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「あれ?この女のことそんなに気になってなかったのに…」男の気持ちがぐらつく瞬間【神崎桃子の恋愛スパルタ塾vol.11】

  • 2018.6.7

「私って彼のタイプじゃないみたい……」

「あの人からしたら私は恋愛対象外っぽい……」

そんなふうに決めつけて諦めてかかっちゃ女の幸せは掴めない。

恋愛に“固定観念”は不要!

 

男には「それまで全然意識していなかった女性を意識しだす」ときがあるのだから……。

今日のコラムでは「男の気持ちがぐらつく瞬間」を講義しよう。

「この女、俺のこと分かってるな」と思った瞬間

・「『仕事が出来てカッコいい』とか、女性から褒められたとこでさほど喜びはしない。仕事を頑張るのも自分のやることに責任持つのも普通のことだし、それに年を重ねた分だけ仕事ができるのは当然のこと。それより嬉しかったりするのは自分の趣味やこだわりを褒められたとき。自分は時計が趣味で用途や状況に応じて変えてるんだけど、女性に『わ~その時計、こないだと違うヤツですね』とか『それ、見せて見せて』とか言われると心の中でニヤけてしまう。男って自分の好きなものや宝物を本当は誰かに自慢したいんだよね。自分のこだわりやポリシーに気づいて反応してくれる女性だと『おおっ』ってなってしまう(笑)」(40代男性/店舗経営)

――「さすが~」「信じられない」「すごぉぉぉい~」と“さしすせそ用語”を使って褒めときゃ男は嬉しがるというテクが通用するとは限らない。

とくにプライドが高い男やモテる男なら「どうせみんなに同じこと言ってんだろ」と“さしすせそ連呼女”をバカにする。

それよりも『おっ、この女、俺のこと分かってるな』とニマニマしてしまうのは、男のこだわってる部分や自分の信条を褒められたとき。

 

男が求めているのはむやみやたらと褒めまくる女性よりも、“俺の価値”をちゃんと分かってくれてる女性なのだ。

小さいときから、男の子は自分のお気に入りのオモチャや一生懸命収集したものを見せびらかしたいし、自分だけの秘密基地だって本当は教えたいもの。

女の子が『そのオモチャ、いいな~』とか『もっと見たい~』といえば『仕方ね~なぁ』と得意げに貸してくれる。

自分の大切な物を女の子から認められたら有頂天。

 

男が小さいときから誰かに自慢したかったのは自分のこだわり。

それは物体そのものというよりも自分のポリシー、主義、愛着、信念、流儀、みたいなものだ。

それを褒められるというのは“彼自身そのもの”を賞賛することになり、男の承認欲求は満たされるのである。

「この女を助けてやりたい」「俺がなんとかしないとな」と思ったとき

・「会社の女子社員から遠慮がちに『あのう……ちょっと困ってることがあって……』と言われ『いいよ、気にしないでなんでも話してみて』と相談にのってあげた。彼女は顧客からセクハラっぽいことをされていたらしく誰にも言えず一人で悩んでいたらしい。男として立場の弱い女性を守ってやらなきゃという使命感が芽生え『その一件、俺に預からせて。悪いようにはしないから』と、彼女に伝えた。後日上司に相談し、自分がその顧客を担当することに……。彼女からは『○○さんに打ち明けて本当によかった。感謝してもしきれないです』と何度も頭を下げられた。それからというもの彼女が気になって気になって仕方ない(笑)」(30代男性/自動車関係)

――男性は女性に“なにかしてあげる”とそのあと気になってしまうことがある。

そう、困っている人を助けるという行為は“好意”に変わる。

 

これは「その人ために援助する」と、助けてあげた側が助けてもらった相手のことを好きになってしまう“恋愛の法則”といってもいいだろう。

 

それは相談に乗ることとは限らない。お金を貸すことかもしれないし、仕事や勉強を手伝うことかもしれない。相手の行きたい場所に連れて行ってあげることや美味しい物を奢ってあげることかもしれない。

自分が何かしてあげたという事実から「こんなことしちゃうのは俺は彼女のことが好きに違いない」「自分が好きだからやってあげたんだ」と思えてきてしまうのだ。

 

しかも女性が困ってるところを助けてあげるという行為は「俺は役に立つ人間だ」という優越感に浸れるというご褒美がついてくる。

 

「あなたのおかげだわ」と女から感謝を伝えられれば、男のヒーロー願望が満たされる。

 

女が男に何かをしてもらうとき、実は男も得をしているのである。

さらに男性というのは女からしてもらったことよりも「自分がしたことに対して喜んでくれる」ことのほうが何倍も喜びを感じるもの!

自分に尽くしてくれる女より自分が尽くす相手の方が男には忘れられない存在となる。

あなたの周りのモテ女を見てほしい。

男から愛される女は自分から男に料理を取り分けたり甲斐甲斐しく世話をするどころか、逆に男性から世話を焼かれているいるはずだ。

「彼に好かれたい」と思うなら男の助けを借りること。

男から愛させる為には何かをされることが必要なのだ。

「この女には敵わないな」と思ったとき

・「新規開拓の商談がなかなかうまくいかず焦っていたときのこと、女友達から飲みに誘われた。特に説明したわけでないのに彼女は俺がヘタれているのを察したらしく『私は、いつでも○○の味方だらね!』と笑顔で言われ、『何があっても大丈夫!』と太鼓判を押された。元気が出たのと同時に感激のあまり泣きそうに……(笑)『こいつにはすべてお見通し、ホント敵わないな』と彼女の偉大さに気づいた!!」(30代男性/営業)

――弱ってる自分や素の自分を女性に見透かされたとき男はドキッとする。

この女なら自分の甘えを包み込んでもらえるんじゃないかと感じ取るからだ。

 

男は普段は「女性を守ってあげたい」という庇護欲を持ちながら、「男だって本当は女性にめちゃくちゃ甘えたい願望」がある。

 

日頃の激務や職場の人間関係で疲れていればいるほど、男は安心できる癒やしの場所を求めてるもの。

自分がヘマしても、なんかやらかしても“笑顔でうけながしてくそう”な器の大きい女性は“男のホッとステーション”となる。

「あなたは悪くない」

「誰がなんと言おうと私はあなたの味方」

「あなたなら出来るよ」

と女性からヨシヨシされることで男はエネルギーをチャージすることができる。

「この女は、こんな俺のことを受け入れてくれる……」と再び自信をつけることができるのだ。

「とにかくあなたのこと応援してます」という女のバックアップ体制はまさに男の求める母性!

 

虚勢を張っている男の弱さを見抜いてあげられる女は最強である。

男にとってそれはまるで母親のように絶対的な女性となる。

 

「なにも言わなくともわかってるよ感」に男は「参りました」とひれ伏すのだ。

男の気持ちがグラッとくるのは「俺って特別かも……」と感じたとき

たとえいくらどこにでもいる平々凡々な人間だろうが、著名人じゃなかろうが、男は「自分は他の男とは違う」と思いたがるもの。

 

どんな男性であっても男は女からの「特別扱い」にめっぽう弱い。

「俺のことを理解してくれる」とか

「俺を頼ってくる」だとか

「俺を甘えさせてくれる」のは

自分は彼女にとって「特別」なんじゃないかと期待を抱く。

 

男のハートに火をつかせたければ

「私にとってあなたは特別な存在」

「こんなこと他の人にはしない」

……ということを、その男性にしてあげることだ。

(体験型恋愛コラムニスト・神崎桃子)

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