北欧テイストポスターを取り入れたインテリア術☆モノトーンで大人の魅力を演出しよう

今回は、北欧テイストポスターを取り入れるインテリア術をまとめてご紹介。近年、人気のインテリアジャンルとして定着しつつある北欧モダンテイスト。そんな人気のテイストを、人と差がつくセンスのいいポスターで取り入れてみませんか？スタイリッシュで洗練された雰囲気を目指す人に、ぜひご覧頂きたいポスターがたくさんあります。大人な雰囲気のモノトーンに絞って、飾り方やディスプレイのコツをまとめてみました。美しい空間づくりのヒントにしてくださいね。

素敵なインテリアには欠かせない！ワンランク上のおしゃれな部屋にはポスターが必要です。

雑誌やネットで見る海外インテリアや、おしゃれインスタグラマーさんのおうちの多くは、壁のデコレーションに力を入れています。数あるウォールデコレーションアイテムの中でも、ポスターは手軽に取り入れやすく、種類も豊富なのでおすすめですよ。壁を有効に活かしたポスターのディスプレイに挑戦してみましょう。

憧れのモノトーンインテリア。ポスターのある素敵な空間を場所別に見てみましょう。

まずは、ポスターの持つ魅力やその効果をご紹介します。 

リビングルーム

テレビボード周辺に飾る

人の目線が集まりやすい、テレビのある壁。テレビや採光窓、家具に時計、まるでパズルのように壁を埋めていますね。掃き出し窓があることで、使える壁に制限のあるリビングにおすすめのディスプレイ方法です。家具の配置が決まってからポスター展示の計画を立てることで、選ぶべきポスターのサイズを決めやすくなりますよ。 

ラフに立て掛けてあるポートレートポスターは、壁掛けテレビとテレビボードとの間を繋げる役割を担っています。視覚的な安定感が生まれますね。 

キャビネット周辺に飾る

高さのないキャビネットは、その上の空間がガランと空いてしまいがち。壁にポスターを上手にレイアウトし、ディスプレイアイテムも好きなテイストで揃えてあげれば、「お気に入りのコーナー」を作ることができます。リビングでのキッズコーナーにもおすすめのアイディアです。 

家具の色と同色のフレームで飾ると、より統一感アップ。白いフレームは柔らかな印象を与えてくれますよ。 

キャビネットの高さを利用した「置くだけ」のポスターディスプレイ。サイズ違いのフレームを重ねるように配置することで、より自然に見せることができるワザありテクニックです。 

ソファ周りの壁に飾る

ソファの上にぽっかり空いた空間、そのままにしていませんか？構造上、高さに限界のあるソファの上は、ポスターを飾る絶好のスペースです。ソファと天井との中間に飾ると、バランスがいいですよ。 

ソファの素朴でナチュラルなイメージにフィットする、ボタニカルポスター。北欧インテリアの新しいスタイルにおいて、「ボタニカル」は重要なキーワードです。モノトーンのキリッとした魅力は、空間を引き締める効果もありますよ。同サイズを規則的に並べて、存在感あるディスプレイに。 

書斎や家事室などのワークスペース

集中したいワークスペースにぴったりなのが、メッセージ性の高いタイポグラフィポスター。知的でありながら、遊びゴコロを感じられるデザインを選びたいですね。無駄のないシンプルさが、北欧モダンらしさを象徴しています。 

ベッドルーム

ベッドルームに飾るなら、ヘッドボード上が断然おすすめです。天井との高さに注意しながら、レイアウト決めを楽しんで。就寝中は視界に入りにくい位置なので、多少インパクトあるデザインを選んでも大丈夫です！ 

階段

階段は家族がよく通る動線だからこそ、ものをあまり置かないようにしている人は多いですよね。実用性を重視するあまり、階段は殺風景になりがちなスペースです。ポスターなら厚みがなく場所も取らないので、省スペースなインテリアになりますよ。壁に掛けてもいいですが、階段に置くだけでもサマになります。 

置く？壁に掛ける？洗練された北欧テイストポスターは、飾り方が大切です

お気に入りのポスターをゲットしたら、壁に掛ける前に一度、「壁に立て掛けて置くだけ」の簡単なディスプレイを試してみましょう。仮置きすることでより良い位置を決めるためでもありますが、「置いただけなんだけど、これが意外といい感じ！」と、嬉しい新発見をできるケースも多々あります。 

壁掛けのポスターには、家具やグリーンとの高さのバランスが大切になってきます。置いて飾るポスターの場合には、近くにディスプレイするアイテムのセレクトが重要。調和の取れたコーディネートを意識したいですね。 

選ぶのが楽しい！スタイリッシュなポスターが揃う北欧ブランドをご紹介します

One Must Dash

こちらはOne Must Dashのポスター。2010年に2人の女性によって立ち上げられた、スウェーデンのブランドです。強いメッセージ性を静けさの中から伝える現代美術のような魅力と、そこにあるだけで目を引く存在感あるポスターが揃います。

近年、トレンドとして注目を浴びているボタニカルモチーフも多くあります。女性デザイナーならではの繊細で優しいイメージは、あたたかみのあるモノトーンスタイルにぴったり。 

