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【男から見た結婚のリアル】第22回 エクセルの嫁?男にも結婚適齢期なるものがあるんです

  • 2018.6.1

先月は小説の取材のために、いくつかの婚活会社を取材しました。

婚活会社のサービスって高価なんだろうなあと思っていたら、なんと2万円(たぶん税別)で受けられる婚活サービスを提供している会社があったり(これはマジでびっくりした)、結婚したらハワイで暮らしたいと思っている人には、日本でできる「ハワイ婚活」なるものがあったりと、婚活サービスがかなりカラフルな様相を呈していて驚きました。

2万円で受けられる婚活

ちなみに、2万円で受けられるサービスは婚活力診断とカウンセリングのみのサービスで、パートナーエージェントという会社がやっています。自身の婚活状況を分析した結果をもとにカウンセリングを受けるとかなりいろんなことがわかるそうですが、それに恩義を感じて、この会社で婚活をしなくてもいいらしく、「カウンセリングの内容を振り返りつつ、うち以外の婚活会社で婚活してくださってもかまいません」とのことです。これもすごくないですか?

一方、ハワイ婚活は、マッチメイキング・ハワイという会社がやっていて、ハワイの会社ですが日本にも法人があります。

「ヨメと結婚したのは必然だったな」と、ふと思いました

取材をしながら、正直「おれも婚活会社に登録していたら、今の嫁ではない他の女性と結婚(いや、再婚)していたのかな」と、ふと思いました。

だって、2万円で婚活サービスを受けたら、実際に何人の女性と出会えるのか知りませんが、理屈の上では何人かの女性と出会えるでしょう。それにハワイも加えたら、まだ見ぬ可能性が大きく広がりますよね。理屈の上では。

で、ここでヨメが登場して「まだ見ぬ可能性なんて、ありもしないことをぼんやり考えているくらいならしっかり働け!」とかなんとか言って、ぼくの頭をはたきました、ということではなくて、「ヨメと結婚したのは必然だったな」と、ふと思いました。

エクセル人生設計なるものがあるらしい

今の世の中、エクセルに人生設計を入力している人がいるらしいんですよね。びっくり。

頭の中であれこれと将来設計をしているってことでしょう。きっと、偏差値が高い人ほどこの傾向が強いんだろうね。

それにしてもすごいですよね、エクセルで人生設計するって。関数とかも入力しているのかな。

エクセルに何らかを入力しつつ「理論上得られる可能性は最大限享受したい」というようなことを考えて、「あそこに行くと高収入男子と出会えそう」とか「あの人から紹介を引き出せば彼氏ができるかも」とかと、計算づくで婚活している人だっているらしいです。

男にも結婚適齢期なるものがある

じつは男にも結婚適齢期というか、「無性に結婚したいと思う時期」があって、その時期に出会った女性とサクッと結婚しちゃう、なんてことが実際に起こるんですよね。あなたのエクセル表の理論上の数値をひょいっと飛び越えて、誰かとサクッと結婚しちゃった、みたいな。

僕以外にも、そういう男性っているらしいです。「この人、すごく仕事ができるイケメンなのに、連れている奥さんが……」みたいな男性は、たいてい無性に結婚したい時期に結婚したパターンです。本人は奥さんに満足しているんですよ。他人が「連れている奥さんが」と思うだけであって、本人はいたって幸せなんです。満足なんです。

心からそうしたいと望めば手に入る

お腹が減ったから何かを食べたいとか、眠いから寝たいとかというのとまったく同列に、「結婚したいから結婚した」というのが男にもある――経験者であるぼくはこの説を支持しています。

不思議なことに、結婚したいと思った時に、なぜか適任と思える誰かがそばにいるんですよね。僕の場合は今の嫁がそばにいました。

なので「心からそうしたいと望めば手に入る」という説も僕は支持しています。心から結婚したいと望めば結婚できるし、心から嫁のことを幸せにしたいと思えばきっとそうできる――この説を、人類の真理だと、僕は子供みたいに信じているのです。エクセルの嫁より全然いいなと思ってるんですよね。

アホっちゃあ、アホでしょ?(ひとみしょう/文筆家)

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