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食べても太らない秘訣は? 美人トレーナー八木知美さんの食事&間食ワザ

  • 2018.5.10
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飲み会前は、先取りで食事量をマイナスに調整

ダイエットの壁になるのが、飲み会などのイベント。食べ過ぎた後は、「体重が増えちゃった…。食事量を減らしてガマンしなきゃ」と、ストレスになりがちです。イベントでどうしても食事量が増えるとき、八木さんはどのように調整しているのでしょうか。

「食べ過ぎてプラスになった状態をゼロに戻すのは大変ですよね。私の場合は、“マイナスにしてからゼロに戻す”ようにしています。そのほうがストレスなく、イベントを思い切り楽しめるんです。

例えば…
・夜に友達との飲み会があるとき → 朝食、昼食を野菜中心にして糖質を抑える。
・土日に旅行で食べ歩きする予定があるとき → 木曜日、金曜日の食事を軽くする。

というように、先取りでマイナスして、イベントのときは、よ~し食べるぞ!と、自由に食事を楽しんでいます」(八木さん)

また、イベント前は、調整のために食事量を減らすだけではなく、トレーニングをして代謝を上げるようにしているそう。

「たとえば、海外旅行をするとき。食事制限をしないで現地のものをいろいろ食べたいので、朝早めに起きて1時間ぐらい自重トレーニングをして、30分ほど半身浴をしてから1日をスタートします」

イベント前は“先取りでマイナス”という考え方を知っておけば、ダイエット中の飲み会や旅行も怖くないですね。

たんぱく質が手軽にとれる「ゆで卵」を間食に

たんぱく質は、筋肉、骨、髪、爪など体の材料になる重要な栄養素。肉、魚介、大豆製品、卵、乳製品などに多く含まれます。「たんぱく質が不足すると、まず毛先がパサパサになったり、爪先がボロボロになったりして、筋肉量も減ってしまう」と八木さん。健康的な体づくりのために、たんぱく質を積極的にとっているそうです。

八木さんは、「食事で肉、魚介、大豆製品のおかずからたんぱく質をとり、間食では“ゆで卵”をよく食べている」といいます。

「お腹が空いて何かつまみたいなと思ったとき、お菓子ではなくゆで卵を食べています。そのまま食べたり、ちょっと塩をつけて食べたり。1日に1~2個は食べていますね。

卵は、栄養価が優れた食品で、アミノ酸スコアが100。ビタミンCと食物繊維の以外の栄養が含まれることから準完全栄養食品といわれます」

ゆで卵は、体づくりに必要な栄養が補えるうえ、腹持ちも優秀。ダイエット中の間食に役立ちそうですね。

続いて、肌のうるおいや脂肪の燃えやすい体づくりのために八木さんが行っている良質な油のとり方をご紹介します。

 

 

良質な「オリーブ油」でドレッシングを手づくり

油は高エネルギーなので、避けている人もいるのではないでしょうか。「油を抜くと、便秘になりやすくなり、肌がカサカサになってしまいます。良質な油をとると、肌にうるおいが出て、脂肪が燃えやすくなる」と八木さん。

「良質な油がとれる食品として、DHAやEPAが含まれる魚介、リノール酸やリノレン酸がとれるアボカドなどがありますが、これらを毎日とり続けるのは難しいですよね。私は、いろいろな料理に使いやすいオリーブ油から良質な油をとっています。

オリーブ油には悪玉コレステロールを減らすオレイン酸が豊富で、必須脂肪酸のリノール酸、α-リノレン酸も含まれています」

八木さんは、オリーブ油で次のドレッシングをよくつくっているそう。

「オリーブ油とバルサミコ酢を1:1で混ぜ、塩を少量加えるのが基本のドレシングです。これに、好みでブラックペッパー、バジル、わさび、ゆずこしょうなどでアレンジしても、おいしくサラダを食べられますよ」

オリーブ油にはさまざまな産地がありますが、八木さんのおすすめは…

「チュニジア産のオリーブ油がいち押しです。ポリフェノールが豊富に含まれていて、購入しやすい価格も魅力ですよ。友人からすすめられてチュニジア産のオリーブ油をとるようになったのですが、お肌がツルツルになったんです。

また塩は、私はスペインのイビザ島の塩を使っています。スーパーでよく売っている、食卓塩ではなく、海から採ったシーソルトか、岩塩か、自然から採取した塩がおすすめです」

チュニジア産のオリーブ油やスペインのイビザ島の塩は、ネット通販や輸入食品店などで取り扱っていることがあるので、チェックしてみて。

「ドライフルーツ」を持ち歩いておやつに

外出先で小腹が空くと、チョコなどのお菓子を食べている人もいるのでは? 八木さんは、バッグにドライフルーツを入れて持ち歩き、疲れて甘いものが欲しくなったときに食べているのだそう。

「特におすすめしたいドライフルーツは、プルーン、いちじく、アプリコットの3種類! 市販のドライフルーツは原材料に砂糖が使われているものが多いのですが、この3種類は素材そのものの甘みが強いので、砂糖不使用のものが手に入りやすいですよ」

この3種類のドライフルーツを選ぶ理由は…

「ドライプルーン、いちじくには、緩下(かんげ)作用という、お腹をゆるくする働きがあるので、便秘の対策のために。

ドライアプリコットは、利尿作用があるカリウムが豊富。私は、むくみやすくなる生理前に、ドライアプリコットをよく食べているんです」

「ガマンする」ダイエットはストレスがたまって続かないけれど、八木さんのように、体にいいものを取り入れていけば、食事を楽しみながらキレイにやせられそうですね。

 

撮影/山上忠 ヘア&メイク/斎藤節子 取材・文/掛川ゆり

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