儚げなボタニカルアートとは打って変わって、One Must Dashにはキャッチーでポップなポスターもあります。こちらの「SMALL TALK」は「おしゃべり」を意味するユーモアあふれる一枚。 

ATELIER CPH

デンマークの首都コペンハーゲンで活動しているATELIER CPHのポスターは、他にはないアーティスティックな魅力が特徴。深みのある色合いと、抽象画のようなミステリアスな雰囲気でお部屋を静かに彩ります。 

ATELIER CPHもまた、女性2人のユニットによるブランド。ファッション業界にも精通するハイセンスな女性の感性を、お部屋に取り入れてみませんか？ 

BY GARMI

デンマーク・コペンハーゲン発のBY GARMI。北欧でも人気の高いボタニカルアートを、独自の感性でカタチにしている新進気鋭のブランドです。固定概念にとらわれない、柔軟な発想で描かれたアートポスターが揃っています。 

モノトーンの濃淡が織りなすBY GARMIならではの抜け感、素敵ですよね！しっとりと趣のある雰囲気は、日本画や水彩画とも通じる美しさがあり、和のテイストにも合います。和室のデコレーションにもおすすめのブランドです。 

Silke Bonde

若き女性デザイナーのフレッシュな感性が魅力のSilke Bonde（シルケボンデ）。規則的でありながらどこか柔らかい、計算された絶妙なバランスが人気の「LookingCloser」は、葉脈をモチーフにしたアートポスターです。Silke Bondeもまた、デンマーク・コペンハーゲンで活動するアーティストです。神秘的でメッセージ性の高いアート作品を、ポスターで楽しめるなんて贅沢ですね！ 

Coco Lapine Design

ベルギー出身の女性デザイナーが展開する注目度の高いブランド、Coco Lapine Design（ココラパンデザイン）。瑞々しい自然や力強い動物を描いたアートプリントが揃っています。 

アンテナの高いファッショニスタのお部屋にも、Coco Lapine Designのポスターはよく見られます。中でもクジラモチーフの「KETOS」は大変人気のあるポスターです。 

控えめなサイズでありながら、アクセントになるポスターは洗練インテリアの要となります。北欧テキスタイルとコーディネートして、感性の高いリビングルームを作ってくださいね。 

Darling Clementine

ノルウェーの首都オスロを拠点に活動をしているDarling Clementine。「これぞ北欧！」と思わせるデザインは、見る人を魅了します。グレイッシュな色彩は子どもっぽくなりすぎず、どこかレトロで可愛らしい雰囲気が特徴。 

Darling Clementineもまた、女性によるデザインスタジオ。センスのいいカラーリングは女性ならではの感性と言えるでしょう。白い壁に白いフレームで、アートを際立たせて飾りたいですね。

PLAYTYPE

デンマークのデザイン会社によって展開されたフォント専門ブランド・PLAYTYPE。GRAYシリーズの人気は日本でも絶大です。シンプリストのインテリアコーディネートにも、よく取り入れられていますよね。 

70×100cmの特大サイズポスターは存在感＆迫力満点！広い空間のアクセントにおすすめです。独自の雰囲気あるグレーは、モノトーンインテリアを引き立ててくれますよ。 

アンディ・ウォーホル展のポスター

1968年、スウェーデン・ストックホルム美術館にて開催されたアンディ・ウォーホル展のために作られたポスターの、リプロダクトシリーズです。アンディ・ウォーホルと言えば、アメリカを代表するポップアートの先駆者。鮮やかな色彩の作品とは対極のシンプルなポスターですね。 

アンディ・ウォーホルの言葉を表現したポスターは、メッセージ性の高い作品としても人気。また、フォントセレクトやレイアウトにおいても優れているデザインとして、高い評価を得ています。 

おしゃれなインテリア上級者のコーディネートには、よく登場するアイテムとして知られていますよね。真っ白なコーディネートに合わせると素敵なアクセントになります。 

ヨーロッパのブランドにも注目したい！北欧モダンインテリアにぴったりのポスター

bastisRIKE

こちらはドイツのbastisRIKE。60×80cmの大きなサイズと、シンボリックなもみの木がとにかく目立ちますね。マットな質感と少しスモーキーな色彩が高級感を感じさせる、スペシャルなポスターです。 

あえての「フレーム無し」も、静寂な雰囲気を強調できていいですよね。bastisRIKEのもみの木ポスターはクリスマスの飾り付けにもおすすめです。 

Via Martine

こちらはオランダのブランドVia Martine。フォトジェニックなモデルフォトグラフィーが、数多くラインナップされています。一流ファッションブランドのポスターを思わせるような、気品あるアートフォトは女子力を上げてくれそうですよね。 

都会的な魅力をたたえた格好いい女性像をイメージさせるポスターは、センスアップに大きく役立てることができますよ。きれいに片付いた美しいお部屋をキープしたくなります。 

SeventyThree

ぽわんと愛嬌のあるサークル模様が特徴の可愛らしいポスターは、イギリスのデザインスタジオ・SEVENTY THREEのもの。丸いモチーフそれぞれの異なるテクスチャーが、至近距離で見てもユニークです。温かみのある色彩がお部屋のインテリアによく似合いますね。 

