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キコ・コスタディノフ アート作品からヒントを得て広がったデザイナーのイマジネーション。

  • 2018.6.15
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キコ・コスタディノフ アート作品からヒントを得て広がったデザイナーのイマジネーション。
2018.06.15 19:40
ロンドンで最も注目される若手の一人、キコ・コスタディノフ(KIKO KOSTADINOV)はマルティン、キッペンベルガーの作品をヒントにネオ・ボヘミアンなコレクションを見せた。

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"Interviews by the river" (川べりでの面接)というタイトルでショーをおこなったキコ・コスタディノフ(KIKO KOSTADINOV)。インスピレーション源は、ドイツの芸術家マルティン・キッペンベルガーの1994年のインスタレーション作品「フランツ・カフカの“アメリカ”のハッピーエンド」。採用面接のためにたくさんの机と椅子がセッティングされているという作品に興味を抱いたコスタディノフは、インドのガンジス河近くでの採用面接、というシチュエーションを想像したという。


日本で採用面接というとリクルートスーツをイメージするが、コスタディノフの手にかかれば自由なスタイルになる。ブルーのプルオーバーにはジオメトリックなキーモチーフが描かれ、チェックのゆったりとしたパンツの下には白いパンツがのぞく。ストライプの5分袖シャツには薄いジャカードパンツ、こちらもパンツの下にジャージを重ねている。


グレーのワークウエアのセットアップやステッチが曲線に描かれたカットソーの上下、ボヘミアンテイストのストールやブルゾンなど、ホワイトカラーのオフィススタイルというよりウィークエンドスタイルが多いのは、ガンジス河近くをイメージしているからだろう。終盤にはプラッドのスーツやジャカードのロングジャケットなど、キャリアアップを目指す人を暗示するようなコーディネートも登場した。

Photos: InDigital Text: Yoko Era

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