1. トップ
  2. 恋愛
  3. 【真夜中の占いの館】カルマを信じる新社会人の悩みは? 23歳のまやさん。(前編)

【真夜中の占いの館】カルマを信じる新社会人の悩みは? 23歳のまやさん。(前編)

  • 2018.6.12
  • 809 views

【さらに写真を見る】【真夜中の占いの館】カルマを信じる新社会人の悩みは? 23歳のまやさん。(前編)

人生初の占いは中3の時。「50歳で晩婚」と告げられて。

今回のスピ女子/まやさん(23歳・大手百貨店勤務)

海外で生まれ育ち、大学時代にも米国に留学経験あり。大学卒業と同時にバイヤーとして活躍する夢を抱いて大手百貨店に就職し、現在入社3ヵ月目。現在、彼氏がいなくてちょっと淋しいけれど、隣の売り場に立つ4歳年上の先輩に密かに憧れているのだそう。

マダムX(以下X):知る人ぞ知る真夜中の館へようこそ。

まや(以下M):こんばんは、まやです。23歳で、百貨店に就職したばかりです。

X:まやさんは、占いによく行くのかしら?

M:雑誌の占いページや占いサイトを覗くくらいで、占い師を訪ねたことは少ないです。初めて行ったのは池袋にあるナムコ・ナンジャタウンの占いコーナーで、中学生のときでした。

X:あら、ませてたのね。何か悩みでもあったのかしら。

M:なんとなく気になって、友達を誘って行ったんです。自称、池袋の父という男性の占い師(※注釈1)で。結婚運をみてもらったら、「50歳で晩婚」と言われて……。

X:中学生の乙女には受け入れにくくなかった?

M:というか、よくわからなくて。結婚ですらイメージが湧かないのに、50歳なんてまったく実感がなかったですから。それでも漠然とした大ショックを受けました。

私、カルマを信じているんです。

X:罪な占い師もいるものね。

M:そのあとは、それを打ち消すような言葉を求め、雑誌やウェブサイトをチェックしていました。

X:それ以来、占い師のところへは行っていないの?

M:米国の大学に留学していたとき、モロッコ出身のルームメイトN(※注釈2)が霊感が強くてタロット占いができたんです。彼女に占ってもらったら、30分くらいしてすごく消耗してしまい、少し休みたいと言い出して。ああ、やっぱりエネルギーを使うものなんだな、占いって嘘ではなさそうだなと思いました。

X:あら、疑ってたの(笑)?

M:少しだけ(笑)。つい3ヵ月前には「占」の看板を見て酔った勢いでみていただいたのが、渋谷のR先生(※注釈3)です。次はいつ彼氏ができますか、と聞いたら、「今年は無理、来年ね」と言われてがっかりです。

X:ということは、信じたのね?

M:自分の人生の一部分を少しだけ人に委ねてみることが好きなのかもしれません。同じようにカルマの法則も信じていて。自分に起こることは自分ではどうにもならないけれど、良い行いをすればいいことが、悪い行いには悪いことが返ってくるという考え方ですよね。

X:それを裏付けるような出来事があったんですか?

M:大学時代に付き合った人に、私と付き合う前から本命の彼女がいたことが発覚して。私のほうが浮気相手だったんです。私がバカだったんですけど、その頃、よくないことがたて続けに起こって……。これがカルマの法則なのかなあと。

X:でも、悪いのは二股かけている彼のほうであって、まやさんは騙されただけじゃないですか。

M:はい。それでも、周りの人に悪いことをしていると見られないかと後ろめたさがあって。その彼とお別れしたあとは自然と上向きになりました。

占いは自分がどんな状態なのかを知るために役立つ。

X:それならよかったわね。カルマという言葉を知ったのはいつ頃だったの?

M:私、レディオヘッドが好きで。高校の頃よく聴いていた「Karma Police」という曲で知ったかもしれません。

ただ、高校までは女子校で、恋したこともなかったし、あまり悩みはなかったんです。大学に入って初めて彼氏ができた頃からカルマのことを考えるようになったのかなあ。

X:それは、恋愛が不条理なものだから(笑)?

M:ある意味そうですね(笑)。思い通りに行かないことが増えてきたから。

X:それで占いを?

M:といっても、私は重大なことは自分で決めたいほうなので、占いページを読んだりサイトにアクセスするのは、悩みがあまりないとき。自分がいま何を考えているのが知りたいときだと思います。

X:悩んでいる問題の答えではなく、自分の状態を知りたいんですね。いまはどうですか?

M:就職して生活が激変したけれど、それは当然ですよね。だから特に深刻な悩みはなくて。「彼氏ほしいなぁ」とは思いますが。

X:気になる人はいるんですか?

M:隣の売り場に、4歳年上の素敵な先輩に憧れているんです。でもまだ、個人的に話すような関係になっていなくて。悩みがいまはあまりない状態なのですが、占ってもらいたい気分ではあるんです。

X:じゃあ、まやさんの恋については次回、私がタロットで読んでみましょうか。

M:ぜひお願いしたいです!【まやさんお気に入りの占い師】

注釈1:池袋にあるナムコ・ナンジャタウンの占いコーナーにいた男性占い師
当時、対面式で誕生日を手相を見てもらった。現在は、カリスマ占い師の分身たち(映像)がマンツー・マンで占いを行う「占者ストリート」なる占いアトラクションが人気を呼んでいる。

注釈2
モロッコ人のルームメイト 女性Nさん
タロットカードが得意。彼女の母親も霊感が強く、留学時代はスピトークをよくしていたそう。

注釈3:渋谷スペイン坂にある占いの部屋Aにいる女性 R先生
気学、算命学、タロットを得意とする。渋谷という場所柄、若い女性客が多い。深夜0時まで営業している。

●プロフィール
マダム X(まだむ えっくす)。週に一回、深夜にだけひっそりとオープンする「真夜中の占いの館」の女主人。年齢不詳。自身もタロット占いを得意とし、毎夜訪れるゲストを占うのが趣味。

参照元:VOGUE JAPAN

の記事をもっとみる