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花の終わった球根どうしてますか?球根の保存方法とこれから楽しめる初夏の花☆

  • 2018.5.9

あっという間に春も終わり、初夏の雰囲気になってきましたね。春の始まりを告げてくれた球根から咲く花たち、チューリップやヒヤシンス、水仙、ムスカリ。自宅で花を楽しんだ後の球根はその後どうしていますか?春の忙しさのあまり放ったらかしになっていませんか?花の球根はきちんと保存すれば来年もまたきれいな花を咲かせてくれます。今回はそんな球根の保存方法と、これから初夏に向かって楽しめる花たちを集めました。

球根の保存方法

チューリップ

チューリップは球根のケアをきちんと行えれば3~4年は花を楽しめる植物です。球根の保存方法はそんなに難しくはありません。・花が終わったら葉は残して茎を根元から切り、そのままの状態で液体肥料を月に3~4回与える。・葉が黄色くなって枯れてきたら球根を掘り出し、別れている球根はひとつずつ外す。・ついている土は落としてネットなどの通気性の良いものに入れる。・次に植える時期(春咲きなら秋に植える)風通しの良い日陰で保管する。特にポイントとなるのは、掘り出す前の栄養補給と、風通しの良い日陰での保管になります。

チューリップの水栽培は難しいとされていますが、とてもおしゃれな雰囲気がでますね。チューリップの水栽培のポイントは、球根を買って植えるまでに冷蔵庫で2か月寝かせることです。冬のような環境を与えることで球根内に花芽の準備が整うそうです。冷蔵庫から出したら、できれば周りの茶色い薄皮は取ったほうが良いです。その後根が出てくるまでは暗くて寒い場所で管理します。水栽培したチューリップの球根は翌年も咲かせることは難しいとされています。翌年も咲かせたい場合は、花が咲いた後土に植え替え、10日に1度液体肥料を与え、失われた栄養分を補給するようにしていきます。 

ムスカリ

青紫の小さくて可愛い花を咲かせるムスカリは人気のある球根植物です。ムスカリの場合は球根を植えたままでも毎年花を咲かせてくれます。ただ球根の栄養を保つために、花が咲き終わったら種が付く前に摘み取ります。また茎は伸びすぎてしまうので3月くらいには刈り取ってしまうと良いです。 

ヒヤシンス

早春にいち早く春の訪れを感じさせてくれるヒヤシンス。香りにもとても癒されますね。ヒヤシンスはチューリップとは違い、永続型球根と言って球根が弱りさえしなければずっと花を咲かせてくれる植物です。ムスカリと同じく、花が終わったら種を作ろうと栄養分が使われてしまうので、花が終わったら一つずつ摘み取っていきましょう。葉と茎は黄色くなって枯れたら根元で切り取ります。2~3年に一度は新しい土に替えて植え替えてあげます。 

ヒヤシンスは水栽培で楽しむ方も多いですよね。水栽培で花を咲かせた球根も保存はできますが、やはり土栽培に比べると球根内に栄養を貯めにくくなっている為、翌年必ず咲くとは限らない場合もあるようです。けれども、水栽培でもきれいに花を咲かせてくれたことに、ありがとうの気持ちもこめてケアしてあげたいですね。花が終わったら根を傷つけないように容器から取り出し、30センチくらい掘った穴にたっぷりと水をいれてから植えます。今まで水だけで育ってきた為、ここで水をたっぷり入れないと、環境の変化で枯れてしまうことがあります。10日に1度のペースで液体肥料を与え、葉が黄色くなって枯れてから球根を掘り上げます。 

水仙

その爽やかで可憐な姿から、派手ではないもののひそかなファンが多い水仙。水仙の開花時期は1月~4月頃ですが、球根を掘り出すのは葉が枯れて球根が休眠に入る7月以降で大丈夫です。水分を多く必要とする植物なので花が終わっても葉が枯れるまでは水を与えます。球根を掘り上げたら、分かれている小さい球根を丁寧に手で分け、土を払い日陰で保存します。 

