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「彼のために頑張るあなた」は誰のことも幸せにしない

  • 2018.6.2

彼のためにダイエットをしたり、髪型を彼好みに変えたり、大好きな彼のために頑張っているのをよく見かけます。


しかし、恋愛でいう「相手のため」というのは、突き詰めると、「自分のため」に行き着くのではないでしょうか。この点をはき違えたままだと、いつしかふたりの心はすれ違ってしまうかもしれません。

・「彼のため」のその先

まず、なぜ彼のために頑張るのか考えてみましょう。すると、その先には「彼にもっと愛されたい」というあなた自身の欲求が見えてくるはずです。


すなわち、「彼のため」を突き詰めて考えると「自分のため」である場合がほとんど。たしかに「彼のため」という方が一見健気で愛情深いように見えるのですが、「彼のために頑張る=自分のため」と自覚することは非常に大切なことなのです。


なぜなら、「自分のため」という意識を置き去りにした努力は、いつしか彼にとって負担となってしまうことがあるからです。

・「彼のため」だけなら、見返りを求めてはいけない

努力や変化の行きつく先を「自分のため」ではなく「彼のため」とすると、彼は見返りを求められることに負担を感じてしまいます。


例えば、彼のためにダイエットをしたとしましょう。もし彼が「俺のためにダイエットして」と言ったのであれば、確かにそれは彼のためのダイエットということになり、「頑張って痩せたんだから○○して(例:もっと愛して)」という見返りを要求するやりとりが成立します。


しかし、彼に何も言われていないのに「彼のために痩せたんだから、彼は○○してくれるはず」と自分の中で話を完結させてしまうと、彼は勝手に見返りを期待され、負担を感じてしまうのです。

・「自分のため」を認める

心のどこかで見返りを求めてしまうのは、当たり前な欲求でもあります。であるならば、いっそのこと、はっきりさせてしまえば良いのです。努力や変化に対する見返りを勝手に期待されるより、「私も頑張るからあなたもこうしてほしい」と要求された方が、単純明快で分かりやすいはずです。


「彼のため」と聞こえのいい建前だけだと、あなたの好意を押し付けるだけになってしまいます。どんな努力も結局は「愛されたい自分のためだ」と認めることで、彼に負担を感じさせずに済むはずですよ。

・おわりに

「彼のために頑張るあなた」は、周囲からは好評かもしれません。しかし、当の本人である彼自身に負担を感じさせていたのでは、本末転倒です。


もちろん、事あるごとに「こうするからこうして」と要求する必要はありません。それを実行していたら、それこそ見返りしか求められていないと思われ愛想を尽かされてしまうでしょう。


大切なのは、自分が「彼のため」と称して、無意識のうちに彼に対して過度な見返りを求めてしまっていないかを考え直すこと。この記事を読んでくれたみなさんには、ぜひ今一度「彼のためだと思っていること」を見直してみてほしいと思います。(桃花/ライター)


(ハウコレ編集部)



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