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【ひとみしょうのお悩み解決】”大人の遠距離恋愛”…甘え方が分かりません。

  • 2018.6.15

“【お便り募集】文筆家ひとみしょうさんにあなたのお悩み解決してもらいませんか?”にお悩みを送ってくれた方の中から、ピックアップしてひとみしょうさんが解決していきます。

〜「48歳・女性」のお悩み〜

わたくし、48歳です。遠距離恋愛の彼は46歳。お互いに結婚歴なし。

20年前くらいからの知り合いでしたが、ひょんな事から一対一で会って親しくなりました。

しかし、この歳になり、かつ過去を振り返ると私と彼はそれなりに親しく、しかし主には彼をパシりに使ってた感じの関係です。(私が歳上ですし、一緒にやっているスポーツ競技でも常に私が上位なので)

今さらながらこうなって、「会いたいなぁ」なんて甘えた気持ちをどうやって伝えたら良いのかもうてんでわかりません。

〜ひとみしょうさんのお悩み解決コラム〜

これは答えは簡単です。あなたが彼のことを居酒屋かレストランに誘って、ふつうに素直に「好きになっちゃったから付き合ってよ」と言うといいです。

きっとあなたもご存知だと思いますが、今の世の中には、主に2~30代の女子を対象とした恋愛ハウツーがあふれかえっていて、そういうハウツーの中には奇抜なものもありますが(ネットでちょっと探したらたくさん出てきます)、でもあなたはもう48歳で立派なオトナなのだから、オトナとして正攻法でいくのが、もっとも「ケガが少ない」方法だと、薄々わかっていますよね?

大切なことを相手に伝えるのは、直接会って。これ、オトナの基本だとわかっていますよね。

男性がドキドキする女性の3つの変化

男性って、女性の3つの変化にドキドキします。

1つ目。普段とまったく違うキャラで告白されたとき。

2つ目。晴れて付き合うことになって、初めて彼女の裸を見たとき。

3つ目。結婚したあと、奥さんが女性から「女帝」へと変身しちゃったとき。

この3つの変化に、男性はドキドキします。

女性にとってすごく大切なことは――というか、男女に共通して言えることかもしれませんが、変化した自分を恥ずかしがらずにちゃんと相手に見せることです。

恥ずかしがっていたら新しい自分になれないし、新しい世界が見えてこないから。

恥ずかしいのは当然ですが…

これまでの勝気なキャラを甘えん坊のかわいいキャラに変えて「会いたいなあ」と言う――これが恥ずかしいと思うというのは、おそらく誰だって恥ずかしいのです。

でも僕もあなたも、もういい歳をしたオトナだからハッキリ言いますが、この恥ずかしさを乗り越えたあとに来る、晴れ渡った風景を見たいと思っていますよね? 雲ひとつなく遠くまで見渡せる山の頂上に立って、彼と愛を誓いあいたいと思っていますよね? 今の自分のことが嫌いではないけど、新しい自分に生まれ変わってみたいなと思っていますよね?

そういう思いをもしお持ちなのであれば、恥ずかしがらずに変化した自分をすべて彼に見せることです。

生まれ変わることは恥ずかしいことではない

ちなみに禁煙したいと思っていても禁煙できない人が多いのはなぜか?

煙草を吸っていない自分が恥ずかしいと思っているからである――僕はこういう仮説を持っています。

他人は「禁煙したほうがカラダにいい・お財布にやさしい」など健康面や金銭的な面から禁煙をすすめることが多いでしょう?

喫煙者はそんなのはもうわかってるんですよね。わかっているけど禁煙できない。

煙草って「悪ぶる」とか「かっこつける」というキーワードと決して無縁ではないので、禁煙後の自分は悪ぶるアイテムを失い、かっこつけるアイテムを失い、かっこわるい、恥ずかしい、だからいつまでもお口で吸えるものを手放せない。

こういう仮説を『禁煙セラピー』という世界的大ベストセラーの本は「喫煙はダサすぎる行為である」と思い込むことができれば、いとも簡単に禁煙できます、と説いています。

生まれ変わることは決して恥ずかしいことではない。むしろ快感である――こう信じて、あなたは彼への告白に、僕は禁煙に邁進しようではありませんか。(ひとみしょう/文筆家)

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