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マルティール通りで気軽にトリュフ料理を。

  • 2018.5.9
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ボボ族が地価をあげてしまったマルティール通り。新しい住民はボボっぽい洒落者だけど、通りを往来する人々の半分は地価が安かった時代の昔からの住民たちなので通りにはしっかりと庶民的な匂いが残っている。このミックスが、マルティール通りの個性なのだろう。総菜屋、パン屋、カフェなどに混じって、小洒落たレストランもちらりほらり。

アルティザン・ドゥ・ラ・トリュフと左右の3軒が通りには珍しく黒い外観だ。©Anne -Emmanuelle Thion

昨年秋、デパートのBHVに1号店をもつArtisan de la Truffe(アルティザン・ドゥ・ラ・トリュフ)もこの通りにレストランを開いた。フランス三大珍味のひとつをマルティール通り観光のついでに、ふらっと入って気軽に味わえるチャンスだ。内装もとてもカジュアルで、トリュフが高級食材であるということを忘れ、かしこまることなく食事が楽しめる。奥に長い店で、入り口部分ではトリュフのポテトチップスに塩やオイル、真空パックの料理なども販売しているのでエピスリーとしても活用できるアドレスである。

ご覧のようにカジュアルな内装のレストラン。各テーブルには必ずトリュフ・オイル、トリュフ・バルサミコが。

ミニピザ、タルティーヌ、ハム類の盛り合わせ……トリュフづくしの香り高い食事の時間がスタート。©Anne -Emmanuelle Thion

メニューは前菜、クラシック・メイン料理、季節のメイン料理。さらに最近の傾向で、チーズとハム類の盛り合わせや小さいサイズのピザなどアペリティフ・タイムのためのシェア料理も。もちろん、ここはトリュフ専門店。どの料理もトリュフ入りだ。デザートまでも! ウィークデーのランチなら、アラカルトだけでなくメインとデザートのセットメニュー(22ユーロ)のチョイスもある。

クロックムッシュー(15ユーロ)、スクランブルエッグ(15.5ユーロ)。ランチタイムならこれらとカフェ・グルマンがセットで22ユーロ。©Anne -Emmanuelle Thion

ラヴィオリ(20ユーロ)。こうしたクラシックなメインに加え、マグロのステーキ、スモークサーモンやタラマなど北欧風盛り合わせといった季節料理も。

フロマージュ・ブランとルバーブのパヴロヴァがセットされたカフェ・グルマンあるいはテ・グルマン(9ユーロ)。

通りに面したブティック部分ではトリュフのタラマ、トリュフのブリニス、トリュフのブリーなどを扱っている。

Artisan de la Truffe
19, rue des Martyrs
75009 Paris
営)月・火・水 11:00〜15:00、18:00〜22:00、木・金 11:00〜22:00、日 10:30〜22:00
無休
www.artisandelatruffeparis.com/en

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