初夏に楽しめる植物

カシワバアジサイ

柏に似た葉がつくことからカシワバアジサイと名前がついています。鉢植えのものを購入し、冬の間は葉がすっかり落ちてしまっても、4月に入るころにはみるみる緑の葉が出始め、5月に入るころにはつぼみをつけ始めます。開花時期はおおよそ5月中旬から7月です。マットな質感の葉とシンプルな白い花が上品で、一株の鉢が置いてあるだけでもとてもおしゃれな空間を作ってくれます。秋には葉が赤く紅葉もするので、長い期間楽しむことができます。 

アジサイ

梅雨時、曇り空や雨にも映える花といえばやはり紫陽花。花や葉が雨に濡れる姿はとても綺麗です。紫陽花を育てる上で大切なのは、水やりと土の管理。青の紫陽花の花を咲かせたいなら酸性の土を、ピンクを咲かせたいならアルカリ性の土を使います。 

日本はもともと酸性寄りの土壌が多いため、道端の紫陽花は青いものが多いようです。 

紫陽花は大ぶりな花が付くので1~2本切って飾っただけでも存在感があります。鮮やかな色でお部屋も明るくなりますね。 

アナベル

こちらも紫陽花の種類のひとつですが、上品で可愛らしい花姿が人気です。花の初めは黄緑がかった花の色が、だんだん白く変わっていきます。初心者でも育てやすい品種と言われています。

切り花にして飾っても清潔感があって美しいですね。白とグリーンの色合いはやはり雰囲気をセンスアップしてくれる魅力があります。 

紫陽花の花は枯れてしまった後もドライフラワーとして人気があります。また違った楽しみ方ができますね。 

アガパンサス

とても涼しげで爽やかな初夏の花です。直植えすれば毎年花を咲かせてくれます。開花時期は6月頃から8月上旬です。梅雨のジメジメとした時期にも爽やかさを運んでくれますし、雨に濡れる姿も美しいですよ。切り花にしても素敵ですね。 

薔薇

女性の憧れの薔薇の花は本当に華やかで美しいですよね。薔薇の開花時期は5月~10月。意外にも梅雨時期の6月に最盛期を迎えます。曇りの多い梅雨空に鮮やかな色がとても気分を高めてくれますよ。 

薔薇の栽培は難しいと思われがちですが、育てる場所にあった品種を選ぶことで美しく花を咲かせてくれます。梅雨時に咲く花はとても美しいですが、湿度が高いのは苦手な植物でもあるので雨の時期は乾燥気味に育てましょう。 

自宅で育てた薔薇をお部屋に飾ると素敵ですよね。薔薇の剪定を行なった時に、切った枝を飾ることができます。お部屋が一気にグレードアップするような気品がありますね。 

モッコウバラ

春から初夏にむけてのこの時期によく見かけるのが、モッコウバラ。たくさんの小さい花をつけた姿を見たことがある人も多いのではないでしょうか。一般的な薔薇に比べて育てやすいと言われているので初心者にもおススメです。 

黄色い花のモッコウバラのほうがよく見かけますが、白い花のほうが香が強いといわれています。諸説ありますが、インド原産の植物由来の香料、「木香」の香りに似ていることからこの植物の和名はつけられました。

開花時期は4月~5月。寒さに弱いので日当たりの良い場所で育てるのが良いでしょう。花が終わって新芽が出るまでの6月以降に選定をすると、翌年またたくさんの花を咲かせてくれます。 

まとめ

いかがでしたか?球根は春の花を楽しんだら破棄してまた来年買えばいい・・そんな考え方もありますが、子どもたちとチューリップの球根を一緒に植えて、花が咲くのを心待ちにしていた場合もあると思います。それなのに花を楽しんだ後はあっさり捨ててしまうのでは少し悲しすぎますよね。花を咲かせてくれた球根をきちんとケアして大切に保管する、そんな姿までお子さんに見せてあげたいものです。また来年花を楽しめるのを一層心待ちにできますね。これから初夏に向かって楽しめる花も是非参考にされてみてください。春ほど花の種類は豊富ではないですが、初夏には初夏の植物の魅力がありますよ。

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