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増加傾向アリ! 入試科目に“英語”がある私立中学校受験のポイント5つ

  • 2015.1.30
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【ママからのご相談】

都内に住む主婦で、小学5年生の娘がいます。中学受験を考えておりますが、最近、中学入試にも英語のテストを設けるところが出てきました。娘は、国語が得意ですが、英語をとても嫌がって、「英語のあるところは絶対受けない」と言います。親の希望としては、入試をきっかけに英語の勉強も頑張ってほしいと思っています。娘いわく、「(英語は)中学生になったら、頑張る」と、反抗されました。中学受験を考えている皆さんは、英語の入試のある学校についてどのようにお考えでしょうか?

●A. お子さんの関心度に合わせて。受験英語が負担になる場合も。

こんにちは。ママライターのKOUです。

ご相談者さんのおっしゃる通り、近年、英語を入試に取り入れる私立中学校が増えているのは事実です。新聞の報道などによると、2015年入試で導入するのは、帰国生限定を除いても首都圏だけで30校以上はあると言います。

背景にあるのは、小学5、6年生の英語の必修化(2011年度から)など、小学校における英語学習の本格化です。日本の教育改革に伴い、国際化教育に着目して力を入れる学校が続々と増えているようです。

導入校をみると、一般入試の選択科目の1つに英語を取り入れる学校が目立ちますが、中には、英検取得者を対象にした英語入試や、英語、算数、作文(日本語)の3科目による“グローバル入試”といった独自の方式を打ち出すところもあるようです。

確かに、国際化が進む中、日本の将来を担う子どもたちにとって英語ができることが求められているとは思います。

そこで、受験生(中学受験)がいる、あるいは受験を考えている現役ママさんやパパさんたちから、英語入試についてご意見を集めてきました。

●英語入試についての考え5つ

●(1)受験校の独自性をアピール

『英語入試があっていいと思いますが、うちの子の志望校にはありません。英語を取り入れたりする学校は、独自性をアピールしたいのだと感じます。英語圏に小さいころに住んでいた経験があったり、ご両親が英語関連のお仕事をされていたりと、もともと英語に触れる環境で育ったお子さんにとっては、チャンスだと思います』(小学5年生女の子ママ)

●(2)受験科目が増えると負担

『受験科目が増えるのは息子にはとても負担になるようです。小学校までは、授業で英語に触れている程度で、入試には必要ないと感じます。ただ、長い目でみると、英語ができることはプラスだとは思います』(小学6年生男の子パパ)

●(3)将来、英語を話せるのが必須に

『娘は、幼稚園のころから英会話教室に通っています。帰国子女ではないですが、私よりも英語を話せるので、将来が楽しみです。残念ながら受験する女子校には、英語科目はありませんが……。これから小学校でも英語教育に力を入れるようですし、娘が社会人になったころは、きっと英語ができるのが当たり前の世の中になっていくのでは。(中学受験で)導入していくところはどんどん増えてくると思います』(小学6年生女の子ママ)

●(4)子どもの関心度合いによる

『子どもは私立小に通わせていますが、英語に全く興味がありません。周りが、「国際化」だの、「グローバル化」だの騒いでも、聞く耳を持ちません。おそらく、本人は必要性を感じていないのだと思います。子どもからは、「(英語は)いつ使うの?」と聞かれ、今は、「大人になったら使う機会が出てくる」とごまかしています。確かに、国際化と言われても、皆が英語を必要とする職業につくわけではありませんし、子どもの関心度合いで志望校を選べば良いと感じます』(小学5年生男の子パパ)

●(5)(入試は)リスニングやスピーキングを重視して

『志望校は決まっていませんが、中学受験を目指して、塾に通わせています。英語の勉強は通信教育でやらせています。受験校の幅も広がり、(英語入試は)歓迎なのですが、英語に偏りすぎて国語の読解力を軽視するようになっては困ります。また、日本の受験英語は暗記が主なところがあり、リスニングやスピーキングを重視してもらいたいです』(小学4年生女の子ママ)

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以上、皆さんからさまざまなご意見をいただけました。

最近は、小学校だけではなく、幼稚園や保育園などで英語に触れる時間をつくっているところも少なくありません。英語が中学入試で必須科目になる未来もそう遠くはないように感じます。

英語教育の低年齢化に伴い、未就学児も英語を学ぶ機会は増えてくるはずです。ただ、幼稚園教諭の知人は、『幼児期はまだ日本語を話すことさえもままならないのに、無理に英語を習わせたりするのはあまり良くない』と、早期教育に疑問を持っているようです。

ご相談者さんも、ご紹介した声を参考にしていただき、お子さんのお気持ちを大切にしながら、志望校選びをご検討されてくださいね。

(ライタープロフィール)

KOU(ママライター)/大学卒業後、新聞社に入社。地方支局や芸能部などで、10年間にわたり記者生活を送った。あっとういう間に30半ば目前に。「このままでは結婚できない」と思い立ち、婚活に専念(?)しようと、退職。数か月後には結婚相手を見つけた。36歳で1人目を出産。育児中には通信講座で保育士の資格を取得、少しは役に立っているのか、息子もすくすく育っている。現在は、のらりくらりと在宅でライター業を営む。

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