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ママ友や独身友達に嫉妬! つい人と比べて憂鬱になる時の解決法

  • 2015.2.4

【ママからのご相談】

2歳と4歳の子どもを持つ20代のママです。今現在、育児を中心に生活しています。仕事に打ち込んで活躍している同世代の友人を見たり、話を聞くと、つい比べてしまって、うらやましくなり、憂鬱になってしまいます。どうすればよいでしょうか?

●A. 人と比べるのではなく、過去の自分と比べてみましょう。

ご相談ありがとうございます。ママライターの馬場じむこです。

比べてはいけないと思っても、人のことは良く見えるものです。今自分が手にしていないことを他人が持っていて、幸せで充実している気がして、自分がいたたまれない気持ちになってしまうこともありますよね。

●比べるなら過去の自分と!

精神科医の香山リカさんの著書『くらべない幸せ』には、

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『くらべるなら自分と他人をではなく、「ひとりで心細かったときにくらべたら、いまは家族といて幸せ」と自分の過去と現在をくらべて満足したりできれば』

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とあります。

人ではなく自分の過去と比べてみる方法は、とても効果があります。つい日常を過ごしていると、自分が過去欲しかったことが手に入っているのにいつのまにかそれがあることが当たり前になってしまって、今手にしていないことに目が向いてしまいます。

しかし、良く考えてみると、一人で過ごしてきたとき、心細く、パートナーが欲しかったことがあるのではないでしょうか? また、過去に仕事や人間関係で問題を抱えていたけれど、今は解決しているといったこともあるかもしれません。

私も、子どもがいて家庭で楽しく過ごすことを独身のころに強く望んでいたはずなのに、自由に自分の思うとおりに時間を過ごしている人を目にして、つい、あのころの寂しくて望んでいた気持ちを忘れてしまいそうになるので、気持ちが偏っているときは振り返ることにしています。

●困惑する意見はあいまいにスルーで

また香山さんの著書には、こういった記述もあります。

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『人とくらべない自分らしい幸せを手に入れるためには、強くなる必要もはっきりした自己主張もいらない。もしかするとそれは、あいまいな返事やささやかな抵抗の先にあるのかもしれない。まあね。そのうちね。考えてみるね。そうやって時代の波に流されずにプカプカ浮いているうちに、はっと気づいたらいつのまにか、ちゃんと自分らしく幸せになれていたような気がする』

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「現状維持は衰退する」「子育てを言い訳にしない」「子育てと仕事をうまく両立させるべきだ」など、自分がこのままではいけないようなドキッとしてしまう言葉を耳にすることもあるかと思います。

しかし、メディアや関連産業が仕掛けている生き方の流行があったり、一見うまくいっているように見えつつも、自分の現状に不安を抱いている人が、「間違ってない」と思い込むために、周りの賛同を得るため強い意見を言うこともあります。

そんな意見で今の状態に不安を抱いてしまったら、まずは、「まあね」「そのうちね」「考えてみるね」とあいまい返事で。真剣に考えるのは、後からでも全然遅くなりません。

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比べてはいけないと思っていても、勝手に人と比べて苦しくなってしまうのは、私もよくやってしまいます。比べる、そして落ち込む自分をいけないと思うのではなく、比べるものを変える、落ち込みそうな意見をうまく扱っていくことで毎日楽しく過ごしていきたいですね。

【参考文献】

・『くらべない幸せ』香山リカ・著

(ライタープロフィール)

馬場じむこ(書評ブロガー)/東京都在住36歳。短大卒業後、一般事務・専業主婦を経て、長男が1歳の時に建材メーカーに再就職し、総務・労務も担当する経理主任として8年勤務。現在は税理士事務所にて経理事務業務のほか、Webや雑誌にてライティングを行う。夫、小学5年生の男子、保育園児の5歳男子と暮らす。著書『仕事も子育ても自分もうまくいく!「働くママ」の時間術』日本実業出版社より出版、台湾版も発売中。

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