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実際どうなの? PTA役員になってみて分かったこと

  • 2018.5.29
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こんにちは。ママライターのamuです。

PTAなんてなくなればいいと心の底から思っている人もいれば、人と協力して何かするのが好きだし子どものために力になりたいからやってもいいという人、割と両極端に分かれるという印象があります。

それでも、どちらかというとやらずに済むならやりたくない人は、9割を越える のではないでしょうか?

そこで、誰もがやりたくないイメージになってしまう理由、また、やってみたら意外とよかったよということなど、経験者に聞いてみることにしました。

ネガティブな面

・非効率的

「1人の都合に合わせたスケジュールで無駄に集まって、雑談が多い。数分で決まることなのに」(30代、小2男の子のママ)

土日が潰れることも多い そうで、それなのになんのために集まったかわからないとうんざりする気持ちもわかります。仲良しなら楽しめても、気を使う関係だとつらいとの声でした。「その仕事持ち帰りたい!」と思わず言いそうになったとのことでした。

「仕事をしている有能な人が仕事を理由に逃げてしまう。適材適所に配置できないのも非効率的 。得意分野を割り当ててきちんと機能できたらもっと早く終わるし、不満もでないはず」(30代、小1女の子のママ)

人前で話すことができる人、 事務作業なら得意な人、いろいろいますよね。もっと、仕事を細分化&特化して募集をしたら、それならできるという立候補者も増えるのではないでしょうか?

・仲が悪くなる

「ママたちは兼業、専業、年齢、性格、経歴などバラバラ 。でも、役員は一応業務的なことをしつつ、ママ友付き合い感が強い。これから長い付き合いになるから気も使う。だからこそ、不満を言えずにお互い我慢したり気まずくなることも多い」(30代、小5男の子のママ)

近いだけに揉めたくなくて、それでもありえないことをされると不満も出ます。ただ、言いたいことを言ったら噂になること必至だし、その逃げ道のない感じが余計に嫌悪感を募らせることも多いようです。

「一年間見ていると、人間性がすごく見える。全然顔を出さない人。その時に連絡一つよこさない人、来るけど何もしない人、 文句ばかり言うような人もいる。親切で社交的だと思っていた人のいい加減で人に押し付ける調子のよさを、一年かけてどんどん嫌い になっていった」(30代、小3男の子のママ)

そうなんですよね。ランチやたまに会うくらいならわからないけど、面倒なことを長いスパンでやったとき人間性が見えることってあります。嘘をついてさぼる、やっている振りをするなど、責任感のない行動をまわりはしっかり見ているんだなと思いました。

「一から百まで全部自分でやりたい人もキツい。1人で抱えてそれをまわりにアピール 、手伝うと言っても大丈夫の一点張り。案の定キャパオーバーで自爆して、誰も手伝ってくれないってすりかえて不満を言いふらす」(30代、小2男の子のママ)

嫌なことを引き受けてさっさとやってしまおうというできるママは、人知れず作業をしてくれていたり、自爆もしないし不満も言いません。そのかわり、仕事ができるとそこからずっと頼られて大変そうなんですよね。

また、PTAあるあるで、低学年で役員をしたおとなしそうな人が急に強気な発言をしたり、仕切り屋になったり、先生とタメ口で話し出す。それから、役員になったとたん急接近してくるママがいるなど、敬遠しながらもPTAに対する関心も高い様子が伺えました。

ポジティブな面

・絆ができる

「協調性があるメンバーに恵まれると、大変ながらも楽しく充実した一年になる。一年後には絆ができる。任期が終わったあとも、定期的にランチ する友達になれた」(30代、小5女の子のママ)

先ほどとは逆に、本性が見えるなかで、思いやりがあったり、仕事ができたり、責任感があったり、本当に信頼できる人が見つけられることも。学生のとき生徒会に憧れた気持ちを思い出した、一主婦だけど青春や達成感を味わえたという声も。

・子どもが喜んでくれる

「学校で仕事をすることも多く、嬉しそうに覗きに来ていた」(30代、小2男の子のママ)

低学年のお子さんなら、なおさら嬉しいですよね。ママもお子さんの様子が見れて安心です。子どもたちの顔もお互い覚えられるし先生とも距離が近くなる ため、自然と目を配ってもらえることも多く、いじめられがちなお子さんをお持ちのときは、役員をやると防げることが多いそうです。

・免除権がもらえる

「毎年始めの保護者会や秋の選出の会では空気を読みあい、みんながドキドキしながらシーンとして俯いている。でも一度執行部など経験していると、免除権 がもらえるので堂々としていられる。最悪、出席しなくても気まずくない」(30代、小5女の子のママ)

また、逆に低学年で立候補する人は、子どもが小さいうちにやってしまってその後は仕事復帰したいバリキャリ女性だったりして有能なママの可能性大です。一緒にできたら、きっとスムーズで楽しい一年になることと思います。

・情報交換できる

「横だけではなく縦のつながりもできるから、中学や高校、塾や受験の情報 、子育ての話など参考になることをいろいろ聞けた」(30代、小5女の子のママ)

私も先輩ママから中学受験の話を聞いて、受験させないまでもしっかり勉強をみてあげようという気持ちになれました。

それから、しっかり参加しているお母さんと、一度も保護者会に来ないお母さんの子では、ヤンチャな息子さんだったりすると、前者は元気という印象、後者はもしかしたら乱暴なのかしらとかやっぱりねぇみたいな印象を持たれてしまうことだって実際あります。

SNSの普及で簡単につながりができるため、昔より噂はすぐに駆け巡ります。

ママの評判が子どもの評判に結びつくこともあるのです。そういう意味でも学校に顔を出すこと、協力することは、たとえボランティアみたいなことだとしても意味のあることだと思います。

●ライター/amu(ママライター)
●モデル/貴子

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