1. トップ
  2. 恋愛
  3. 妄想力が豊かだとダメ恋をする?「想像」と「妄想」の違い

妄想力が豊かだとダメ恋をする?「想像」と「妄想」の違い

  • 2018.6.4
  • 10625 views

こんにちは。沙木貴咲です。恋愛をするうえで想像力は必須ですが、想像力と妄想力をはき違えてしまう人も少なくないようです。


恋に欠かせない想像力とは何なのか、そして妄想力と何がどう違うのか・・・・・・キチンと考えてみます。

■「彼の気持ちがわからない」女子に起きていること

私は占い師をしているのですが、彼の気持ちがわからないと言う女性は多いです。またそういう時は、自分のことに意識が向きすぎていて、想像力が抜け落ちていることがほとんど。


彼が自分をどう思っているのか?
どうすれば彼に好印象を与えられるのか?
そんな風に自分主体で考えてしまうため、彼の気持ちを想像することができなくなるんです。


とはいえ、好きな人への気持ちが大きくなるにしたがい、冷静さを欠くのは当然のこと。決して珍しくはありません。


「彼の恋人になりたい」「彼といつまでも仲良くしていたい」と願うほど、「絶対にそうならないとイヤだ」という執着が芽生えて、好きな人の気持ちを汲むだけの余裕がなくなってしまうんです。


恋の幸せは願いつつも、執着しないで心をフラットに保つ。これが、恋愛に必要な想像力を失わない秘訣だといえます。

■恋愛に必要な想像力とは?

恋愛とは結局のところ人間関係なのですが、職場や友人間では当然のように、「相手の意志・気持ちを汲む」という作業をしているはず。


恋愛は仕事仲間や友だち以上に複雑で密接なかかわり方をしますから、相手の心を汲む・・・・・・つまり想像することは必須なんです。それができなければ、恋人関係は安定して続かないでしょう。


たとえば、話好きな彼があまりしゃべらないなら、「顔色が悪い。体調が悪いのかな」と気遣ったり、「前に仕事で不安があると言っていた。ミスしたのかな?」と考えたりします。


好きな人が言葉にしない部分を想像して、「じゃあ、今自分はどうすれば彼を安心させてあげられるのか。二人でいて心地良くなれるか」を思うことが大事なんです。

■恋愛に不必要な妄想力とは?

冒頭で想像力と妄想力は違うと述べましたが、妄想力とは「根拠がなく、ありもしないことを考えて、まるで事実のように思い込むパワー」です。


いつもはおしゃべりな彼氏があまりしゃべらないのに対して、「他に好きな人がいるから、私と一緒にいてもつまらないのかな」と落ち込んだり、「私のこと、本当は嫌いなんじゃないの?」と疑ったりするのが、例としてはわかりやすいでしょうか。


彼が自分を嫌っているという明確な根拠がないのに、そう思い込む妄想をしてしまうのです。同様に、証拠がないのに彼氏の浮気を疑うのも妄想のせいだといえます。


そして、不安に耐えられなくなって、「私のこと、嫌いなの?」とか「今日、誘ったの迷惑だった?」などと言い出すのですが、これこそ男性がもっとも嫌がるパターン。


まったくの見当違いだと、「は、何言ってんの?」と呆れられるかもしれません。思ってもいないことで女性から責められるのを、男性はとても面倒くさく感じてしまうのです。

■想像力は、現実に基づき「たぶんこうなる」

恋に必要な想像力は、必ず現実に基づく思考です。彼の表情や行動から察するとか、彼の過去発言と現状を結びつけるなど、常識の範囲内で相手の現実を見ながら、「たぶん、こうなんだろうな」「おそらく、こうなるんだろう」と思い描きます。
そこに自分の勝手な妄想は混じっていません。


恋に不必要な妄想とは、自分のネガティブな思いが負のスパイラルに陥ったものか、あるいは自分に都合の良いラブストーリーを作り出しているかの、どちらか。彼が好きという思いが強くなりすぎて不安がふくらんだり、すべてを自分主体に見て客観的な視点が持てなくなったりするのでしょう。
現実を冷静に見ることができなくなるので、自分の頭の中だけで根拠のない妄想が広がっていくのです。

■さいごに

想像はしても、妄想はしないこと。これは恋愛の鉄則です。


彼を好きになりすぎて不安になるのは、すべて自分の思い通りにならないことが許せなくなるから。理想の恋を追い求めるのは当然ですし、間違ってはいないのですが、彼にも理想の恋があります。そこを考慮してあげないと、良い恋人関係は築けないでしょう。


恋の幸せは、自分の理想の恋愛を実現することではなく、好きな人と良い関係を作ること。


「私は彼を愛したい」「彼から愛されたい」という自分の意志をいったん脇において、彼の気持ちに目を向けてみてください。


現実に基づいた想像ができれば、あなたの不安は解消されるはず。彼にとっても、気遣いができる、思いやりがある彼女として、大切にされるに違いありません。(沙木貴咲/ライター)


(ハウコレ編集部)

元記事で読む
の記事をもっとみる