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「遊ばれているのではない、私が遊んであげているのだ」というおまじない。

  • 2018.5.20
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今回の相談者さんは「遊ばれているとわかっているのに、そんな男性との関係を切るのに踏ん切りがつかない」Yさんです。
Yさん「話も合うし、一緒にいて楽しい方で。タイプな人なので、彼ならいいかなって思ってしまいます。
冷静に考えても幸せにならないと頭ではわかっていても、考えと感情が一緒にならないというか。
心のどこかで彼とうまくいくのではないかと思ってる自分がいるのかもしれないですね。」

どうでしょう?割とよく聞く話だと思いませんか?
女子会なら「そんな男クズに決まってるって!さっさと別れなよ!」と間違いなく言われる案件ですが、相談者は迷われている様子。
あなただったらこんな時どうしますか?
そんなYさんに僕が提案したことは「遊ばれている状態ではなく、遊んでいる状態になればいいのでは?」ということでした。

■THE・クズな男の特徴「質問をはぐらかす」

僕「ちなみに遊びで付き合われていると感じる根拠はなんでしょうか?」
Yさん「初めて会った日に割と手を出されて。するところまではいかず、お互い終電で帰ったんですけど。
2回目会った時も同じようになって。彼女いないかとは言ったんですけど、そのほかの(自分のことをどう思っているのかなどの)質問に対しては、『どう思う?』って逆質問されまして。」
僕「なるほど。彼を否定するわけではないのですが、『聞かれた質問に明確に答えない』はクズの典型ですからね」
Yさん「そうですよね。ごまかすとかもう黒ですよね」

◇◇◇
説明しよう!
クズがどうして質問をはぐらかすのか?その理由は簡単だ。
「付き合っている」という関係を明言しないことで、いくらでも逃げ道を作っておけるからだ。
そのためクズ男はなんとかして「あなたとお付き合いしたい」ということを口にしないようにするのだ!
「好きじゃなかったからこんなことしないよ」なども代表的な言い回しだぞ!
◇◇◇

さて、相手が黒だということはわかりましたが、問題は「心が行動と一致しないこと」をどう解決するのか?ということです。

■遊ばれているのではなく、こっちが遊んでいるというスタンス

僕「これは提案なのですが、彼との関係を切るか続けるか二択しかないから悩んでいるのであって、いつでも切れるように関係を続けるというのはどうでしょうか」
Yさん「どういうことでしょうか」
僕「やめとけ、でやめられるなら警察はいらないわけで。
彼がYさんと遊んでいるなら、Yさんもフラットに彼との時間を純粋に楽しんだらどうでしょうか?
遊ばれているのではなく、積極的にこちらから遊びに行く。そんなスタンスでいたらどうでしょうか」
Yさん「なるほど。確かに今切らないで関係を続けて、本気にならずに遊んでいれば問題ないですね。
フラットに楽しむ・・・なんかすごい納得しました!白か黒で考えすぎてましたね。」
僕「ただ、注意点が一つだけ。
遊んでいるのですから、彼との楽しい時間に甘えてしまわないように、新しい出会いも探すこと。
『最悪本当にこいつがクズだとわかった時に、気持ちの移しどころがある』ということが安心感に繋がるはずです」
Yさん「ありがとうございます!新しい出会いも頑張って探さないとですね」

■「わかっててもできない」問題は軽視しないほうがいい

今回のYさんのように「頭ではわかっているのに行動に移せない」問題は、非常にセンシティブで大事に扱う必要があります。
心に従うことはとても重要なことで、こうしたほうがいいと頭ではわかっているのにできない、ということに案外自分の本質が隠れていたりするものです。
そこと真剣に向き合うことで、必ず自分の中でブレイクスルーが起きます。
『しょうもない悩み』で片付けずにきちんと膝を付き合わせて考えるべきことなのです。
今回のYさんの場合は、おそらくですが新しくいいひとが見つかった時に「私、なんであんな奴のこと好きだったんだろう?」と気づくパターンなのだと思います。
その時、彼女はきっと自分の恋愛における傾向性を掴んでくれると信じています。(川口美樹/ライター)
(ハウコレ編集部)

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