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乳児湿疹の治療方法で夫婦喧嘩……ママがとった解決方法とは?

  • 2018.5.15
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こんにちは、佐原チハルです。

育児経験者なら、きっと親しみの単語「乳児湿疹」 。乳児湿疹の場合、たいていの場合はまず保湿剤 が出されます。それですめばよいのですが、症状がよくならなかったり、悪化してしまったりする場合もありますよね。

そんなとき、もし乳児湿疹の治療方法で夫婦間に意見の相違 があったらどうしますか?

今回は、乳児湿疹の治療方法で「夫婦間に意見のすれ違いができてしまった!」という体験談・解決策についてご紹介します。

乳児湿疹の治療薬「プロペト」

「生後3ヶ月で、乳児湿疹が出て、まずは小児科に行ったのね。産院の隣にあって、かかりつけに決めてたところ。それで、まずはプロペトっていう保湿剤 が出されたの」

今回話を聞いたのは、筆者のママ友(30代・7歳と3歳の子のママ)です。上のお子さんが生後3ヶ月のころ、乳児湿疹がでました。

「小児科では、肌を清潔にして、しっかり保湿するのが大事って言われて。で、それについては夫も『そうだね〜』って感じで納得してたんだけど……」

問題は、プロペトを塗っていてもどうやら乳児湿疹が改善しない ぞ、というのがわかってきたころに起こりました。

「これはちょっと保湿だけじゃよくないかも、って思って、『明日また小児科行って薬もらってくるね』って言ったら、夫が微妙な顔になっちゃって」

パパさんは、赤ちゃんの乳児湿疹の治療で薬を使うことに反対 だったのです。

夫婦間の意見の相違、それぞれの言い分

「症状がよくならない、治療が必要、ってなったら、薬を使うのなんて当たり前だよね。だから、夫が嫌がってる意味が最初、ほんとに全然わかんなくって 」

赤ちゃんの湿疹を「これくらいどうせ大したことない」と軽くみているのでは、自分の子どもをケアする責任感が薄い のでは……など、様々なことを思ったそうです。

「でも聞いてみたら、むしろ子どものことを心配してたっていうか。愛情ゆえ? みたいな感じだったんだよね」

どうやらパパさん、職場の先輩パパ・ママたちに、お子さんの乳児湿疹の話をしたそうなのです。そこで「ステロイドは使わない方がいい 」という話を聞いたのだそう。

「ステロイドの薬を使うと『肌が黒くなって跡になってかわいそう』とか、『薬に頼っちゃうと、薬がないと治らない子になっちゃう』とか言われたみたいで。あぁ、なるほど、って思ったよね……」

薬やワクチンへのアンチの声は、産後育児中はママのもとにも届きやすいです。「薬なんて使わなくても大丈夫」「自然が一番」という言葉には魅力もありますし、「一理ある」こともあるのでしょう。

「子どものためだっていうのがわかったから、怒りとか不安とかはなくなったけど、こりゃどうしよう……ってけっこう悩んだ よ」

このママ友は、小さい頃はアトピーに苦しんでいたそうです。皮膚トラブルに関しては、適切なタイミングで適切な治療を行うことが大切だと、身をもって知っているそう。

パパさんの不安も解消しつつ、子どもにちゃんと治療を受けさせるにはどうしたらいいのか、ママ友は考えました。

乳児湿疹の治療選びの解決策とは?

「『うちらは素人だから、プロの話をきこう』って話したの。で、小児科じゃなくて皮膚科を受診することにして、夫と一緒に受診する病院を探すようにした」

ママが決めるのではなく、むしろパパを中心に病院を探す ことで、よりパパが納得できる選択肢になるはず……とママ友は考えました。

「で、近所に1件評判のいい皮膚科を見つけられてさ。『むやみにステロイドは処方しません、大切なのは上手に付き合ってあげることです。』って書いてあって。私も『ここなら大丈夫そうな気がする』って思って」

そこでさっそく、その週末にご夫婦揃ってその皮膚科に行ったそう。

「結局うちはステロイドの薬は使うほどではなさそうってなって、非ステロイドの薬が出たんだ。で、それでしっかり治ってくれたんだけど。今後ステロイドを使うことになった時にそなえてか、先生がステロイドについてもしっかり説明してくれたんだよね。夫もそれきいて納得っていうか、安心できたみたい」

夫婦間で意見をぶつけ合うのではなく、“第三者の専門家” の意見を参考にし、取り入れたこと。そして、その専門家選びを(パパをメインにしつつ)夫婦一緒に行えたこと。「その2つが重要だった んだと思う」と、ママ友は言っていました。

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以上、いかがでしたでしょうか?

今回ママ友から聞いた話は、乳児湿疹の場合に限らず、夫婦間で意見のすれ違いがおきたとき の参考にできそうだな……と思いました。

夫婦間での意見のすれ違いは、日々起こって当然のことです。しかし扱いを間違えれば、夫婦間に深い溝を作ってしまう事態 にも発展しかねません。夫婦の両方ともが納得できる答えを得るためには、まずはその答えに至る道筋を一緒に探せることが大切 なのですね。

●ライター/佐原チハル(フリーライター)

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