掘り下げることはもちろん、答えは正解だったが、考え方は違ったとかもっと効率的な解き方がある、などの気づきがあるのではないでしょうか?

わからない点は教科書で確認し、それでもわからない点についてはお子さんに学校の先生に聞いてきてもらい、帰宅後にお子さんから説明をしてもらうと良いですね。

宿題や家庭学習を効果的に学力に結び付けるために、ぜひ上記の4つのポイントを参考にしてみてください。

【参考リンク】

・小学生の 40%、中学生の 55%が、「上手な勉強のやり方が分からない」 | 株式会社ベネッセホールディングス(PDF)(http://blog.benesse.ne.jp/bh/ja/news/m/2014/11/19/docs/20141119release.pdf)

(ライタープロフィール)

パピルス(フリーライター)/初めましてパピルスです。23歳で結婚して転勤族の妻、いわゆる「転妻」に。以来関東、関西、四国を平均2年毎に転々とする引越生活に突入。途中、夫の長期出張に帯同し、乳飲み子を抱え3か月毎にウィークリーマンションを転々とする日々も1年間経験。独身時代からの引越と長期滞在を合わせると、10都道府県、13市町村に居住。引越は合計8回に。自身の引越経験を元に、引越準備や引っ越し後の生活の作り方、人間関係、親子関係などを中心に執筆活動中。1児(男の子)の母。

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