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中学デビューかも!? 思春期の子どもを見守る親の心構え3つ

  • 2015.2.5
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【パパからのご相談】

中学2年生の娘がいます。パパっ子と周囲に言われるほど家族で仲が良かったのに、進路について反対をしたところ、最近、「うるさい」と反発されたり、明らかに家族のことを避けるようになったりしてきました。どう対応したらいいのかわかりません。

●A. 思春期は親も子も成長期間。じっくり見守ってあげて。

ご相談ありがとうございます。相談者さん同様、思春期の子どもと日々戦うライターの川中利恵です。

一般的に思春期は、子どもにとって心身ともに大きな変化が起こる重要な時期であると言われています。昔から中学デビューやら高校デビューという言葉があったように、非行に走りやすくなるのもこの時期です。

親にとっては小さなことに深く傷ついたり、道を踏み外すカギとなってしまったり、本人も感情がままならない状況なだけに、親子ともども苦しい思いをすることもあるかもしれません。

今回は、子どもの成長を見守るための心構えをお伝えします。

●子どもを見守る心構え3つ

●(1)自分の価値観で子どもを批判しない

良い学校へ入れてやりたい、良い成績をとってほしい、漫画よりも参考書を読んでほしい……などなど、子どもに対する期待や夢があればあるほど、子どもに対する評価が厳しくなりがちです。行動への批判や、失敗・欠点を指摘して非難することは、一番効果的に思えますが、一番後を引き、遺恨となりやすい諸刃の剣です。

結論から言えば、理想と現実は違います。進路に限らず、自分の夢や期待を子どもに押し付けないようにしましょう。

●(2)子どもが自分の背を見ていることを忘れずに行動する

思春期は子どもが親離れしようとする時期ですが、まだまだ依存心はあり、しっかりと親の背中を見ています。子は親の鏡という言葉通り、人をけなす家庭で育てば子どもは人をけなしますし、社会的なルールを、「ちょっとなら大丈夫」と破る親に育てられた子どもは、社会ルールを守れなくなるでしょう。

しかも、言葉の中に心があるかないかを見極めることができるようになっているため、親はこれまで以上に子どもの視線や心を意識して行動する必要があります。

●(3)子どもを信じて自主性を持たせる

親の目から見れば、中高生はまだまだ子どもです。親がやってあげたほうが早かったり、楽だったりすることも多々あると思います。

でもここは、なるべく自分のことは自分でやらせましょう。子どもだと思っていても、意外と現実的かつ冷静に物事を見ていることに気が付くはずです。もちろん、それは親とは異なる視点かもしれませんが、そのほうが現代にフィットした思考であることが多々あるはずです。

これらのことは、社会的ルールに反することを行ったときに、厳しく対処することが大前提です。やはり子どものことをもっとよく知るためには、日ごろのコミュニケーションが重要になります。日常での信頼関係がなければ、万が一のときも対応できなくなるのではないでしょうか。

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私自身、立派な親になることは難しいのですが、この3つを自らに言い聞かせています。

これからは、子どもの意見を頭ごなしに反対するのではなく、自主性を大切にして意見を聞きながら、改めて進路の話をしてみてはいかがでしょうか。もしかしたら、私たち親には見えなかった、もっと素晴らしい進路に目を向けている可能性もありますよ。

(ライタープロフィール)

川中利恵(在宅ワーカー)/IT系からインタビュー、コラムなど雑多なジャンルの執筆を手がける在宅ワーカー。21歳のときにデキ婚し、2児に恵まれるも26歳で離婚。以降、女手一つで子どもたちを育てつつ、現在に至る。都内開催の一人親家庭支援や在宅ワーク系セミナーで壇上に立つことも。子どもたちとは少し遠くから見守るスタンスで、それが結構面白い。ポリシーは、「やりたいことがあるなら時間を作ればいいじゃない!」

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