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毎日タバコ20本!そんな妊婦さんが禁煙した実体験

  • 2018.5.14
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こんにちは、猫ライターの乙美亜十です。

私には現在2歳になる娘がいますが、3年前の妊娠が発覚したとき、私は喫煙者でした 。妊婦の喫煙による胎児への影響はもちろん知っていたので、妊娠が発覚した直後すぐにタバコを辞めたのですが、予想外の妊娠ということもあり、やはりタバコを吸いたいという衝動に度々襲われました。

今回はそんな妊娠中にタバコを吸いたくなった時に私が実際に試した方法をご紹介しようと思います。現在妊娠中で悩んでいる方は参考にしてください。

妊娠発覚時の喫煙本数

私が妊娠に気付いたのはいつも吸っているタバコがおいしくないと感じたのと、つわりの症状がみられたからでした。当時、私が働いていた職場は喫煙率がとても高く同じ部署で仲のいい同僚や上司は皆タバコを吸っていました。

そんな私も、当時はそれなりの喫煙をしていて1日で1箱、つまり20本 を吸っていました。

決して少なくない本数でしたが、妊娠発覚直後はつわりによってタバコを吸いたいという衝動はおろか、タバコのニオイすら気持ち悪い と感じてしまっていました。なので、妊娠が発覚したその日にすんなりとタバコを辞めることができました。

当時は「タバコを辞めるのは苦労すると聞いていたけど、意外と簡単に辞められる ものだな。こんなことなら、もっと早くに禁煙をすればよかった」なんて悠長なことを考えていました。

しかし、そんな余裕はつわりが治まるのと同時に見事に打ち砕かれてしまったのです!

ついにタバコを吸いたい衝動が!

つわりが治り心に余裕が出てきたある日、その衝動は突然訪れました。

「なんでもいいからタバコが吸いたい!」

それまで私はタバコを我慢したこともありませんでしたし、禁煙に挑戦したこともありませんでしたので、タバコを無性に吸いたいと感じたのはその時が初めてでした。

もちろん、妊娠中にタバコを吸うのは絶対にNGだということはわかっていましたし、タバコの危険性も十分に理解しているつもりでした。しかし、理性ではわかっていてもタバコを吸いたいという衝動が湧いてきてしまい、思わずイライラしてしまいました。

さらにタバコを吸いたいという欲望を加速させたのは喫煙所でのコミュニティ です。

喫煙をしている方ならわかると思いますが、喫煙所にはだいたい決まった時間に決まった人間が集まるため、自然と喫煙者同士の交流が生まれるのです。私にとってそんな喫煙者同士で会話する時間は、仕事のリフレッシュ する時間でもありましたし、仲のいい同僚と他愛のない会話ができる大切な時間でした。

しかし、妊娠をしているとタバコを吸えないのはもちろん副流煙が充満する喫煙所に入ることすらできません。そのため、いつも休憩時間に喫煙所で会話をしていたメンバーとの交流がグッと減ってしまいました。このこともタバコをまた吸いたいと思った理由です。

しかし、そんな理由で妊娠中に喫煙をしてしまったら、お腹の子供に悪影響ですし、最悪の場合流産や死産 の原因となることも重々理解していました。

何とかこのタバコを吸いたいという衝動を抑えなければいけない!

そこで、私はありとあらゆる禁煙対策を行うことにしたのです。

タバコを吸いたくなった時に実践したこと

まず実践したのは、一般的に言われている禁煙法です。妊娠をきっかけに禁煙をしたヒトだけではなく、自分の健康のために禁煙をしている方も試している一般的な方法を、まずは実践しました。

・ガムを噛む
・飴を舐める
・ミネラルウォーターを飲む
・炭酸飲料を飲む
・禁煙パイポや電子タバコを試してみる

このような方法を全体的に試してみました。

また、通常の禁煙の時なら味の濃いご飯を食べる、お菓子を食べるという方法もあるようですが、妊娠中で体重管理を徹底するように言われていたので、糖質をとることは極力控え ていました。

