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男の言葉を信じてはいけない、と言いながら何度も負けてきた【トイアンナのしくじり恋愛】

  • 2018.5.20

こんにちは、トイアンナです。これまでの恋愛コラムで何度「男の言葉を信じるな」と書いてきたでしょうか。
会社を辞めて起業すると言いながらつつがなく中間管理職を務めあげる35歳男子、「結婚したら養うよ」と言いながらキャリアプランがまるでない無職、そして妻の愚痴を呼吸のように紡ぎながら第2子が産まれる予定の不倫相手。
でもさ、好きな男の言葉を信じたくなるのが女ってもんじゃない!?

■信じられない男と、そもそも付き合えってか?

男の言葉を信じるな。はい、おっしゃる通りです。でも、そもそも言葉すら信じたくないような男と付き合うか? 愛しの彼が「起業したら楽をさせてあげる」と言ったら、信じたくなるのが女、いえ人間ってもんじゃないの? 同じように甘言へ釣られ、何千万もスってる投資家だって腐るほどいるじゃないですか。
人間、言葉を信じたいようにできているんです。だから信じちゃうのは仕方ない。心の底で「この人、本当に大丈夫かな」と一抹の不安を抱きながらも、抱きしめてくれる腕に頭預けたいのよ。
でもそれで、私は何度も穴に落ちてきました。学者になりたいと言ったかつての彼。いまだに学生です。キャリアより子供を最優先にしたいと言ったあの男、今は彼女すら捨てて出世まっしぐら。ねえ、私が悪かったの? ここまで穴に連続して落ちれば認めざるを得ません。私も悪かったのだと。

■信じてもいい、矛盾を指摘できるなら

最初に語られたビッグな夢、信じてあげるのもいいと思うのです。だってそれが恋じゃないですか。でもどこかで「ん?」と疑問に感じる点が出てくるはず。
「今の時点でまったくアイディアもないのに、会社辞めて起業するって正気か?」「奥さんと別れる予定なのに、なんでGWとクリスマスに会えないわけ?」「彼は本気だよって言ってるのに、なんで寝た場で次のデート日程が決まらない?」
そこです。目を覚ますところは。

■最初は信じてもいい、損切りを速めるのです

最初は信じてもいい。矛盾を感じたら「それ、おかしくない?」とぶっさすのです。彼が本気なら、行動を変えるでしょう。けれどそこで行動を変えられないなら、しょせんはそこまでの男よ・・・・・・と、彼を見限って我々は次に行けるはずなのです。
悪いのは彼の言葉を信じた自分ではない。矛盾に気づきながら、ズルズルと関係をつづけた怠惰な自分でした。だからこれを読む淑女のみなさま、男の言葉を信じたければ信じなさい。ただそこで言ったことを継続できる男と、途中で「ん?」と矛盾が出てくる男がいるのです。後者を見逃すな。そのまま別れも辞さない態度で「それ、おかしくない?」と突っ込むのです。

■信じるのは女の性、損切りできないのは女の罪

離婚をすると言って半年、進展がひとつもない男は本気じゃありません。離婚する気がないならないでハッキリせよと申し上げましょう。こっちは「彼の離婚待ち」期間中、婚活する時間を奪われているのです。
家族を養うつもりだと言って半年、年収プランが出てこない男にはツッコミましょう。いったいいくら稼ぐつもりなのか。そうじゃなければ共働き希望なのか。きっといつか年収を上げてくれるはずなんて夢は投げ捨て、話し合いましょう。
家のことは俺がやるからと言った男と暮らしたとしましょう。シンクに食器が溜まっているのに、代わりに洗うのはおよしなさい。感情的に怒れとは言いません。何か家事ができない事情があるのか、それなら代わりにどうするつもりなのか聞いてみましょう。
男を信じるのは愛情です。けれど怪しさを感知しながらスルーするのは自分の罪。違和感を見逃さず、今日訊いてみてください。「ねえ、それっておかしくない?」と。(トイアンナ/ライター)
(ハウコレ編集部)

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