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【女子のばんそうこう】安さアピールと「今だけ」感。〜買い物と恋愛〜

  • 2018.6.14

私は以前ネット通販の会社に長くいたのですが、「ものを売る(おすすめする)」と「買う(欲しいと思う)」というのは恋愛によく似てるなあ…といつも思っていました。ミーティングでもよく「これって恋愛に例えたらこういうことで、それだと相手(お客さん)が惚れてくれないですよね」とか発言しており、まあちょっとメンドくさい人だったわけですが、今でも恋愛に例えてみるのが一番分かりやすいと思ってたりします。「思いを伝えたい」「多くの中から選んで欲しい」または「なぜ自分は欲しいと思ったのか」「なぜ選んだのか」という、明文化しづらい感情が共通してるような気がするからです。

ある時、商売についていつも興味深いお話をしてくれるマーケティング系の先生がこんなことを言ってました。

同じものでも、
「安い」と言うのと
「手が届く」と言うのとでは
大きく違います

こんなに安くなってるんだよ!他より安いよ!とアピールしすぎると、商品の持つ元々の価値までもが「安い」ふうにみえてしまう。そして「安さ」しかウリがないようにも聞こえる。
本来、質も値段もいいものならば、「いつもは手が届かない」ようないいものに、今だけ、ここだけで「手が届く」んですよ。そういうふうに言った方がありがたく感じるし、大切にしようと思うだろう。

自分からハシゴ外して低い位置で「安いです!」と叫ぶか、お客さんに「やっと降りてきてくれた…!」と思わせるか。

これ、恋愛にも言えるんじゃないか…と私は例によって思いましたよ。

もしお客さん(あなたの好ましい相手)が店(あなたのエリア)に入ってきて「気になったので来たんですが、おすすめはありますか?」と聞かれた時に、「いやいやめっそーもない、いいもんなんて何もないっスそんな大した店じゃねえっス」と謙遜&卑下したり、「来てくれておありがとうございます!!つきましてはこちらの目玉商品(カラダとか)をタダでいかがっスか?」といきなり下手に出たりしたら、お客さまはそんな店に継続的な魅力や唯一無二の価値を感じてくれるだろうか…?
自分がお客だとしてもイヤだなそんな店。

ひとは安さに確かに弱いけど、それを提供し続けると「安さ、イージーさ」を求める人たちが群がるだけ。そこに「便利でお得」以外の価値は、あんまりない。「苦労したけど、ずっと待ったけど、やっと手が届く!」…ひとはそういう手に入れ方をしたものの方を、ずっと大切にするような気がします。

だから女子も、己を無価値だと言いすぎてないか、簡単に差し出し過ぎていないか、常に自問自答してみるといいのかもしれません。
別にお高くとまろうぜ!もったいぶろうぜ!という意味じゃなく、「私には価値がある。私は私を大切にしている。だから大切にしてね。大切にしないなら差し出しません」ということをちゃんと示そうねということです。

自分を安く売れば、相手からも安く扱われる。
自分が自分を大切に扱えば、相手も大切に扱ってくれる。
これ、恋愛だけじゃなく人間関係でもそうだと思うので、心に留めておきたいですね。

Written by こんどうあゆみ

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