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西海岸やボヘミアンインテリアと相性抜群☆憧れのユーロパレット風ベッドをDIY

  • 2018.6.16

海外インテリアでよく見かける、憧れのパレットベッド。男っぽい雰囲気なのに、ナチュラルな感じでかっこいいですよね。見た目のおしゃれさだけでなく、マットレスと床の間にすきまが出来るので、通気性が良くなる快適さがあるんです。今回は、パレットベッドをDIYで作る方法と、市販のパレットを並べた実例をご紹介します。

パレットとはどんなものか?

パレットとは?

通常のパレットは、物流倉庫や工場で荷物を積んだり、輸送や保管するため、単位数量にまとめるための木製台のことです。すのこのような天板は荷物を乗せる面で、側面の穴は運搬するためのフォークリフト差し込み口になります。日本の一貫輸送用平パレットは、110cm×1100cmのサイズ規格です。 

ユーロパレットとは?

国によってサイズの規格が違いますが、ヨーロッパではユーロパレットが貿易の基準になっています。ユーロパレットは日本のものとは違い、120cm×80cmのサイズ規格です。ゴツゴツした武骨な素材感と印字の男前感、輸出入で海を渡るイメージが、若い方や男性に人気です。

ユーロパレットベッドを作る時のメリットデメリット

メリット

パレットとマットレスを組み合わせるだけなので、リーズナブルにベッドが作れる 本やライトを入れたりと、自由にアレンジしやすい 何枚かを組み合わせる為、女性でも一枚ずつ持ち運びできて移動しやすい キャスターを付けることもできる 男っぽいおしゃれさで、インダストリアルや男前インテリア、西海岸インテリア、ボヘミアン、和風などに合う しっかりした規格のパレットなら板のずれがなく、金具を使わないためきしみ音がしない すのこベッドと同じ構造で、マットレスや布団の下にすきまができ、風通しが良くて湿気がこもりにくい 

デメリット

パレットを工場などでもらう場合は害虫の危険あり

近所の工場や倉庫でお願いしてみれば、パレットを無料でもらえることもあります。ただ、木製パレットの材質や置かれた環境、放置期間などの条件によっては、害虫がつく可能性も。最悪のケースとして、シロアリの危険性もあります。ガーデニング用の棚を作るならまだしも、ベッドは寝るものなので、害虫の可能性があったら安心して眠れないでしょう。 

家具のDIY用に販売されているパレットを購入するのが安心

一枚一枚がかなり重いので、自分の車で運搬するのも大変。家具用に下処理されているパレットなら害虫の心配もなく、ベッドをDIYで作る時は業者から購入した方が安心と言えるでしょう。 

フローリングが傷つく

フローリングに直接パレットを敷くと、ザラザラした質感のため、フローリングが傷ついてしまいます。かと言って。きれいに塗装されたパレットは武骨な男っぽい質感がなくなり、おしゃれさがなくなってしまうことも。傷つかないように、何か敷いてから設置した方が良いかもしれません。 

ユーロパレット風ベッドをDIYで作る方法

DIYクリエイター MAACOさんの作り方

①出来上がりイメージ図を描く

まず、大まかな出来上がりイメージをラフにイラストで描きます。MAACOさんは、フレーム部分に2×4材、天板部分に1×4材を使い、ユーロパレット風に組んで作りました。ヘッドボード部分も同じ素材を使って、ブックシェルフ風に作ります。 

②工具と木材を用意する

 インパクトドライバー(写真ではマキタを使用) ネジ 足場用定規 クラフト用のこぎり(写真では、ライフソー HI クラフト145を使用) フレーム用木材(SPF材2×4:1000mm×2本、1924mm×2本、2000mm×2本) 天板用木材(SPF材1×4:表側16本 裏側4本) 木ビス 2×4材固定時 51mm木ビス 1×4材固定時 32mm ブックシェルフ用木材 ワトコワックス マットレス(シングル)1台 

③木材を並べて準備

左から4列は、ヘッドボード部分のブックシェルフを作る木材、他はベッドを作る木材です。一番長いもので2mほどになります。 

④ベッドフレームの基礎作り

ベッドフレーム用のSPF材を組んで、ベッドフレームの基礎を作ります。 

⑤ワトコワックスでナチュラルに薄く色付け

ベッドフレームの基礎に、ワトコワックスを布で塗ります。布で塗ると、ハケより薄めでナチュラルに仕上がるんだそう。塗った後は十分に乾燥させます。 

⑥天板になる木材にワトコワックスを塗り、すのこ状に打ち付けて固定する

マットレスを載せる天板部分の木材を、ベッドフレームと同様にワトコワックスで薄く色付けして乾燥させます。その後すのこ状に間隔を開けて載せ、ドライバーで組んでいきます。

⑦ヘッドボードのブックシェルフを組み立てる

天板を組み終わったら、今度はヘッドボード部分のブックシェルフを作ります。 

⑧ブックシェルフにストッパーを付ける

SPF材の1×1と1×4で、本のストッパーを付けています。本の下の部分を押しても、上に1×4材を付けているので、本が倒れないようになっていますね。 

⑨ベッドの土台部分の完成(斜めから見たところ)

ベッドの土台部分が完成し、全体像を斜めから見た写真です。 

⑩ベッドの土台部分の完成(上から見たところ)

ベッドの全体像を、上から見た写真です。 

⑪マットレスを載せて完成

別に購入しておいたマットレスを載せて、シングルベッドの完成です。写真では高反発マットレスを使っているそうですよ。マットレスの素材や布団など、載せる寝具はお好みでどうぞ。

⑫しまむらの男前タオルケットとクッションを組み合わせ

こちらでは、しまむらのバスロールサイン風タオルケットとクッションを合わせ、男前な雰囲気に仕上げています。 

⑬カーテンやタペストリーを加えて、西海岸インテリアに

ブックシェルフを外したパレッドベッドと、お部屋の全体写真です。水色のヤシの木のカーテンやマクラメタペストリーを合わせて、男前インテリアに仕上がっていますね。パレット風ベッドが開放的な雰囲気を演出しています。 

パレットベッドのある実例

ボヘミアン×西海岸インテリアに

流木を使ったディスプレイや海モチーフの雑貨、サーフボード型サイドテーブルなど、シンプルなボヘミアンと西海岸インテリアをミックスした実例。民族調で自由なイメージのボヘミアンにも、パレットベッドのラフな雰囲気が馴染みます。 

ナチュラルインテリアに

こちらは、業者さんから購入したパレットを6枚並べた上に、シングルのマットレス2枚置いてダブルベッドにした例。特にヤスリがけが大変だったそうです。リネンのカーテンを合わせたシンプルナチュラルな寝室に、武骨なパレットベッドがアクセントになっていますね。 

まとめ

いかがでしたか?これからの季節、湿気がこもりにくく、涼しげなパレットベッドなら快適に眠れそうですね。人気の男前インテリア、西海岸、ボヘミアン、インダストリアルなど流行テイストだけでなく、シンプルなお部屋のアクセントにもなります。海外でも人気の憧れベッドを、ぜひ取り入れてみませんか?

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