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別々のベッドで寝るカップルは本当に冷めてるの?

  • 2018.5.16

寝るときはいつも別々のベッド(or別々の部屋)。こんなカップルのことをどんなふうに感じますか?
私は以前は「なんか残念なカップルだなー」って思ってしまっていました。なんか冷めてる感じがするし、せっかく一緒に住んでいるのに一緒に寝ないなんてさみしいなって。
でも今なら、そういうの少し理解できる気がするし、しかも、必ずしも残念なカップルなんかじゃないんだろうなっていうふうにも思うんです。

■■別々に寝る理由って?

“別々に寝るカップル”というと、ついつい「一緒に寝るほどラブラブな時期は過ぎ去ったから」みたいなシンプルにネガティブな理由が思い浮かぶと思うんですけど、実際はどうなのでしょうか。以前、同棲を始める段階で、あえてダブルのベッドじゃなくツインのベッドを購入して、今でも別々のベッドで彼女とは寝ているというある男子にお話を聞いたことがあります。
すると彼は、「一緒に住むと、365日毎日一緒に寝ることになるわけだから、お互いの睡眠の質を考えたときに、基本は別々に寝ることにしつつ、週末とか、そういうときだけは一緒に寝るみたいにすればいいかなって思ってそうしました。もちろん『いきなり別々に寝るなんて大丈夫か? 冷めちゃわないか?』みたいな葛藤もふたりの間にあったけど、実際お泊りのときに一緒のベッドで寝ると、翌朝体が痛かったりするのをお互い経験していて、“これからずっと”っていうのを考えたら、現実的なアイデアとして、別々に寝るっていうのが採用された感じです」と答えてくれました。
一言でいえば、「ロマンチックよりも現実」をということだと思うんですよね。でも、「現実」といっても、別に冷めてるってわけじゃない。たしかに冷静ではあるけれど、それは単にクールという意味で、必要以上にラブラブさとか、カップルとしての理想みたいなものに縛られるんじゃなくて、ふたりの生活が長い目で見てずっとうまく続くようにするためにっていう観点から、真面目に、真剣に考えた結果なんだろうなという感じがするんですよね。

■■いわゆる「ラブラブ」に囚われない

上で見たような選択をする場面って、付き合っていていくつもあると思うんです。例えば、毎日LINEをしたり、電話をしたりするような約束をしてたけど、最近忙しくなってきて、毎日は難しいんじゃないかってなってきたから、ちょっと週末だけにしてみない?とか、毎週必ずデートすることにしてたけれども、同じように忙しいって理由から無理して「週一デート」っていうのを守る必要もないんじゃない?みたいなタイミングが。
そういうときにはぜひ、「ラブラブ」に囚われないようにしてください。「ラブラブだったらこうするはず」っていうのはあくまで理想でしかありません。理想の姿を追求するあまり、現実に今のふたりの関係が無理くりになっては元も子もありません。
それよりもむしろ、「たしかにラブラブっていったらそうだけど、現実的にふたりのことを考えたら、こうしたほうがお互いにとってスムーズなんじゃないの?」という気持ちから、あえてラブラブでアチュラチュな理想像を手放す選択。勇気をもってラブラブじゃない選択をすることこそ、本当の意味でふたりの愛の決断なんだと思います。
そして、「長い目で見たら、別々に寝た方がずっとうまくやれるんじゃないの?」という、ふたりの将来を真剣に考えた上での現実的な決断をすることができたカップルは、「ラブラブなら、別々に寝るなんてありえない!」という固定観念だけから選択したカップルよりも、実際に末永くラブラブでいられるのかもしれません。
ふたりで何かを決めるとき、ラブラブカップルの幻想に囚われすぎないようにしてくださいね。(遣水あかり/ライター)
(ハウコレ編集部)

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