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お年寄りに席を譲るように、好きな人に接してみよう

  • 2018.5.22

好きな人に接していると、なかなか思ったように行動できないことってありますよね。


とくに、「こうした方がいいってのはわかるけど、でもこれやったらいいヤツに思われようとし過ぎてる感じがしない?」みたいな、恥ずかしさなのか、分別なのか、そういう謎なバランス感覚に邪魔されてしまうことって少なくありません。


そんなときにはぜひ、彼をお年寄りだと思って(?)行動しようとしてみるといいかもしれませんよ?

◼︎たいていの人は「席を譲りたい」

よくネットなんかで、「お年寄りが目の前に立ってるのに、寝たふりをしたりゲームに没頭してる若者が増えた」みたいな話を聞くことがあります。


たしかに、席はなるべく譲ってあげるべきだと思いますが、その原則論はひとまず置いておいて、私は、席を譲る人はもちろん譲らない人だって、「あ、譲ろうかな・・・・・・」というところまではきちんと考えているはずだと思うんです。


みなさんも、一度くらいは優先席を譲り損ねたことがあるんじゃないかしら?「譲らなきゃ」ってちゃんと思っていながら、「なんかここで立ち上がるのは、いかにもいい人ですアピールしてますみたいになっちゃうよな」って、意味不明なことを考えてためらってしまう。


他にもありますよね。


駅やデパートのエレベーターで自分が先に乗ったら、ベビーカーのお母さんがやって来て、しかもエレベーターが満杯でその人は乗れなさそう。「私が降りなきゃ」って思うのに、なぜか下を向いて気付かないふりをしてしまう・・・・・・


駅前で募金募ってるし、100円くらい入れてあげようかなって思うけれど、なんか募金するのが逆に優等生キャラ気取ってる感じがしてダサいんじゃないか・・・・・・などなど。


こういうの気持ちはすごくよくわかります。なぜなら私も、たまにこれをやってしまうから。譲りたいって思ってるのに、変な自意識が邪魔する。毎回、それをやってしまった後の罪悪感だけはいっちょまえに味わいながら、「私はちゃんと罪悪感は覚えてるし、悪い人じゃないよね」みたいに自分を慰めてる。

◼︎「やった方がいい」ことはやった方がいい

すごく当たり前過ぎて笑えることを言いますよ?
好きな人と接しているとき、「あ、これしたい」と思ったことは、絶対にやった方がいい。


なぜならそれは、こういうのがみんな、お年寄りに席を譲ることとおんなじで、実際にやった人だけが「ありがとうねぇ」と言ってもらえるものだから。自分の隣の人が譲ってしまってから、隣に新たに座ったおばあちゃんに対して、いくら心の中で「実は私も譲りたいとは思っていたんですよおばあちゃん!」と叫んでもおばあちゃんにはそんな気持ちは一ミリも届いていないから。


気持ちを受け取ってもらえたこと、気持ちが届くことの嬉しさは、気持ちを届けた人だけが味わえるもの。気持ちを届けることで相手が感じてくれる「ありがとう」「素敵だね」の気持ちも同しです。


彼がさりげなく車道側を歩いてくれた、お店で上座を譲ってくれたら、「自意識過剰かな」なんて思わず、「感謝したい」という気持ちに素直に従ってお礼を言いましょう。


彼のシャツのえりが乱れていたら、「あざとい?いい子アピール?」なんて恐れずサッと直してあげましょう。


彼がお疲れな雰囲気だったら、「気が利きますアピ?」なんて臆せず「大丈夫?」と声をかけてみましょう。


持てるのが上手な子って、こういう当たり前な行動力が高い気がします。みんな思いつくけどやらない方が多いことをバンバンやってく力が。
ちょっと頭の片隅に置いておいてほしいなと思います。(遣水あかり/ライター)


(ハウコレ編集部)



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