なので、どうしてもタバコが吸いたくて口寂しくなった時はノンシュガーのガム、飴、炭酸飲料 が大活躍してくれました。これらを食べても、タバコを吸いたいという衝動が完全に無くなるわけではありません。しかし、気が紛れるので何もないよりはマシという感覚でした。

また、禁煙パイポや電子タバコを試してみたのですが、喫煙したい衝動をさらに増幅させるような気がして私はあまりいいとは思えませんでした。

禁煙パイポや電子タバコを吸っていると、どうしても「これじゃなくて、本物のタバコが欲しい」という気持ちが沸き上がってしまったのです。これは個人的な感想なので、あくまでもこういった意見があるよという程度に思っておいてくださいね。

このような禁煙法を試し、最初は何とか持ちこたえていたのですが徐々にそのような対処法では我慢できなくなってきました。

そこで、私が次に試したのが「妊娠期にタバコを吸うことで胎児に及ぼす危険性」について、ひたすら動画を見たり 書籍を読み頭に焼き付ける方法です。

最近は調べれば様々な情報を見ることができます。その情報を目で見ることで「生まれてくる赤ちゃんのために絶対に喫煙はできない!」という思いを、自分自身に言い聞かせました。

また、胎児に及ぼす喫煙の影響を動画サイトにて閲覧することができました。その動画には、ママが吸ったタバコの煙に包まれる胎児の映像が流れていました。

その映像が本物なのかはわかりませんでしたが、私はその動画を見た瞬間に「お腹の子にこんなつらい思いをさせたくない!」 と強く思うことができました。

しかし、そんな思いを抱いているのにも関わらず時々無性にタバコが吸いたくなる時がありました。特に仕事でストレスが溜まった時 や、イライラするような出来事があった時です。

そんな時は、帰宅後にノンアルコールビールを飲みながら 自分の欲望を抑えつつ「出産したら、母乳からミルクに速攻移行してタバコとビールを思いっきり飲もう!」と、思いながら過ごしていました。

そのような禁煙期間を半年程過ごしていると、ある日からタバコを吸いたいという衝動が無くなっていることに気付きました。

また、今まで休憩時間は喫煙所に集まる同僚と話していましたが、その時には今まであまり関わったことがなかった非喫煙者の同僚と休憩室で楽しく会話をするようになっていました。そんな新しい交流 が生まれたのも精神的に楽になったのかもしれません。

今回の記事はいかがでしたか?

私はその後、禁煙を続けたまま無事に出産を終えた私は意外なことに現在もタバコを吸っていません。妊娠中はあれだけタバコを吸いたい、出産したらまずはタバコを吸いながらアルコールを飲もうと心に決めていたのにです。

しかし、いざ出産をしてみるとタバコを吸いたいという思いは特になく、友人と会っている時や居酒屋に行ったときにタバコを吸う姿を見ても吸いたいと思わなくなりました。

もしかしたら、当時タバコを吸いたい衝動に駆られていたのは「タバコは絶対に吸ってはいけない!」と思いつめていたのが原因 なのかなとも思います。

実際に、思いつめていた時よりも、「我慢できないから、出産して落ち着いたら粉ミルクに切り替えて速攻タバコとアルコールを飲もう!」と思ってからの方がタバコを吸いたいと思わなくなりました。

今現在タバコを吸いたいと悩んでいるプレママの皆様、まずは「タバコを一生吸えない」という考えを捨てて「時が来たらまた吸えるから今は我慢しよう」 という、考えに切り替えてみてはいかがでしょう?

私のようにつらいタバコを吸いたい衝動が治まるかもしれません。

ぜひ、私の経験談を参考にして妊娠期間を乗り越えてください。

●ライター/乙美亜十
●モデル/福永桃子

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