ポスターでピンクを足したコーディネート。色気のあるモノトーンスタイルが出来上がります。

「一歩先行くモノトーンインテリア」として、おしゃれ感度の高い女性が注目しているのは、ピンクの要素をプラスすること。白と黒だけの無機質でソリッドな世界観にピンクを投入すると、それぞれの魅力が引き立ちます。最初に取り入れるアイテムとして、挑戦しやすいポスターはおすすめです。

組み合わせるピンクのニュアンスによって、コーディネートの方向性が変わってきますよ。ほんわかとしたオレンジ寄りのサーモンピンクなら大人キュートな印象に、青みがかったスモーキーなピンクなら、都会的で洗練された印象になります。いずれもグレーや白、黒との相性はばっちり。ポスターなら色の配分やバランスを取りやすいですよ。 

寝室でのポスターディスプレイにおいては、ベッドスプレッドなど寝具とのコーディネートを楽しんで。季節に合わせてポスターと寝具を変えてもいいですね。 

ピンクのポスターを違和感なくモノトーンに馴染ませるには、同色もしくは同系色のインテリア雑貨を近くに置くのがポイント。これだけで格段に見栄えが変わってきますので、ぜひ取り入れてみてくださいね。 

ポスターの代わりに、インパクトのあるカレンダーを飾る。

数字ならではのタイポグラフィを楽しめるカレンダーも。ポスターの一つと言っていいでしょう。こちらは、ＭｏＭＡのパーマネントコレクションになっているStendig Calendar（ステンディグ・カレンダー）。「デザイン性の高い、大きなカレンダー」として有名ですね。発売するなり即売り切れてしまう、大人気プロダクトです。 

北欧雑貨店オリジナルのラッピングペーパーを、ポスター代わりに。

福岡の北欧雑貨店・TRAMオリジナルのラッピングペーパーをフレームに入れて飾ると、お洒落なデコレーションになります。ホワイトのほかにブラックバージョンもあるので、お部屋に合わせたセレクトでセンスアップできますよ。 

北欧テキスタイルのティータオルをポスターにする。

スウェーデンの老舗テキスタイルメーカー・almedahls（アルメダールス）のティータオルをポスターとするアイディアです。こちらは、モノトーンのポップなアートが楽しい、ターミナル駅をモチーフとしたSlussen（スルッセン）。アルメダールスのティータオルのサイズは40×70cmで、一般的な50×70cmのフレームにフィットします。 

名作として名高い北欧家具をポスターで楽しもう。

アルヴァ・アアルトやアルネ・ヤコブセンをはじめ、北欧は巨匠と呼ばれる有名デザイナーを多く輩出しています。有名デザイナーのプロダクトをモチーフにしたポスターを飾って、北欧に思いを馳せてみてはいかがでしょうか？ポスターはスケッチ調やフォト、様々なバリエーションが展開されています。 

せっかくならきれいに飾りたい！ポスターを引き立てるディスプレイアイテム

壁の穴は最小限にしたい。そんな願いを叶えるピン＆フック

画期的なアイディアが光る「ニンジャピン」。画鋲の針がＶ型になっていることで、壁につくキズを目立ちにくくしてくれます。汎用の画鋲との違いは歴然！賃貸住まい暮らしの人にも絶大な人気を誇るプロダクトです。 

こちらはおしゃれなインスタグラマーさんが、お気に入りのインテリアを飾るために取り寄せた、ドイツ製フック。重さのあるものを掛ける場合には、複数のピンで負荷を分散させることで壁への強度を増すことができます。日本での類似したプロダクトは「壁美人」が有名ですね。 

フレームだけじゃない。挟んで飾るポスターハンガー

イギリスのロンドン発ブランド「THABTO」のポスターハンガーです。内側にマグネットが埋め込まれた木のフレームでポスターを挟むだけ、というシンプルな構造が特徴。フレームほどかしこまった印象にならず、直に壁に貼るよりもきちんとした印象になりますよ。ポスターに穴を開けることなく、きれいなコンディションをキープできるのも嬉しいポイント。 

こちらは100均で揃えた材料を使った、ハンドメイドのポスターハンガーです。ハンドメイドなら、手持ちのポスターに合わせたフレームを用意することができますよね。サイズに色合い、思いのままに作ることができるのがメリットです。 

ポスターだけでなく、ティータオルや手ぬぐいなどのテキスタイルを「タペストリー」として飾る時にも大活躍します。お気に入りパターンの生地を好きなサイズにカットして、オリジナルタペストリーを用意してもいいですね。ひな祭りやお正月など、季節の行事に合わせたコーディネートも素敵です。 

まとめ

素敵な北欧ポスターと飾り方のコツ、いかがだったでしょうか？今回は北欧テイストの中でも、シンプルモダン＆モノトーンにフィーチャーしてご紹介しました。取り入れるだけでインテリアを格上げしてくれるポスターは、直感とセンスを重視すると後悔のないセレクトができますよ。心に響く、よい出会いがありますように。