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ガーリーなベジランチはメイド・イン・モンマルトル通り。

  • 2018.6.14
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かつてパリでは人々は2時間かけて、レストランやカフェでランチをとった。誇張が少しあるにせよ、これはかなり事実に近い。でも、この神話はいまや昔。ランチタイムは約1時間。仕事仲間と美味しい店を探して、日替わりでランチをとったり、テイクアウトしたり。

モンマルトル通り85番地に新しく出来たエム・ラ・ヴィ。ヴィクトワール広場からそう遠くない。近所に行列の絶えないピザ屋のポポラーレがある。

いまパリジェンヌのお気に入りは、モンマルトル通り85番地に最近できたM la vie(エム・ラ・ヴィ)。エントランスの左手に、美味しそうなサラダ、サンドイッチ、キッシュなどが並んでいる。地下に60平米と広いキッチンがあり、そこで可能な限りビオの素材を用いて毎日準備される料理は何もかもがフレッシュそのもの。ヨーグルトも自家製だそうだ。ショーケースに空のボトルが並んでいるのは、4種のジュースがオーダーを聞いて作られるから。

サラダは7種(各7.9ユーロ)あり、さらにドレッシングも4種から選べる。デザートにはフルーツタルトやフルーツのコンポートなどを。

日替わりの野菜タルトとスープ(大小サイズ)の組み合わせランチもいい。欠かせないのは果物や野菜のジュース(4.90ユーロ)。

エム・ラ・ヴィはビオの素材にこだわるだけでなく、味や見た目にも気配りいっぱい。人気のシェフ、ティエリー・ブルトンに特注しているトウモロコシの粉で焼いたパンをサンドイッチに使っている。具の水分にも強く、かりっとした表面の食感がくせになりそうな黄色いパンだ。ショーケースに並ぶサラダはカラフルで、見るだけで食欲をそそる。

サンドイッチは7.50ユーロ。小さなサイズは3.75ユーロ。たとえば今月は、ルッコラ+タプナード+ズッキーニのグリル+かぼちゃの種だったり、アスパラガス+ドライトマト+赤ポワヴロン+パルメザンなど。

サラダもサンドイッチも種類豊富な上、季節の素材を使っているので、メニューは毎月変わる。ヴィーガン用サラダやスープも必ず1種用意される。

バラ色にペイントしたほんわりガーリーな店内が可愛い。朝から夕方まで営業しているので、焼き菓子と飲み物の朝食やティータイムに利用するのもいいだろう。

クッションを配したピンクの小部屋もあるので、ちょっとのんびりしたいときは……。

オーナーはTV業界から転身したレティシア・ルケット。広いキッチンを利用して、ケータリングも行っているそうだ。

M la vie
85, rue Montmartre
75002 Paris
営)8:30〜15:00
休)土、日
http://mlavie-restaurant.com

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