五月病でやる気が出ない…やる気スイッチを押す方法とは？

桜が咲いてウキウキしちゃって、やっとお気に入りのトレンチコートを着れると思ってワクワクして着たら街でまるかぶりで嫌になったりしちゃったりして、なんていう4月はあっと言う間に後ろに消え去り、今はやる気出ねえ～の5月。

ということで、今回は、五月病でやる気が出ないあなたにやる気スイッチを押す方法をお教えしたいと思います。

やる気が出ない時はやる気が出るまで遊ぶ！これがもっとも手っ取り早い方法です。作家とかフリーランスの人はしばしばこの方法をとります。

締め切り？そんなものはどうにでもなります。世の中にはウソの締め切りとマジな締め切りとがあるからです。

相手が言ってくる締め切りは、たいてい嘘の締め切りです。「5月15日までに入稿してくれないとマジで困るんですぅ」なんて言ってくるのはウソの締め切り。言ってくる相手の心の中にはマジな締め切りが別にあって、それは5月25日だったりします。だからやる気が出ない時はどこかに遊びに出かけるといいです。

やる気が出ないままダラダラ仕事をしても効率が悪いし、なによりアイデアが湧いてこないですよね？

時間って不思議なもので、あとから辻褄が合うようになっているので、アイデアが湧いてこない時は無駄に遊ぶ！遊んで時間を浪費したのちに机に向かうとあら不思議。これまで3日かかっても出てこなかったアイデアが3分で出てきて締め切りに間に合う、なんてことはよくあります。

とはいうものの、サラリーマンの人は「わたしやる気出ないので、ちょっと遊んできま～す」とは言えないですよね？

そういう時はどうしたらいいのか？

心理学の先生が以前、いくつかの方法を教えてくれました。

1つ目。掃除をする。掃除をして身の回りがきれいになれば、自分で自分のことをコントロールできている、いわば有能感みたいなものが出てくるんだって。で、この有能感が「お前はできるヤツだ。だから仕事のやる気も出てくるはずだ」と暗示をかけてくれて、しだいにやる気スイッチがONになると。

2つ目はやる気ないなあと思いながらも3分だけやってみる。たとえば読みたくない本を読まないといけない時は、3分だけ読んでみる。で、それでもやる気が出ない場合はそれで終わりにする。

がしかし、場合によっては3分読むと、なんかやる気が出てきて、徐々に集中状態になるそうです。

思うんですが、世の中の多くの人が考えているやる気スイッチって、壁にある電気のスイッチみたいに、ちょっと押せばつく、みたいなイメージじゃないですかね？

やる気スイッチなんてものは、ホントは、ボロボロの10トンのバカでかい車のエンジンをかけるようなものなんですよ。違うたとえ方をするなら、縄文時代の火起こしみたいなものですよ。

そこを勘違いしちゃうと、ちょっとやったけど火がつかない→嫌になる→生肉を食べることになる→下痢をする、ということになって、人生まるっと損します。(ひとみしょう／文筆家)