1. トップ
  2. 恋愛
  3. 【真夜中の占いの館】予言されたモテ期を経て、スピード婚した37歳のユリさん。(前編)

【真夜中の占いの館】予言されたモテ期を経て、スピード婚した37歳のユリさん。(前編)

  • 2018.5.29

【さらに写真を見る】【真夜中の占いの館】予言されたモテ期を経て、スピード婚した37歳のユリさん。(前編)

運命の人は「細身の男性」。占い師の助言を支えに婚活した結果は......。

今回のスピ女子/ユリさん(37歳・元ネイルサロン経営、現在IT営業)

ネイルサロンを開業した頃から商売のことで悩むようになり、常連さんに教えてもらった占い師のもとを訪ねるようになる。独身時代から子供を授かることへの思いが強く、仕事の相談で占ってもらいながらも必ず結婚や出産についても助言を求めていた。現在はその夢を果たし幸せな日々を送るが、家計のことを考えると、占いに行くことは少なくなったよう。代わりに、自宅近くの神社にお参りし、神棚までも作ってしまったのだとか。

マダムX(以下X):知る人ぞ知る真夜中の館へようこそ。

ユリ(以下Y):こんばんは、ユリです。37歳、IT関係の会社で営業職をしていますが、結婚前はネイルサロンを経営していました。

X:ユリさんは子どもの頃から占いやスピリチュアルがお好きだったの?

Y:そうですね、でも実際に占い師に見てもらうようになったのは開業してから。仕事で行き詰まったときは、必ず占い師を訪ねました。それから、早く子どもがほしいと思っていたので、占いに行くと必ず「結婚して子どもがほしいんですけど、できますか?」と聞いていました。

突如、モテ期到来! 私の未来の夫はどっち!?

X:できますって言われたの?

Y:江東区森下にあるOというバーのママ(※注釈1)がタロット占いや霊視ができる方なのですが、「細身の男性が女の子を抱いているのが見える」と言われたんです。恋愛面ではいろいろありましたが(笑)、彼女のことばを支えに生きていたようなところもあります。

X:ダンナさまは実際細身なんですか?

Y:ええ。生まれた子も女の子でした。もうひとり、当時よく見てもらっていた麻布十番のHさんというユタ(※注釈2)がいるんですよ。仕事で悩んで訪ねていったら、開口一番「いまの彼氏と別れたほうがいい」って言われて。

X:ずいぶん単刀直入ね。

Y:その彼氏には不満もあったけれど、この縁を逃したらもう結婚できないと思ったし子どもがほしくて結婚するつもりだったのに、Hさんは「彼と別れても、この先、運命の人ふたりと出会うから大丈夫。そのふたりならどっちと結婚してもいい」って……。

X:どっちでもいいってなんだか乱暴な気もするけど、そんなことあるのかしらね(苦笑)。

Y:私も、なんてこと言うんだって思いましたよ。だからしばらく交際を続けていたんですが、結局お別れすることになり。そうしたら、その後何人もの人と実際に出会ったんです。

X:モテ期ですね。

結婚したい女性たちへ助言。「すぐに男女関係を結ぶべからず!」

Y:そのとき33歳だったのですが、別の占いでも33歳でモテ期が来るって言われてたんです。だから、あまり興味のなかった合コンやクラブにも誘われたら行くようにしていました。「運命の人との出会いがあるはず」と、積極的に動いたのがよかったんだと思います。

X:そういうところが、ユリさんの「占いが当たる」秘訣なのかもしれませんね。その彼について、Hさんは何て?

Y:当時彼のほかに気になる人がもうひとりいたんですが、「そのふたりならどっちでもいいよ」って。つまり、そのふたりが運命の人だったんです。正直なところ、現在の夫じゃないほうの男性がタイプだったし、結婚の条件もよかったのですが、好きになるところまで行かなくて結局夫と……。

X:ビビッときたのが今のご主人なのね。

Y:私、Hさんに感謝してることがもうひとつあるんです。実はそのモテ期以前は、気になる人とはすぐに男女の関係を持っていたんです。何も言わないのにHさんに見抜かれしまって。「もぉ、すぐやっちゃダメッ!」って叱られました(笑)。

それを意識するようになったら、モテ始めましたね。だから、結婚したい女性には声を大にして言いたいです。結婚したいなら、思いとどまりなさいと(笑)。いまの夫とも出会ってから関係を持つまで数ヵ月かかって。それから半年で結婚が決まったんですよ。

占いは自分を見つめ直すきっかけをくれる。

X:いまにして思えば、ユリさんが前の彼と別れていなかったら、ダンナさまとの出会いもなかったのね。

Y:そうなんです。だから、あのとき別れておいてよかったと思いました。でももしHさんに、この先ふたりの運命の人と出会うって言われていなかったら、別れたあとは婚活しないでずっと仕事に生きようと思っていたかも。

X:そんなユリさんにとって占いって何ですか?

Y:占いに行くと、頑張ろうと思えるんですよ。占ってもらいに行くくせに、「占い師に何を言われても、私がしたいようにしよう」って思うんです。同じ後悔をするのでも、占い師さんに言われたとおりに行動して後悔するより、自分で決めた行動を取って後悔したほうがいい。納得できますからね。

X:占ってもらうのもいいけれど、自分軸はもっと大切。次は、ご出産から現在までのスピ話を聞かせてくださいね。私も少しはタロットを読めますので。

Y:はい、楽しみにしています。【ユリさんお気に入りの占い師】
注釈1:江東区森下にあるOというバーのママ
ネイルサロンを経営している時に常連さんに紹介してもらい、月に1回は訪れるほどハマっていたお気に入りの店。霊視とタロットカードで占ってくれるママのアドバイスを求め、夜な夜な酒好き&迷える女性が訪れるとか。

注釈2:麻布十番の男性ユタ Hさん
ユタ占術という独自の占術を編み出し、これまでに数多くの人をみてきた人物。TVや女性誌など、多数のメディアからも取材のオファーを受ける。スピリチュアル・アーティストとして、音楽や絵画、写真などの幅広い芸術活動を行う。

●プロフィール
マダム X(まだむ えっくす)。週に一回、深夜にだけひっそりとオープンする「真夜中の占いの館」の女主人。年齢不詳。自身もタロット占いを得意とし、毎夜訪れるゲストを占うのが趣味。

参照元:VOGUE JAPAN

の記事をもっとみる