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千利休の茶室を再現。建築を学べる森美術館の企画展

  • 2018.5.25
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森美術館15周年記念展「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」開催中!

東京・六本木のランドマーク「六本木ヒルズ」。六本木ヒルズ森タワー53Fにある「森美術館」にて15周年記念展「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」が開催中。期間は2018年9月17日(月・祝)まで。

世界が日本の建築に注目しているいま、“未来へ紡ぎたい、日本建築のわざ、こころ、かたち”を展示。縄文の住居から最新の現代建築まで100のプロジェクト総数400点超の展示物を通して、日本建築の本質に迫ります。

日本建築の“過去・現在・未来”

明治維新から150年間、日本は“建築の実験場”でした。日本の成熟した木造文化はどのように進化したのか、西洋は日本建築にどのような魅力を見出したのでしょうか。

「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」では、9つの特質で展覧会を構成。機能主義の近代建築では見過ごされながらも、古代から現代までその底流に脈々と潜む“遺伝子”を考察する展示となっています。

日本建築を体感! 100プロジェクト。総数400点超。

100プロジェクト総数400点超が展示される圧巻のスケール。そして鑑賞するだけの展覧会とは異なり、“体験”できることもこの展覧会の見所の一つです。日本建築を体感できる展覧会となっています。

原寸で再現! 千利休の茶室・国宝「待庵」

千利休の作とされ現存する茶室建築としては日本最古。国宝「待庵」を原寸で再現しました。日本文化である“わび”の思想を空間化したもので、日本文化を語る上で欠かせない建築物です。二畳の茶席・にじり口を体感できます。

丹下健三「自邸」

広島平和記念公園・東京オリンピック・大阪万博など戦後の国家的プロジェクトに携わった建築家・丹下健三氏。「美しいもののみ機能的である」と唱えた巨匠の“自邸(現存せず)”を巨大模型で間近で鑑賞することができます。

ライゾマティクス・アーキテクチャー×最新技術

日本の建築物を最新技術“レーザーファイバー”で原寸再現し、そのダイナミズムを3Dで体感する体験型インスタレーションです。ぜひその世界を体験して。

モダニズムの名作家具で構成「ブックラウンジ」

戦後のモダニズム建築で有名な「剣持勇」氏、「長大作」氏などのデザイナーの名作家具は、美術館に収蔵されている作品が多く、展示されても触れることはできません。「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」では、オリジナル家具に実際に触れ、座ることができる「ブックラウンジ」を設けました。

建築の専門性がなくても楽しめる展示デザイン

建築の専門性がなくても楽しめるようにと、展示スペースの壁を3段階に分けて展示。大型の映像・写真などを展示した「遠景エリア」、展示の核となる資料がある「中景エリア」、解説や詳細な説明文を展示した「近景エリア」。さまざまな鑑賞者に配慮しており、建築初心者でも楽しむことができます。

東京メトロ日比谷線「六本木駅」1C出口よりコンコースにて直結。日本が世界に誇る日本建築を感じられます。平日のお仕事帰りに見聞を広めるのにぴったりです。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか.

イベント情報

・イベント名:「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」
・催行期間:2018年04月25日 〜 2018年09月17日
・住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53F「森美術館」
・電話番号:03-5777-8600

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