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彼のことを大嫌いになるときは、決まってお腹がすいていた【トイアンナのしくじり恋愛】

  • 2018.6.10
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こんにちは、トイアンナです。わたしたちはホルモンに操られている。月1のアレを迎えたおなごはみな、それを確信します。なんでこんなに絶望しちゃうんだろう、イライラするんだろう。甘いものはガツガツ食べてしまうし、お酒だって止まらない。あれ、今日って生理? 気づいたときにはいつだってアイスクリームのフタが開いちゃってる。

■生理はわかる、対策できる

けれど月に1度も生理が来れば、いいかげん我々も身構えるものです。生理前のイライラを減らす最終兵器・ピルを導入する女性も周囲に増えました。そうそう、何が悲しくて揺れる気持ちと対峙しなきゃいけないのよ。薬に頼っちゃえ! というわけで私もピルを使い始めて10年以上。
ピルはちょっと、という女性だって自分なりの生理対策はできているんじゃないでしょうか。体を温かくしてみる。カフェインは控えておく。暴飲暴食してもいいように、ローカロリーなお菓子を買っておく。そうして自分と折り合いをつけて、社会をサバイブしていくのです。
けれどそれって「月1」だからイライラに気づきやすいってだけのことじゃないでしょうか。私たちにはもっと怒りのトリガーがたくさん眠っているのです。

■空腹と彼氏の喧嘩

ずっと昔のある日、彼と喧嘩しました。彼の顔を見てもかわいくないし、家事はやってくれないし、もううんざり。もう将来とか考えたくない。と、メタメタに言ってしまった夜。彼がひとことつぶやいたのです。
「もしかして、腹へってない?」
腹ペコでした。そう、その日は忙しくてちょうどお昼を食べ損ねていたんでした。キャンディを舐めたらあっという間に彼はイケメンに戻り、洗濯物がたたまれていたことに気づき、来月の誕生日を祝いたくなりました。それからひたすら謝りました。わたしゃ新生児か。恥ずかしいことに、空腹からピリピリしていただけ。血糖値の上下で彼へひどい言葉を投げつけてしまったんです。もう100%私のせい。

■怒るくらいなら夜中にチョコレートを

それから、私の家には常にチョコレートが置いてあります。ダイエット上たいへんよろしくないのですが、イライラしたときの緊急用。これからの人生、まただれかと暮らすかもしれない。暴発スイッチが入りそうになったら、ぱくりと緊急チョコをくわえることにしようと思っています。
その話を友達へしたら「私も喧嘩するたび、夫から飯食おうって誘われて収まってる!」と笑いました。世の旦那様もなんとスマートなことでしょう。おなごのイライラが空腹から来ていることに、とっくに気づいていたのです。

■自分の機嫌は、あらぬところで動いている

そして同じくらい、睡眠もストレスへ直結します。誰だって徹夜作業なんかした翌朝に「まだ食器洗ってないの?」なんて言われたらイラっとするでしょう。人間は寝たり食べたりしないとすぐ死んでしまうので、体中に警報がついているにちがいありません。
「食べてないぞ! よっしゃイライラで気づけ!」「この体、寝てないぞ!今すぐ寝ないと不機嫌にさせちゃる!」と、赤いサイレンが体内でワンワン鳴り響いているのです。
もう人間が理性的な生き物だとか、彼と別れたいと感じるからには何かあるに違いないとか考えるのはやめましょう。お腹がすいたら何もかもだめです。好きな人へ別れを切り出してしまうくらいなら、ちょっと太った方がマシ。
怒りながら書類でミスるくらいなら、トイレで15分寝たほうがいい。私たちって、自分の体のこと、全然管理できない。すぐ空腹や疲れ、生理や老化に悲鳴を上げてしまうんです。だから抵抗せず、のんびり付き合っていきましょう。(トイアンナ/ライター)
(ハウコレ編集部)

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