バリ島ウブドで発見！ Netflixで紹介されている「Room 4 Dessert」とは!?（Moe Tsukamoto）

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街外れの隠れ家的レストラン。

「ルーム・フォー・デザート（Room 4 Dessert）」がウブドに存在することを知ったのはバリ島滞在中。急いで予約をしようとしたところ連日満席だったので、散歩がてらレストランを訪れてみました。ウブドのセンター街から少し離れたサンジンジャン・ストリート沿いの穏やかな場所あるお店。周りにはネカ美術館やインテリアショップなどもあります。

ヤシの木やバナナの木の間に突然現れるレストランは、隠れ家的な存在。ダメ元でお店の方に話しかけると、次のお客様が来るまでの30分〜40分くらいは空きがあるとのことだったので、アラカルトでデザートを一品いただけることに。

外観も内観も廃墟の雰囲気が漂うレストランは、リュクスというよりは独特なムードが溢れていました。インドネシア出身のアーティストが手がけたという建築は、リサイクルした素材を使っているそう。また、インテリアに使われているのは、シェフのウィル・ゴールドファーブさんが集めたアンティークアートや、ウブド出身のアーティストの作品。斜めになっている入り口、止まっている時計、店内の壁に描かれた絵（特に天井に描かれた、穴から店内を覗き込む子供2人の絵）は、スイーツと同じくらい心に残りました。

エル・ブリから始まり、NY、そしてバリ島へ。

パティシエのウィル・ゴールドファーブさんは名店「エル・ブリ」で研修をした後、NYにレストランをオープン。Netflixのドキュメンタリーでも語られていますが、成功や失敗を繰り返し、最終的にインドネシアに引っ越したそうです。バリ島で一からスタートし、今では大人気レストラン「Room 4 Dessert」をウブドにて経営するまでに。

ウブドの地元で採れる材料をモダンにアレンジしたデザート。

「Room 4 Dessert」では、料理も提供していますが、メインはカクテルとデザート。9つのデザートが楽しめる「Nine Ways To Die」というテイスティングメニューが人気とのこと。パッションフルーツをはじめ、チアシードなど、使用されている材料は地元で採れるものだそうです。バリ島からインスピレーションを得ているというデザートですが、見た目はとてもモダンでゴージャス。また、使われている食器はシェフのデザインしたものを地元の陶芸家が作っているそうです。

地元で採れるカカオに興味があったので、今回はアラカルトからチョコレートたっぷりのChocobubblesをセレクトしました。温めたムース、クッキー、ココアニブのヌガチンなど、いくつかの層になっているチョコレートベースのデザートは、初めての感覚でとても美味しかったです。

おしゃれなレシピ本も購入可能。

今でも新しいデザートの研究を続けているというパティシエののウィル・ゴールドファーブさんのアイディアを覗き見できるブック。デザートのレシピやシェフのアイディア、現地で収穫しているという材料の話などが美しい写真とともに掲載されています。アートブックのように楽しめる内容の美しいレシピ本でした。

Room4Dessert
www.room4dessert.asia

参照元：VOGUE JAPAN